セゾン・ド・ユー

時々更新フォトダイアリー、北の四季とエトセトラ

春への階段

2012-03-31 15:06:57 | 赤屋根サイロ

多雪・寒冷の冬だったが、さすがに弥生三月も末。

29日朝に140センチあった雪も、30日日中に12度まで気温が上がり
夕方には雨が降り出して、今朝31日には120センチを切った。

赤屋根サイロの帽子も、29日に脱いだようだ。
サイロの屋根の雪が落ちると、ユー地区にも春への階段が見えてくる。

 

 

 

 

雪の帽子を脱いで、早春バージョンの赤屋根サイロ。

 

 

 

 

大量の雪がサイロ入り口の前に落ちた。

これで、安心してサイロの下まで行くことができる。

 

 

 

 

 

カマボコ物置もようやく屋根が見えてきた。

この小屋は、シャッターの調子が悪いので雪が解けたら修理
しなければならない。

簡易的な構造のため、地盤や雪の重みなどで狂ってしまうようだ。

 

 

 

 

カラマツの下には、大量の枯れ枝。
何やら、一面に小さなつぶつぶも…。

 

 

つぶつぶの正体は、これ。
カラマツの松ぼっくりから落ちた種。

カラ類たちが落とすのか、自然と風で落ちるのか。

 

 

 

 

 

軒下の雪の厚さが、よくわかる。

もう、溶ける一方だが、この時期としては多い方。

 

 

 

 

 

 

赤屋根サイロでは、スズメのカップルが仲良く羽を休めていた。
巣作りを始める相談でもしているのだろう。

あちらでも、こちらでも春への階段が見え隠れしている。

 

 


寒暖交錯す

2012-03-18 13:45:24 | 雪・シバレ

このところ、暖気と寒気が入れ違いに訪れる。
昨日は、プラス6.4度まで気温が上昇し、積雪も150センチを切った。

予感がして小屋を見ると、赤屋根が見えていた。

 

 

 

 

残念ながら、2~3割は残ってしまったが、これも遠からず落ちてしまう
だろう。

この時期、落ちる、すべるは禁句らしいが、適当な言葉がなく致し方ない。

赤屋根サイロは厳しい状態が続いているが、今日の所はセーフ。

 

 

 

 

 

 

玄関先の雁木も敷いてあるレンガが見えるようになった。
暖気で溶け、寒気で凍るので足下注意。

裏では、デッキ面に陽が入らないので、ラティスの外側の雪を
少しはねた。

  

 

 

 

それでも、春は名のみの風の寒さや。

掘り下げた雪は、暖気に汚れる前の純白の佇まいだ。

灰を撒くのは、まだちょっと気が退ける。

 

 

 

 

 

カラマツの林床で、ミヤマカケスがしきりと何か探している様子。

春風にカラマツの松ぼっくりから撒かれる、小さな松の実でも啄んで
いるのだろう。

でも、悪食のカケスにそんな美食?趣味があったかな。

 

 


オーバーベレー

2012-03-10 21:46:22 | 赤屋根サイロ

何度か話題に上らせた、赤屋根サイロの雪帽子が更に大きく
なってきた。

3月に入って、雪質が真冬と変わり、嵩が減ってきたと書いた
とたんに、また大雪が降った。

7日から8日にかけて一気に34センチ積もり、積雪は190センチを
超えた。
これは、弥生三月としては、ユー地区の過去最高積雪深となる。

 

 

 

 



 

方向を変えてみると、それまでのベレー帽の上に更にベレーをかぶったように
なっている。

オーバーズボン?のようなものだから、オーバーベレーと命名。

 

 

 

 

 

ついでに、一本カラマツもゲスト出演。

母屋の屋根からの雪を、カラマツの下に捨てているので、下枝に
アタマがぶつかるほど。

 

 

 

 

それにしても、もうすぐ三月半ば。

小屋の屋根の雪も厚くなってきたが、暖気が来たら一気に落ちるだろう。
(…と、期待)

 

 

 

 

 

大雪のせいか、川の流れもまだまだ深い雪の下。

 

 

西日を浴びて、河畔の柳がいい影を作っていた。

少し雪解けが進む頃、ネコヤナギもほころび始める。

 

 

 

 

 

サイロに戻る。

こうやって、帽子が左に流れるようになると、終わりも近い。

締まった雪の上に、湿った雪が降ったから、かなりの重さになると
思われる。

暖気の日には、近づかないのが賢明。

 

 

 

 

デッキから見える巣箱を、下見に来たスズメのペアー。

めっきり減って、さえずりも聞こえない時期があったりしたので
心配していたが、どうやら大丈夫のようだ。

明日には、巣箱の中の掃除でもしてあげよう。

 

 

 


三月の雪質

2012-03-04 17:00:47 | 雪・シバレ

大雪が降った後は、目減りするばかりの三月の雪だ。
日差しが強く、暖気の日が混じるので、表面が崩れ始め
あばた面になる。

こうやって、いつもこの時期、雪は劣勢に立ち位置を変え、
その身を溶かす方に傾く。

 

 

 

 

 

屋根の雪も腐り始めている。

赤屋根サイロの方は、これ以上に太れないほどに育った雪帽子を
かぶっている。

これから、左側の方が垂れ始めて斜にかぶったようになると、帽子
の季節は終わりを迎える。

 

 

 

 

 

シーズン最後(多分)のカマボコ車庫などの雪下ろしをした。

このくらいになると、下ろすというより、掘り出す感じになる。

雪の質は、もう真冬のそれではない。

 

 

 

 

こちらも納め時なので、朝日に照らされた一瞬を記念?に
はり付けてみる。

一年の内の、この季節だけを見てきた人形たちも、今年の
役目を終える。

明日の暦には、「啓蟄」の節気が見える。
さすがに、雪の下から這いだしてくるような粗忽虫はいない
だろう。

 


弥生、おお雪

2012-03-01 21:21:32 | 雪・シバレ

二月に入ってシバレが続いていると思っていたら、弥生三月を
迎えた初日に大雪が降った。

風を伴わない湿った雪が一晩中降ったらしく、周囲の木々は
重みで枝を垂れさせている。

ユー地区、当初今シーズンの積雪は平年並みと思っていたが、
ここに至って、積雪深160センチと並の年を超えた。

 

 

 

 

 

玄関を出ると、日の出前のこともあるがほの暗い。
雁木部分の軒が屋根からの雪で繋がっているのだった。

こうなると、しっかりとしたラティスを付けておいて良かったと
改めて思う。

少なくとも風の付かない雪ならば、雁木の除雪はほとんど
手間がかからないからだ。

 

 

 

そこを、外から見るとこうなる。
屋根からの雪と軒先が繋がったのは、何年ぶりかのことだ。

 

 

 

 

 

ケーブルテレビになって使わなくなったアンテナにも、
少し先が赤くなり始めたカツラの枝にも、湿った雪が付く。

 

 

 

シラカバの黒い枝にも…。
(シラカバの細い枝は黒い。ダケカンバは枝まで白い)

 

 

 

 

 

裏へと回る小径は、屋根から落ちた雪を開けると、谷底から
這い出ていくような登り径になった。

一方、小屋への入り口は、穴蔵に降りていくような下り径。

 

 

 

 

 

東(ひんがし)の山の端に、一瞬、弥生の初日(はつひ)が顔を出して、
すぐ、群雲にかき消された。

デジカメのデータを確かめると、7時1分。
雪は漸く已んだようだ。