もう、霜が降ろうというユー地区、大事な薪ストーブのメンテに取りかかった。
炉内清掃と煙突掃除は、自分的には早い時期に終えていたのだが、いくつか
気になった部分を残していた。
触媒付きエアーコントロール式の薪ストーブは、文字どおり薪を焚く炉内への
空気供給量で熱量や燃焼時間を調節する仕組みだが、そのためには気密を
保つことが最重要となる。
特に、開閉部分や二次燃焼室の気密はガスケットで保たれており、この部分
の交換時期に来ていたのだ。
昼近くになって、ストーブ屋さんから発注していたメンテ部品が届いたので、
重い腰を上げた。
今回の交換は、炉内奥のファイヤーバックと前面の両開きドアーのガスケット。
ファイヤーバック(左)の傷みはひどく、ほとんどボソボソの状態。
これでは、安定した燃焼は望めない。
劣化したガスケットを取り払い、ガスケットを接着していたストーブ用のセメントを
マイナスドライバーや金ブラシを使って根気よく除去する。
ドアー部分は、もうワンシーズンくらいは保ちそうだったが、この際なのでガラス
部分の清掃を兼ねて一緒に交換。
この耐熱特殊ガラス、一枚でウン万円のシロモノなので取り扱いは慎重に。
終わってしまえば、何事もなかったように鎮座する薪ストーブ。
気になる箇所はまだあるが、そこは片眼つぶって今回のメンテはこれまで。
じわっと、ストーブシーズンに入ってもらおう。
ここだけは、超高所作業のため2年に一度、屋根屋さんにお願いする
煙突トップ部分。
先日、雨漏り修理のついでに清掃してもらったので、心なしかピカピカ
している。
秋が深まるにつれ、日暮れの一時が輝きを増す。
マジックアワーなどと言うらしいが、春夜詩「春宵一刻値千金」の秋バージョンの
方がしっくり来る。
夜になって、ご近所からありがたい頂き物。
お山のクマさんの常食、山ブドウをおすそ分けしてもらった。
焼酎に漬けたりするのが多いようだが、わが家は煮込んだ後にガーゼ袋で漉して
再度砂糖と煮込んでジャムにする。
今夜の所は、房から実を外し洗浄するところまで。
山ブドウは種が大きく漉しても歩留まりが悪いので、これだけの山ブドウから小さな
ジャム瓶で2~3瓶がいいところかな。
薪ストーブの最終メンテと山ブドウ、関連づけて覚えておこう。
【翌日…】
煮出して、漉して、砂糖と香り付けのブランディ加えて、予想どおり
3瓶と少しの“山ブー”ジャムできました。
今年のは、ちょっと酸っぱいかな。