セゾン・ド・ユー

時々更新フォトダイアリー、北の四季とエトセトラ

霜月晦日

2014-11-30 15:19:26 | ぐるりのこと

冷え込みはするが、雪が積もるまでもなく、穏やかな霜月の晦日とは
なった。

アキアジの遡るのを終えた川面に映るは、雪待ちの空か。

 

 

 

 

 

 

 

振り返ると、遠くに残雪を残す山肌。

 

 

 

 

 

 

周囲の木々も、アオキを除きほとんど葉を落とした。

 

 

 

 

 

 

囲われた低木の根元に、落ち葉が溜まる。

 

 

 

 

 

 

セイヨウシラカバに絡んだアイビーにも、紅葉の名残が僅かに見える。

 

スキー場では記録的な雪不足で、平年の3割程度とか。

月が変われば、雪降りを過ぎて暴風雪の予報。

いつ来られても、文句を言えない時候だが、スキー場は別として、入りは
穏やかに願いたい。

 

 


もう一つのリース

2014-11-24 16:24:54 | エトセトラ

フレッシュリースのついでに、季節モノということでもう一つのリース作りの
お披露目。

以前、紹介したような気もするが、忘れた頃ということで…。

素材は、大きめの松ぼっくり。

この松ぼっくりをつける松は、ユー地区に何本かしかないので、落ち頃を
見計らって、拾いに行く。

 

 

 

 

 

 

 
 

さっそく、手順。

松ぼっくりの大きさはけっこうまちまちなので、同じくらいのでキレイなものを7~8個
並べてみて仕上がり状態をイメージする。

太めの針金を1m20~30cmに切って半分に曲げ、フックに掛けるための輪っかを
作る。

松ぼっくりの鱗片の間に針金を巻き付け、一つ増やす毎にペンチやプライヤーで2
~3回巻き止めする。

最初の一個は、フックの輪っかに対して90度の角度で巻き止めし、次の松ぼっくりに
繋げていくのがコツ。

 

 

 

 

横から見ると、こんな感じ。

松ぼっくりの大きさ高さが違う場合は、針金を回す場所で高さ調節できる。
(ちょっと高度なテク)

 

 

 

 

 
 

最初に決めた個数を針金で繋げたら、最初のフック掛けの付いている松ぼっくりに針金を
回し、回し止めする。

ワイヤーカッターで余分な針金を切り落とし、切り口でケガをしないよう内側に曲げるなど
の処理をする。

 

 

 

 

このままだと、松ぼっくりの“飾り面”が揃っていないので、手のひらで曲げながら形と
方向を整える。

これで、ベースの出来上がり。

 

 

 

 

使う道具は、こんなところ。

針金は細いと扱いやすいが、出来上がりが“ふにゃふにゃ”した感じになるので、ちょっと
太めを使うのがコツ。

コンベックスは、針金の長さを測るのに使うが、7個リースで120センチ、8個リースでは
130センチ位か。

切断した先が尖っているので、人のいるところで作業をする際には注意が必要。

 

 

 

 

7個リースが一つと、8個リースが二つできた。

これで完成でも良いのだが、今回はスプレーで彩色してフィニッシュとする。

 

 

 

 

 

色づけは好みによるが、やはり白系やシルバー系が無難。

わが家の室内壁は、フィニッシュオイルを塗った杉板壁のため暗色系になっている。

この様な壁色の場合は、ちょっと白っぽい方が引き立つ。

逆に、白壁系ならばそのままのナチュラルカラーを生かしてもいい。

塗装には、アクリル系のスプレーが便利。

 

 

 

 

何年か前から、デッキの壁に掛かっている松ぼっくりリース。
(これは大型の12個リース。中に7個リースを入れて、その真ん中に1個の構成)

大切な?ホールを塞いでしまっているので、リース本来のデザインからはちょっと
外れるかも。

 

幸を呼ぶというリースを、あちこちに掛けていよいよ年末を迎える。

 

 


また、リースの頃

2014-11-22 21:29:47 | エトセトラ

空気が冷えて、地上が雪に覆われる直前の時期。

ここの通りは、リースの頃を迎える。

地産のエゾマツ、トドマツンなどのフレッシュリーフでリースを作る。

ご近所さんの女性方の季節行事。

 

 

 

 

 

 

 

当方の手伝いは、集めておいた松ぼっくりにカラースプレーをかけてオーナメントの
素材を作るくらい。

赤、白、銀、金くらいなら、オーダー受付可。

山ブドウやコクワ(サルナシ)の蔓で作る、リースのベースはまだリサイクルが効いて
いるので大丈夫。

 

 

 

 

 

 

作業小屋の中は、バルサムの香りでいっぱい。

針葉樹の枝先を細いワイヤーで束ねて、ベースの蔓の輪っかにくくりつけていく。

何年も続く、慣れた手順。

 

 

 

 

 

 

 

今年は、キラキラ系のリボンが特徴のようだ。

松ぼっくりのオーナメントも効いている。

 

 

 

 

 

 

外は?といえば、葉を落としたオニグルミの木が冬日に光っていた。

その後ろのアオキ(針葉樹)が、リース素材となる。

 

 

 

 

 

 

カラマツも葉を落とすと、カラスの巣がくっきりと影を作る。

巣の高さで、その夏の雨や洪水を占うと言うが…。

 

 

 

 

 

 

 

今日はリースで始まったが、地面に目を移すと、野草たちははや来春への備えに余念が
ない。

ギョウジャニンニク(左)と、アキタブキ(右)の芽がしっかりと顔を出していた。

 

リースの頃の、季節の表情。

 

 

 

 

【画像追加】
  

リース通り、ご近所さんのドアーに飾られた様子を追加。(11/24)

 

 

 


日の出前から

2014-11-20 21:19:49 | ぐるりのこと

この時期、山の端からが日が出るのは7時半前後。

夜明け後、日の出前のカラマツ林のたたずまい。

気温は、-6度ほど。

 

 

 

 

 

 

ひととき、ぐるりも“シン”と沈む。

 

 

 

 

 

 

霜を纏ったツルニチニチソウに、朝日が差す。

 

 

 

 

 

 

ポロヌプリのお山の雪も、際だってきた。(HDR画像)

 

 

 

 

 

 

朝日の当たる小屋も。(HDR画像)

 

 

 

 

 

 

 

近所の子ども達が、登校する時間になった。

さすがに、ユー地区の子らも冬支度。

 

道草せずに、学校へ行けよ。

 

 

 


今日のぐるり

2014-11-16 20:35:09 | ぐるりのこと

この時期の大雪、“根雪にはならないだろう”という大方の予想どおり
今日の積雪深は1センチまで減った。

とは言っても、日陰や軒下には、かなりの雪が残る。

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、今日のぐるりの様子。

雪の中から、仕舞うべきもの、片付けなければなかったものなど掘り出して小屋の中などへ。

このまま降ってしまったら、全部雪の下であきらめもつくのだが、こうなってはそうもいかない。

 

 

 

 

 

 

 

こちらは、エゾリスさん。

近くまでは、来ているようだ。 

 

 

 

 

 

 

 

でも、こんな足跡もあるので気をつけましょう。

キタキツネさんに、だまって捕られるエゾリスさんとも思われないが…。

 

 

 

 

 

 

到来物のするめいかも、保存食のスルメに仕上がった。

何とも良いニオイがする。

 

 

 

 

 

 

リンゴの里、Yo市のTa家さんからは、美味そうなリンゴとリンゴジャムが送られて
きた。

ほんわかラベルがいい感じ。

ハックナインは知っているが、イーワンって初めてかな?

ググってみると、「E-1」のことで、酸味がアセロラ並に強く、生食には向かないと
ある。

どうやら、加工用の品種のようだ。

 

ごちそうさまです。

 

 


その前、その後

2014-11-14 21:03:29 | 雪・シバレ

いよいよ、来た。

11月13日は、日中どんどん外気温が下がり、日差しのある空は曇りに。

そして、風が増し、雨が落ち始め、雪に変わる。

 

N本海側から雪は降り始め、内陸、OH海側と広がった。

13日夕刻の積雪は、13センチほど。

 

画像は14日の朝、積雪は最大で23センチに。

 

 

 

 

 

 

画像は、13日の朝。

この日は、夕刻に掛けて、半日でタイトルのような景色に変わったことになる。

やり残していることも、あれ、これと思い浮かぶが、まだ、根雪になることはなかろう。

 

 

 

 

 

 

雪のカラマツ林。

これも、数日前の画像と比べてみると、劇的変化。

 

 

 

 

 

 

玄関前の道路にも、初めての除雪が入った。

 

 

 

 

 

 

 

デッキからの景色は、11日から14日の3日でこう変わる。

エゾリスたちは、どうしているだろうか。

 

 

 

 

 

 

デッキも覆われるほどの雪が積もっていたが、テーブルの上にはエゾリスの足跡が
残っていたとのこと。

どうやら、去年の訪問者が朝食を求めて寄っていったらしい。

 

この雪の季節を迎えて、また朝飯準備が始まるか。

 


今ひとたびの

2014-11-11 21:04:19 | 初霜・降霜・遅霜

日の出がめっきり遅くなった。

朝、霞がかかることも度々。

今ひとたびの…、昔の映画にこんな題名があった。

 

7時02分、雲に隠れてまだ陽は射さない。

 

 

 

 

 

 

エキナケアの葉には霜。

葉にも色違いがあり、表情違いがある。

 

 

 

 

 

 

ポロヌプリの頂きには、もう陽が当たっているようだ。

ただ、山自体が靄に霞んで、浮島のように見える。

 

 

 

 

 

 

すっかり葉を落とした、落葉松主体の疎林。

何本かトドマツも見えるが、成長の早い落葉松の中にあると、時を経て立ち枯れる
運命のようだ。

 

 

 

 

 

 

木々の葉が落ちて現れた、赤屋根サイロ。

左右にある、赤屋根小屋と赤屋根住宅は、トドやエゾ松に隠れている。

 

 

 

 

 

 

7時40分、ここの庭にも陽が射し始めた。

今ひとたびの、朝。

 

 

 


季節の訪問者

2014-11-10 21:09:15 | いきものたち

秋口から時折姿を見せていた、こちら。

今朝も早よから、ベリー園の辺りを行ったり来たり。

ベリー園の先には、オニグルミの木があるから、落ち葉の中をがさごそしていたものか。

 

 

 

 

 

 

ちょっとアップしてみたが…、もう少し近づいてくれないと愛嬌のある表情は
撮れないな。

冬には自慢の耳毛は、まだそんなに長くなさそう。

 

昨シーズンに続き、この庭の常連さんとなってくれるか?!

 

 


暖、戻り

2014-11-09 16:10:55 | ぐるりのこと

日中温度が13度ほどで、やや暖かさが戻った。

いつものカラマツ林だが、左側のベリー園に冬囲いしたのが今日の変化。

いい感じの雲がかかっていた。(HDR画像)

 

 

 

 

 

 

 

サイロの木蔦、今シーズンはぐっと下から剪定。

近年の状況を見ていると、少し勢いを抑え気味にする必要を感じるので…。

剪定した蔦を引っ張ると、パラパラとブロックの破片が落ちてくる。

確かに、サイロ自体にもあまり良い影響はない。

 

 

 

 

 

 

かりんず(フサスグリ、カーランツ)の支えを結わえていた麻縄をほどく。

支えを地面に落としてしまわないと、積雪の重みで折れてしまう。

かりんずはと言うと、雪で押しつぶされても折れることはないので、豪雪地
向きのベリーだと思う。

 

 

 

 

 

 

“ざんぎり”矢羽根(タカノハ)ススキ。

ほんの小さな苗を植えてから、何年か。

 

脇からは、もう来春の新しい芽が出始めている。

 


初冬の仕込み

2014-11-08 22:06:05 | ぐるりのこと

気温はそれほど低くないが、外にいると肌寒さを感じる。

日が陰るとなおさら。

早く訪れる夕暮れが、季節を語る。

 

 

 

 

 

 

OH海では、この時期にイカの漁が最盛期を迎える。

こちらまで回ってくるところを見ると、相当の大量のようだ。

朝捕りの新鮮なのを、後の楽しみにスルメに仕上げることに。

小屋の中に乾し場を作り、両側の引き戸と窓を開けて風を通す。

“晩酌用の刺身を一パイ”と思ったが、文字どおりの後の祭り。

 

 

 

 

 

 

こちらは、一週間前に皮を剥き、半割にして干していた秋大根を塩漬けに。

一週間程度塩蔵し、呼び塩で塩抜きをした後、味噌糟・ザラメに漬け込む。

こちらも、どちらかというと晩酌の友。

初冬のこの時期、やることだけやっておかないと、後の楽しみに響く。

 

 

 

 

 

 

いつもの酒蔵から、冬のギフトの案内が届いた。

進物用と自家用と、楽しみな吟味が待っている。

 

この発注も、初冬の仕込みの一つと言えるかも知れない。

 

 


嵐の後は

2014-11-04 20:59:19 | 雪・シバレ

大荒れの翌日、思ったより気温が下がらず、ご近所の屋根に積もった雪も
溶けだしている。

落葉松の切り株に、点々と雪が残る。

手前のダイヤーズカモミールは、なお黄色の花をつける。

 

 

 

 

 

 

地上への初積雪は、昨日か、今日か。

 

 

 

 

 

 

わが家の屋根にも、ぐずぐずの雪わずかあり。

 

 

 

 

 

 

その雪も落下するので、軒下が少し白くなった。

こういった所をサンダルや夏靴で歩いて、“すってん”転ぶことがあるので、用心用心。

 

この分だと、山や峠は積もっているだろう。

 

 

 


嵐の一日

2014-11-03 21:30:28 | 雪・シバレ

文化の日の休日、朝から強風が吹き荒れ、雷が鳴る荒天。

気温も急激に低下し、横殴りの雪まじり。

予報されていたとはいえ、久しぶりに“嵐”と呼べるような天気。

 

 

 

 

 

 

雨、雪、霰(あられ)と、めまぐるしく変わる。

落ち葉に撒かれた霰を撮ってみたが、何となく発泡スチロールのゴミのように見える。

 

 

 

 

 

 

そんな天気の合間に見つけた天然物のナメコ。

今シーズン、これで二株目。

どうやら、数年前に倒したシラカバの切り株が、丁度良い菌床になってきたようだ。

 

 

 

 

 

 

 

こちらの切り株の根元には、泥を被って汚れ気味だが、味と歯触りが良いユキノシタ。

図鑑を見ると「エノキタケ」の別名と出ている。

倒木に大量に発生しているのを見ることがあるが、こうなると倒したシラカバを全部薪に
するのではなかったと思う。

「後悔先に立たず」とは、このこと。

明日のみそ汁の具に決定。

 

画像に残す前に胃袋に納まってしまったが、刈り芝の山にムラサキシメジも出ていた。

この庭で見ている限り、キノコは豊作のようだ。

 

 

 

 

 

 

枯れ落ち葉の中に出ていた、ボリジの若苗。

このまま冬越しして、来年には花を咲かせる。

野も山も庭の草木も、冬の準備に忙しい。

 

明日の朝は、白くなっているのかな。