六月・水無月に入った。
日曜日の午後は柔らかい雨となり、芽吹きの木々をしっとりと
濡らした。
グリーン・オン・グリーンのカツラのハート。
ミズナラの若葉は、少し下向きに開く。
こちらは、北欧産のドングリの木。
葉の形はカシワに似る。
この庭に植えられて20年余り、毎年、大量のドングリを生産するまでになった。
今年も、たくさんの花房を垂らして、豊作?の予感。
雨の中、珍客が姿を見せた。
1週間ほど前から、真っ黒の姿を見ていたが、ようやく画像にすることが
できた。
少し不鮮明だが、くちばしと目の回りが黄色い外は真っ黒くろすけの姿は
クロウタドリ(黒歌鳥)の特徴を備えている。
英名は姿のとおりの「ブラックバード」で、ビートルズに同名の曲がある。
1968年にP・マッカートニーが作った曲だが、アコーステックなギターに
乗せたバラードがなかなかいい。
【追記】
翌日の朝も顔を出してくれたので、もう一枚追加。
相変わらずぱっとしない画像だが、警戒心が強いのでこの程度。
大陸から東南アジアが生息範囲の黒歌くんは亜種らしい、どうやら
北の国での記録はほんの数例しかないようだ。
その後、スウェーデンの国鳥であることが解った。
ユー地区属するイー町は、スウェーデン中部のコミューンと姉妹提携
している。
そして、ただ今、訪問団がまさに出発しようというところ。
ただの珍しい黒い鳥が、特別の鳥に見えてきた。