セゾン・ド・ユー

時々更新フォトダイアリー、北の四季とエトセトラ

赤と白と青と

2011-02-28 21:47:00 | 赤屋根サイロ

フランス国旗みたいな題名になってしまった。

そのくらいすかっと抜けた青空が広がった。

一度、脱帽した白のベレー帽、早春バージョンになって

戻ってきた。

 

 

木々の枝に積もった雪が、青空に映える。

 

 

 

小屋の赤屋根も、薄くて軽い雪に覆われた。

日が高くなったら落ちてしまう淡雪だ。

  

 

 

プンゲンストウヒ、ホワイトモミの枝も雪化粧。

手前右はアカエゾマツの幼木、左はミズナラ。

共に、苗やドングリから育てたものだ。

やがて、周りの木々に追いつき、見上げるようになるのだろう。

 

 

 

 

見上げるといえば、サイロ。

赤と白と青。

 

 

一本カラマツの背後の青空も見事なグラデーション。

この朝の最低気温は、氷点下23度。

如月の最後の日にしては、ちょっとシバレたかな。

 


それは、突然に

2011-02-26 00:02:13 | 赤屋根サイロ

日中暖かかったので、アメダス記録を見ると、24日14時には7.9度!まで

気温を上げたようだ。

 

 

 

 

その時は突然に。

圧倒的な暖気に、さすがの赤屋根サイロもシャッポを脱いだ。

白のベレー帽が似合っていたのだが…。

 

手前の小屋の屋根も、大方の雪が落ちて小径を塞いでいた。

 

 

 

 

去年は3月13日、一昨年は3月17日だから、今年の脱帽式はずいぶん早い。

 

 

 

 

 

積雪量も1mと少し。

少雪傾向と言っていたが、「傾向」はもう取ってもいいだろう。

 

 

 

 

どんな夏になるのやら。

簡単に温暖化などとは言いたくないが、微気象の変化だけでは

ないような。

 

 

 

 

早朝だというのに、既に気温はプラス。

昨晩から強い雨が降り始め、夜半まで続いた。

二十四節気の「雨水」を迎えたと言っても、この時期の雨は

温暖な地方のことだと思っていた。

 

また、ぐんと雪の嵩を減らしそうだ。

 

 


霧氷

2011-02-22 21:10:01 | 雪・シバレ

二月も半ばとなると、日中プラスの気温になり湿度が
高くなる日がある。

そんな日の翌朝、ぴりりとシバレると木々の枝先に
真白い華が咲く。









日が射して、僅かな時間に咲くはかない華だ。
霧氷と名は付くが、古い歌の題名ではない。











繊細な白い華は、枝先ばかりではなく木々全体に咲く。
和洋シラカバにも、野良生えのスモモにも。









日が昇る前のシルエットだが、カラマツ全体に華が咲いている。
少し待つと、いい画像が撮れるのだが、朝は忙しい。








赤屋根サイロに、朝霧をとおしてうっすらと陽が当たったところで
タイムアウト。

背後の大ハルニレも、白い華が青空に生えている。




雪降り・雪下ろし

2011-02-20 13:14:08 | 雪・シバレ


少雪傾向と言っていたら、雪が来た。
一晩で40センチ余り積もって、積雪量は120センチ程になった。
しかし、それでも少な目。

一本カラマツの枝も、雪の重みで雪面に着きそうなほど
垂れ下がっている。








少ないといっても、作り(強度・構造)の弱いカマボコ車庫
(屋根が板カマボコ型の簡易車庫)などは、やはり雪下ろしを
しなければならない。

今季、二度目の汗をかいた。





スコップの長さは110センチ。
右のように、ブロックにした雪塊をスコップを橇のように
して移動すると楽だ。





そうしておいて、雪塊を軒下に落とす。
積雪が多いときは、軒下が支(つか)えてしまうので、
この方法は使えない。

20分ほどで屋根1.5枚終了。







次は、こちら方面。
大屋根の左下は、軒先が繋がりそうになっているが、
ここではない。

中央やや右の、こちらもカマボコ車庫。
(雪に埋もれて見えないが…)

カマボコ車庫は、確かに安くて簡単に建つので人気があるのだが、
景観的にはあまりよろしくない。
最近では余計なことに、色を選べるようになっているらしく、
カラフルなものが建つようになった。
何とかガレージも大差ない。

選べる自由と勝手?
いやいや、何も申しておりません。







こちらも20分ほどで終了。

道路向かいのゴミ収集ステーションの上も随分積もったな…、
と思っていたら、ご近所さんが雪下ろしを始めた。
サンキュ!










春待つ一本カラマツ。
名前のとおり、一本だけで伸び伸びと育ったためか、
横枝が太く長く四方に張り出している。

雪が解けると、小枝・中枝が樹下一面に落ちている。
老樹には、冬は厳しい季節なのだろう。









赤屋根サイロの入り口も、半ば埋もれてしまった。
小屋根の上に雪が積もって帽子のようになっている。

入り口が開いたら、春風をいっぱいに入れてやろう。



日脚伸ぶ

2011-02-11 15:54:18 | ぐるりのこと
如月も半ば近く。
日差しも高くなってきた。








少雪傾向は、今も続いている。
この時期で、平地で90センチちょっとはかなり少ない。
ラズベリーの支柱(手前)どころか、ブルーベリーの
囲いも雪の上だ。









とはいっても、一本カラマツの下には軒下の雪が捨てられている。
屋根の雪も、凍り付いて落ちない限り悪さはしないのだが、
軒下に溜まった雪を除けるのは、ここに暮らす人間の本能だ。
本能を消すのは、難しい。







東中天に、七日目の月。
明日は上弦。

「旅の宿」の上弦は、「すすきの簪」だから秋だろう。
今の時期ならさしずめ、何の「かんざし」になるのかな?









家の中は、弥生到来。
今年は少し早めにご出座願った。
部屋中に、ナフタリンの香りが広がっている。









数日前から、暖房用のボイラー(手前)が沈黙している。
設置して十数年、設備屋は寿命だという。
この時期に暖房がないのはツラい。

夜から朝にかけて薪ストーブを焚き、仕事に出る前に
いっぱいの薪をくべ、空気を絞っておくと、夕方まで
小さな熾きが残っている。
念のため、デロンギのオイルヒーターを点けていく。
何しろ、室内で水道が凍結したら大変なことになる。
それ以上に、暮らしていけない。

補助暖房を含めて、暖房系統を複数持っていると、
こんな時には安心だ。

このボイラーには、引退願うしかないようだ。





寒気緩む

2011-02-05 15:41:52 | ぐるりのこと
節分、立春の頃が一番の寒さと積雪のユー地区なのだが、
この冬一番の暖気が入り込み、ちょっと一休み。

物置の屋根からも自然と雪が落ちてもうけもの。
でも、あちこちから落雪事故の報道があり、喜んでも
いられない。

雪の生活に慣れていたはずが、雪の事故に遭う…、
気をつけねば。








とはいっても、これだけの屋根の雪がオートマチックで
落ちたのはありがたい。
積雪の多い年ならば、暖気で雪が緩んでも、軒下で支えて
しまって、やはり人力で始末しなければならない。
この冬は、かように少雪ということだ。









前の通りも、なんとなくのんびりした景色に見える。

道路のどん詰まりの向こうは牧草畑、そのまた向こうが廃線に
なった鉄道の路床があり、また牧草地、谷地(湿地)と続き、
川に沿って下っていくと地区境の崖(がんけ)を見る。
以前はこの崖に沿って道路があったが、数年前にトンネルが
開通して便利になった。
そのまた向こうは湿地と改良した牧草地が川の両側に広がり、
やがてオホーツクの海へと続いていく。
河口近くには、アイヌのチャシ(砦)跡がある。
ユー地区から海に至るのは、そんな所だ。

何の変哲もない雪の通りの画像から、そこまで想像させるのは
ちょいと無理があるが…。








デッキにおいたテーブルに、家の中に持ち込む薪を仮置きしている。
田舎暮らしには、外と家の中間くらいの場所があると便利でいい。

デッキの向こうの日差しも、何となく和らいで見える。