セゾン・ド・ユー

時々更新フォトダイアリー、北の四季とエトセトラ

雨上がり…

2014-07-28 22:16:40 | ぐるりのこと

数日の強い雨が上がり、日差しが戻ってきた。

大暑を過ぎて一年で一番暑い季節。

と言っても、今日の最高気温は22度ほど。

連日30度、35度超えの地方の方には申し訳ない。

 

カリンズ(カーランツ、フサスグリ)の赤が、ルビィ色に熟してきた。

ここの夏色は、まずこれから。

この色になったら、そろそろジャム作りの収穫を始めなければ。

 

 

 

 

 

 

 

 

庭に咲く花の近況。

上左から、エキナケア・パープレア、黄花エキナケア(正式名称不明)。

デイリリー(同前)、桃花モナルダ(同前)。

モナルダ(ベルガモット、タイマツバナ)は、いつもはうどん粉病にやられて葉が真っ白に
なるが、今年はこれまでに二度ベンレートで殺菌したので、何とか緑の葉を保っている。

 

 

 

 

 

 

ギボウシ類も、淡い紫の花を咲かせ始めた。

株が大きくなるにつれて、花柄の上がる数も増えてきた。

 

 

 

 

 

 

今日は、嬉しいことがあった。

カラマツ林でかりかりと音がするので覗いてみると、エゾリスくんがクルミに歯を立てて
食事?の真っ最中。

いつもデッキに来ていたエゾリス・チビトトかどうかは不明だが、冬にバトルを見せていた
三匹の内の一匹には間違いないだろう。

小さなカラマツ林に、エゾリスくんが居ると思うだけで気持ちが豊かになってくる。

道路横断には、くれぐれも気をつけて慎重に!

 

 


雨…

2014-07-27 22:49:04 | ぐるりのこと

昨日の昼を過ぎる頃から、強めの雨。

恵みの雨か、涙雨か…。

 

25・26年前に植えた、イヌエンジュがたくさんの花を付けている。

心材が濃色で、外材が黄色のこの木は細工品などの材料になる。

北の国は番外地のニポポ人形も、この木から作られる。

 

 

 

 

 

 

マメ科の木なので、何となく豆の花を思わせる。

 

雨に濡れた、イヌエンジュの向こうの赤屋根の家は、少し寂し気に見える。

 

 


夏の日

2014-07-21 21:08:29 | ぐるりのこと

朝から気温が上がり、日中は30度近くまで上昇。

夏色があれば、こんな日を例えてのことだろう。

一日中、デジカメ持って出たり入ったり。

いや、“外は暑くて…”と言ったら、南の方から“その程度で!”と叱られそう。

 

 

 

 

 

 

朝の斜光線を浴びる、エリンジウム・プラナム。

もうすぐ、その鋭い棘に薄青い色を帯びることだろう。

 

 

 

 

 

 

ニンニク畑、ネギ畑を、HDR画像で。

ニンニクは、柄や葉が自然と枯れ始めると収穫時期だが、この畑の収穫はもう少し先と
見た。

ネギは堅くなるので、芯を摘んで脇目を出させる工作を。

 

 

 

 

 

 

もう一枚、HDRで。

このデジカメのHDRは、雲のある空や建物、石畳、木陰が落ちる地面などが得意描写。

シャッターを押すと、“ジャ、ジャ、ジャ”という感じの音がする。

多分、露出を変えて三重撮りして内部合成を掛けるような処理をしているのだろう。

ノーマル画像の撮影よりも、プレビュー画面が出てくるまで随分時間が掛かるので、必死?
になって画像処理しているのだろうな。

いえ、デジカメ内部のハナシです。

 

 

 

 

 

HDRを掛けないと、こんな感じ。

「夏の日」というテーマなら、上の画像がそれらしい?

 

 

 

 

 

 

白色のカーランツは、既に実が熟し始めた。

先っぽの方まで実が入るにはもう少しだが、朝日にかざすと、種が透けて見える。

ジャムにするには、まだしばらくいとまがある。

 

 


文月・HDR

2014-07-19 21:12:54 | いつかの空

三連休初日、芝を刈り、先日上野ファームから仕入れてきた花の苗を
植え込んだ。

数日前のぎっくら腰が再発気味で、力仕事は断念。

夕刻、ちょっと西空が染まったので、デジカメのHDR機能を使ってみた。

倭国語で、“ハイダイナミックレンジ”を何と訳すか解らないが、ハイで、
ダイナミックな感じはするわな。

 

 

 

 

 

 

デルフィとジキタリスと白花ヤナギ蘭とエレムルスと、そんなところ。

強い雨風がなければ、もうしばらくこの状態を見られるのだが…。

 

 

 

 

 

 

夏の赤屋根小屋とサイロ。

HDR画像にすると、ちょいといい感じ。

芝を刈り終えてから、ぎっくりが来て良かった?

サテ…

 

 


庭に咲く花々~文月編~

2014-07-18 21:14:59 | 庭・ガーデン

今朝は雲が低く、コントラストが付かないので花のアップを中心に。

トップは、ベルエトワール。

和名、香り梅花卯木、又は西洋梅花卯木、ヒノマルバイカウツギとしているものもある。

その名のとおり、淡い良い香りがする低木ウツギの花だ。

バックガーデンに定植してから、良く咲くようになった。

この種の花には珍しい、四枚花びら。

 

 

 

 

 

 

こちらは、普通種?の卯木の花。

♪卯の花ぁの匂う垣根に、ホトトギス早も来鳴きて…♪の卯の花と勝手に思っているが、
本当のところは解らない。

選びに選んでキレイな花をデジカメに納めたが、ほとんどが終わりかけで、どちらかと
言うと「卯の花腐(くた)し」の状態になっている。

さすがの北の国でも、「♪夏は来ぬ」というには遅すぎる。

 

 

 

 

 

 

野の花もひとつ。

多分、フジバカマの仲間のヨツバヒヨドリ。

この時期になると、ちょっとした路端などでよく見られる。

和の雰囲気を持っているので、草刈りで刈ってしまうには惜しい花だ。

 

 

 

 

 

 

この夏初めてのコスモスが咲いた。

去年のこぼれ種で、あちこちに苗が育っているので、もう少しするとにぎやかになる
ことだろう。

秋桜の和名に合わせるには、種を撒く時期を遅らせるのが良いかも。

 

 

 

 

 

 

在来種のホタルブクロがようやく開いた。

と言っても、この辺りには自生しないから、在来と言えるかは微妙。

少しポップに仕上げている。

 

 

 

 

 

 

こちらのホタルブクロは、今シーズン何度か登場している、ウェディングベルという名の
カンパニュラ。

白い花は良いのだが、茎が細い割りに花数が多く付くのでこんな風になってしまう。

誰かさんも言っていたが、垣根やラティスに絡ませて咲かせるのが良いように思われる。

花の色形、風雨に強い立ち姿、花期の長さなど、三拍子揃ったものはなかなか無い。

 

 


上野さん

2014-07-14 21:54:54 | 「ユー」のそと

所用があって北の国第二の都市、A川市へ。

用事を終えて少し時間があったので、お馴染みの上野さんのガーデンへ。

ここは、何度も来ているが、至る所にプロのワザが垣間見えて参考?になる。

 

トップは、ミラーボーダー。

左右対称をイメージして作庭した、との説明がパンフにあった。

 

 

 

 

 

 

この庭には、クレマチス類が至るところで効果的に使われている。

蔓性の植物なので、絡まる何かを手当てするか、背の高い植物の中に植えて絡ませる
のがテクニックのようだ。

 

 

 

 

 

 

もう一つ目に付いたのが、この季節になると路端などにも見られる地物ベロニカの
クガイソウ。

背の高い青紫の穂花は、こんな風にメインに仕立てることもできる。

 

 

 

 

 

 

ホリホックもここでは元気。

葉に病気が付きやすい品種だが、どうやって防除しているのか聞き損じた。

 

 

 

 

 

 

特に、この色の濃いのが目に付いた。

わが家の庭にも、植わっていたような気がしたが…。

 

 

 

 

 

 

ここにも、クレマチス。

奥で熱心にボーダーを見るその先には…?

 

 

 

 

 

 

淡いピンクがかった、これまたクレマチス。

一部の花は終わり、特徴的なヒゲになっている。

 

 

 

 

 

 

小さなレストランの、納屋カフェの周りには、コンテナガーデン。

存在感のあるダリアと、ぽやぽやした中くらいの花が調和している。

 

 

 

 

 

 

勝手に咲いているようで、全体としてひとつのコーナーとして完結している。

 

 

 

 

 

 

簡単なようで、なかなかこうは行かない。

 

 

 

 

 

 

最後に、苗屋さんに寄ってみたが、いつも目の毒。

この日も数種の苗を、カゴに入れてしまったのでした。

また、苗たちの居場所を見つけてやらねば。

 

 


続々々・文月の庭

2014-07-13 21:22:00 | 庭・ガーデン

デルフィニウムの季節が来た。

去年、同じような画像でアップしたのが7月20日だから、ちょっと早め?

ちなみに、一昨年は7月16日

北の国の夏に、似合いの花と勝手に思っているが、空の色とこの庭の
花の色が合っているからかも知れない。

真っ直ぐ天に向かって伸びる姿は、今の季節を代表する花。

 

 

 

 

 

 

ちょっと角度を変えると、花の色がよく解る。

この色が一番で、この後群青色が咲き、マイカ(雲母)混ざりの水色が咲く。

何れもブルー系がこの庭のデルフィ・スタンダード。

 

 

 

 

 

 

青色系でもう一つの主役を狙うのは、手前のエリンジウム・アルピナム。

今年は咲き年で、今までで一番花数が多い。

いかんせん、デルフィには背の高さが遙かに及ばないが、脇を固める役に徹すれば
この庭に欠かせないバイプレーヤー。

 

 

 

 

 

 

白色のヤロウ(ノコギリソウ)咲く側から見ると、ジキタリスの濃桃色が目立つ。

それは、バックが青色の倉庫と芝生と立ち木だからと思われる。

 

 

 

 

 

 

 

バックガーデンから、代表選手を一花。

去年は花柄が一本しか伸びなかったが、盛大に増えてくれた、ペンスラモン・ダークタワーズ。

ペンスラモンは、登山が趣味なら“イワブクロ(タルマエソウ)”の仲間と言えば、“ああ!”と
思う方も多いのでは。

下向きに袋状に咲く花は、ジキタリスに似ている。

もっとも、イワブクロもジキタリスも、同じ“ゴマノハグサ科”なので似ていて不思議はない。

 

この株の特徴は、セカンドネームが示すとおり、葉と茎が濃色であること。

萼片のくちゃくちゃ感や、淡いピンクの花との対比も面白い。

 

 

 

 

 

 

そろそろ背丈が伸びてきた、斑入りの糸ススキ。

わずかな風に、さわさわ揺れる姿が涼しげだ。

 

 

 

 

 

 

最後に、夕刻のデルフィ。

どちらがどうと言うことはないが、こってりとした西日が当たると、少し暑苦しげな
画像になると思うのは自分だけ?

雨風に弱い花なので、暑くても寒くても良いから、もう少し晴天が続いて欲しいと
思う日々。

 

 


続々・文月の庭

2014-07-11 21:32:20 | 庭・ガーデン

ようやく、“庭”らしくなってきた庭。

6月の天候不順が響いているが、花を付ければ忘れてしまう。

三年前から作り始めたバックガーデン。

植わっている草々花々が、自分の居所を見つけ始めたというところか。

庭が一人前?になるには少なくても5~6年の歳月を要するという。

バックガーデンは、まだまだ。

 

 

 

 

 

 

  

サルビアネモローサ・カラドンナ(左)と、サルビアネモローサ・ローゼンウェイン(右)。

立ち姿が良くて、雨にも強いのでお気に入り。

 

 

 

 

 

 

ヒメフウロ(塩焼草)の半分は、紅葉?が始まって葉っぱが焼けて真っ赤。

種を飛ばしてどんどん増え続けている。

どこまで勢力を増すか、要観察。

 

 

 

 

 

 

リナリア・プルプレアのピンク。

これも、種を飛ばして、小さな苗があちこちに。

 

 

 

 

 

 

フランス菊もわが世の季節。

 

 

 

 

 

 

 

 

恒例、ベリー類途中経過。

上左から順番に、ラズベリー、カーランツ、ジュンベリー、ブルーベリー、ハスカップ。

ハスカップが少し色づいてきたが、まだ酸っぱい。

まあ、熟しても酸っぱいが…。

 

 

 

 

 

 

間伐したハルニレの株を囲む、パイナップルミント。

ミント類は、土とお日様があればどんどん増えると思っていたが、このミントは
少しお上品?で、こぢんまりとまとまって数年。

 

 

 

 

 

 

フロント側は、こんな感じ。

エリンジウム・アルピナム、白花ヤナギラン、一本だけのエレムルス。

ここの定番、デルフィニウムは二分咲き程度なので、またこの次にお預け。

 

 

 

 

 

ヤナギランはひと株の苗から6~7本に増えたが、エレムルスは数年前
5つほどの球根を植えたのに、今はこの一本。

こう、寄り添ってみると、ちょいといい感じ。

 

 

 

 

 

 

 

ほだ木でもらった“タモギキノコ”、このキノコはみそ汁の具に絶品。

しばらく旨いみそ汁にありつけそうだ。

タモギキノコの“たも木”は、ハルニレのことで、このほだ木も“たもの木”。

山中の倒木などに、抱えきれないほどのキノコが出ていることがあるが、
そんな幸運はしょっちゅうあるわけでない。

やはり、旨いみそ汁にありつきたかったら、この方法。

 


カラマツ林で…

2014-07-08 22:13:11 | いきものたち

ようやく気温が上がり、暖かい朝を迎えたので林の中へ。

頭上が騒がしいので見上げると、チビトト。

興味ありげに、樹上からこちらを観察?

声を掛けると、じっとこっちをみてから、サッと身を翻す。

 

 

 

 

 

 

そんな朝の出来事だったが、仕事から帰って悲しい知らせ。

日中、近くの道路で輪禍に巻き込まれた一匹がいたとのこと。

ご近所さんが見つけて、丁重に葬ってくれたらしい。

この一匹とは断定できないが、もしそうならば「早く山に帰して
あげていれば…」との悔いが残る。

地中に眠る一匹に、合掌。

 

 

 


続・文月の庭

2014-07-04 23:03:10 | 庭・ガーデン

7月初旬の庭の花の続編。

プラス、良く増えて勢いを増してきた花の特集。

今回は、お日様も差さないので、デジカメの機能を使って色を少し盛ってみた。

 

タイトル画像は、冬にカラマツを倒した跡に咲く野花。

フランス菊、エフデタンポポ、ブタナ、ダイアールカモミール等々。

お日様の光が潤沢に当たるようになると、一気に元気を取り戻す花々。

 

 

 

 

 

 

その中でも勢いを増したのが、このレディースマントル、別名アルケミラモリス、和名は
ハゴロモグサ。

この花は、半日陰でもよく増えてくれるが、この状態で増える勢いが違うように思える。

草イチゴが一番の場所だったが、すっかりテリトリーを奪われた感じ。

 

 

 

 

 

 

こちらも勢いを増した、マンテマの類。

白花、赤系花、ピンク花の何れも、どこからか種が飛来して定植したもの。

正しい名前が解らないものの一つ。

 

 

 

 

 

 

カラマツの日陰にひっそりと咲いていたルピナス。

大きく伸びた花穂がトレードマークのルピナスも、こう咲かれると別の花に見える。

 

 

 

 

 

 

ゴールデン葉と普通葉?のアニスヒソップ。

どちらも種を飛ばして良く増えるので、一定の抑制が必要。

ここは、来年がその正念場。

 

 

 

 

 

 

三年前に定植したブラックベリー、今年初めて花が付いた。

“ブラック”という割りに、正反対の純白な花。

この分で行くと、いくらか実を付けそうだ。

匍匐性が強い品種なので、どう増やしていくかが課題。

(この画像は、色盛りはしていない)

 

 

 

 

 

 

最後に、先日テーマにしたジキタリス。

花穂の上の方まで花が開いて、ほぼ満開状態。

オマケに色を盛ったので、少し厚化粧になってしまった。

こちらも、ここまで増えたので、来年以降の方針を決めていかねばならない。

自由に咲かせてやりたいのは、山々だが…。

 

 

 


文月初めの庭の花

2014-07-03 22:15:39 | 庭・ガーデン

北の庭でも、さすがにこの時期になると、夏の花が開いてくる。

タイトル画像は、カンパニュラ・プンクタータ・ウェディングベルという名を戴いた
到来物のホタルブクロ。 

なかなか良い花だが、繁殖力旺盛のようなので要注意。

 

 

 

 

 

 

 

ツユクサ二種。

左が普通種に近い、トラディスカンシア・コンコードグレープ。

右が、黄葉種のトラディスカンシア・サンシャインチャーム、どちらも強耐性種らしく
良く増え、良く花を付ける。

 

 

 

 

 

 

サルビアネモローサ・ローゼンウェイン、優しい花色が特徴の宿根サルビア。

葉っぱとのバランスも良い。

 

 

 

 

 

 

 

小さい花に濃い赤色が目立つ和製ヒューケラ(左)と、増殖著しいイワミツバ。

イワミツバは、花を見ればセリ科に属していると出自がバレる?

 

 

 

 

 

 

特徴的な星状の五枚の花びらを開く、ミツバシモツケのギレニア・トリフォリエータ。

去年からみると、一気に花数が増えてきた。

 

 

 

 

 

 

 

繊細なレースのような花を付ける、リナリア・プルプレア。

花色が青紫系とピンク系の二種があり、これも株を太らせるのと種を飛ばしてのダブルで
増殖中。

 

 

 

 

 

 

次から次へと花を咲かせ、小さなイチゴを付ける、ワイルドストロベリー。

草イチゴといった方が似合いか。

庭で草取りをしながら、つい摘んでほおばってしまう。

お腹の足しにはならないが、口いっぱいに素朴なイチゴの香りが広がる。

 

7月の庭になくてはならない、名バイプレーヤー。