セゾン・ド・ユー

時々更新フォトダイアリー、北の四季とエトセトラ

下草刈り

2009-05-31 16:35:34 | 庭・ガーデン
下草が伸びてきたので、カラマツ林やベリーコーナーの草刈りをした。
カラマツ林の林床には、野鳥が運んだ種から色んな木の苗が育っているので
何を残し何を刈るか、選別しながらエンジンカッターを使う。


通路も開けておかなければならない。
露で濡れているときにも、草木が身体に触れないくらいがちょうど良い。


〔刈り取り後〕
ブルーベリー、ラズベリー、ハスカップなどを植えている
ベリーコーナーもこのとおり。

〔刈り取り前〕
セイヨウタンポポの楽園。
楽園は、長くは続かない。


ベリーコーナーの奥には、クルミの木が三本。
10年ほど前に種から植えて苗を作りここに移植したものだが、去年初めて
実を付けた。
たくさん収穫できるようになったら、胡桃餅にする遠大な計画の積もり
だったが、案外早く実現しそうだ。(リス君ゴメン)


イタヤカエデ(手前)は葉が繁ってきたが、霜に弱いイヌエンジュ(奥)は
やっと芽出しの季節。


どちらかというと、産毛に覆われたこの頃がいい。



ショウジョウバカマの花色

2009-05-30 21:20:25 | 野の草や花
四線の湿地でショウジョウバカマが花盛りだ。
もともと花色に個体差の多い種類だが、蕾の時と開花時にも
変化があるので、見ているとなかなか面白い。
「ショウジョウ」というからには、猩々色(赤紫?)から
来ているのだと思うのだが…。




似ている花色もあるが、全く違うものもある。
どの場所でもそうなのか、ここのが特別なのか、よくわからない。


四線の湿地は、ヤチダモ、ハンノキ、ハイイヌツゲなどの樹木と、エゾカンゾウ、オオバギボウシ、オオバナエンレイソウ、エゾイチゲ、オオアマドコロ、コバイケイソウ、クロバナハンショウヅル、マイヅルソウ、ツルコケモモ、スミレ類、そしてこのショウジョウバカマなど多様な植物が生育している。


湿地なので、ミズバショウやシダ類も多い。


オオアマドコロとオオバナエンレイソウも花盛りだ。
あちこちと歩き回っていたら、がさごそと怪しい音?


キミだったのね。
そういえば、根元からなくなっているオオバギボウシの株があちこちに
あったな。
そろそろ食べ頃かな?

ムクドリ

2009-05-29 21:35:07 | いきものたち
ムクドリは、最初に名前を覚えた野鳥かも知れない。
長かった冬が終わり、雪解けが進み、野草が花開きはじめる頃、
春一番に渡ってくる鳥、というイメージがあった。

その昔、桜鳥とも言うんだよと、教えられた記憶がある。



北の国(道北)には少ないという図鑑もあるが、けっして珍しい
野鳥ではない。


近年は、春一番のイメージはなく、桜も終わった今頃によく見かける
ようになった。

桜鳥の名前も、その内返上しなければならないのかな?

ラミウムの攻勢

2009-05-27 20:52:00 | 庭・ガーデン
ラミウムは、シソ科のオドリコソウに近い種だと思われる。
花も似ている。
庭のラミウムは、斑入りの葉も好ましく、10年ほど前グランドカバーの
つもりで植えたものだが、旺盛な繁殖力で着々と領土を増やしてきた。

 
一般的なのは紫系だが、匍匐性の黄系も同様に強い。
最近では、その繁殖力が脅威になりつつあると言うのが正直な感想。



増えすぎれば間引けばいいのだが、面倒なのは他の種類の中に入り込み、
根が絡み、簡単にそれができなくなることだ。
また、少しでも根を残せば、気付いたときには新しい芽が再生している。



種でも増え、春ともなればあちこちに若い芽を出す。

同様に、増えすぎるので他の場所に移動願ったものにラムズイヤーや
タンジーがある。
ハーブ系は、要注意のものが多い。

庭仕事は、花や植物を愛でつつ、時には容赦なくシャベルや鍬を使う
ことも必要だ。

ラミウムの名誉のために付け加えると、一面を葉が覆い花が咲きそろう
様子は壮観でもある。

さて、どう始末を付けようか…。


雨の日のベリー

2009-05-24 09:59:00 | 庭・ガーデン
昨日から雨。
畑にはちょうど良いお湿りかも知れない。
芝も刈れないので、べり-達の様子見を…。

ブルーベリーは移植3年目で、びっしりと花をつける株も出てきた。
これから、花の食害が出てくるので注意が必要。


ハスカップ(左)とグスベリ(右:グースベリー)。
共に、病虫害には極めて強い。

 
カリンズ(カーラント)も、毎年確実に収穫できる貴重なベリー君。
赤と白があり、わが家ではジャムにする。


実の重さで枝がしなうので、カラ松の枯れ枝で支えをつけてやるのが
春先の定例仕事。(今年も実施済み)



ウロウロと写真を撮り歩いていたら、数日前から顔を見せている
ノビタキくんがじっと見ていた。

一週間で

2009-05-22 23:15:47 | 庭・ガーデン
初めての芝刈りから1週間、タンポポの攻勢が始まった。
原っぱでは長く伸びるタンポポも、芝の中では茎が短い
状態で花開く。


遠目に緑の芝が黄色くなる。
タンポポも芝に生えなければ、伸び伸び育つのに。


黄色の芝にしてみようかな…。

オオカメノキとマイヅルソウ

2009-05-21 21:22:52 | 庭・ガーデン
オオカメノキは、10年ほど前に山取りしてきたものが、昨年
初めて一輪の花をつけた。
今年は、一気に10倍に増えて今が花盛り。

別名は、ムシカリ。
葉が良く虫に食べられるから付けられたという。
ちなみに、カメノキのカメは、ハート型の葉が亀の甲羅に
似るからと言う。(そうかなぁ?)


屋根の雪が落ちる場所だが、幹や枝が折れることは殆どない。
形状記憶のような幹は、良くしなうので杖の材にいいそうだ。
芽出しも、花も、葉も、夏になる赤い実もいい。



マイヅルソウ、花はまだだが群落の葉が地面を覆うように
広がってきた。
光沢のある葉が一面に広がる一画は、マイヅルソウの王国。
花をつけた姿が、ツルの舞うように見えるからマイヅルソウ。
(そうかなぁ??)


カラマツ林の中なので、そのうちヤニで汚れてくる。
ツヤのある葉を見るには一番良い時期。

今時の庭の元気者、お二方の紹介でした。

三瓶の沢へ

2009-05-17 22:24:15 | 山や森や川や渓
好天。
何人かのメンバーと三瓶(さんぺい)の沢に出かけた。
昭和40年代に廃坑になった鉱山跡を確認するのが
表向きの理由。
残雪を湛えた、ポロヌプリの山が遠くに見えた。


廃道の跡を、笹を漕いだり川の中を歩いたりと、
ややハードな道行きとなったが、時々開けた風景が広がる。
水辺にコゴミの群落。やや伸びすぎて、食卓向きではない。


エンレイソウ(左)とエゾイチゲ(左)。


ひときわ目立つマムシグサ(右、別名:コウライテンナンショウ)とスミレ(左)。
スミレ類は、種類が多くなにスミレかは未同定。
 ※ミヤマスミレと思われる。


ミドリニリンソウは、希に見られると図鑑にあるが、この場所ではけっこうな
数の株が散在していた。


水辺のエゾノリュウキンカ(ヤチブキ)。
時々は、こんな場所にも出るが藪こぎ、沢歩きがほとんど。


沢筋には、ギョウジャニンニクの群生地も。
トウが立って来ているが、太い茎も柔らかくまだ食べ頃。


二時間半ほど遡って、この滝で引き返すことに。


坑道口は、長年の風雨で塞がれたのか、とうとう見つからなかった。
搬出用に使われた、赤さびたトロッコだけが鉱山があった証のように
うち捨てられていた。

芝の刈り初め

2009-05-16 18:24:57 | 庭・ガーデン
メンテに出していた芝刈り機が戻ってきたので、
シーズン初めての芝刈りをした。


サクラ咲き、スモモ咲き、チューリップの花に促されて、
毎年の刈り初めとなる。

芝と言っても3割は雑草だから、その内に雑草刈りに
なるのだろう。


雑草混じりの芝も短く刈り揃えると、遠目にはキレイに
見える。(隣の芝の理論)

週一度、芝の上を1時間半散歩すると考えると、適度の
運動にもなり、家の周りもすっきりするので一石二鳥だ。


1回に刈る芝の量は、こんなもの。
10月、霜が降りるようになり芝・雑草の生長が止まるまで刈るので
かなりの量となるが、三年も寝かすと良い肥料になる。

五月の雪

2009-05-14 20:17:01 | ぐるりのこと
雪が降った。
山や峠は積もったらしい。
北の国のそのまた北のこの地でも、
5月中旬の雪は珍しい。


寒暖計は2度を指し、
チューリップも、咲くに咲けない風情。



そんな中、庭にいつものクロツグミとアカハラが鉢合わせ?
と思ったが、少し様子が違う。


はっきりした眉毛と灰色頭。
もしかしてキミはマミチャジナイくん?
それとも、化粧が濃い目のアカハラさん?
クロツグミくんとは、あまり仲が良くないようだね。

以前来ていたアカハラくん(5/10)。うーん、微妙。




もう煙突掃除をしようと思っていた薪ストーブに火を入れた。
寒い日に、家の中でぬくぬくするのは、いいものだ。

スモモも開花

2009-05-10 21:30:21 | 庭・ガーデン
サクラに続き、スモモが開花。
こちらは古木のこともあり、花数が多い。
スモモは、北の国のそのまた北の、数少ない果樹のひとつ。



今年は、霜もほとんど降りず、花には条件が良い。
ミツバチが少なくなったニュースを見たけれど、収穫の方はどうかな?

レンプクソウ

2009-05-10 10:31:08 | 野の草や花
レンプクソウの存在に気付いたのは、数年前。
虫眼鏡を使わないとよく見えないほど小さな花が付く。


痩せたトドマツの根元に、ひっそりと群落を作っていた。
家の周りには、不思議なことに、ここだけにしかない。


花も小さいが、葉も小さい。


レンプクソウは、連福草で、フクジュソウの根とつながっているように
見えたことから、この名が付いたという。

小さいけれど花の構造は複雑で、天辺に四裂の花が一つ付き、その下を
取り囲むように五裂の花が四つ付く。
この様子から、ゴリンバナとも呼ぶそうな。

以上は、図鑑からの受け売りだけれど、おめでたい名前の野草が近くに
咲くのは、何となくウレシイ。

サクラ咲く

2009-05-09 23:33:48 | 庭・ガーデン
庭にあるチシマザクラが開花した。
他のサクラと違い、チシマザクラは、葉と花が一緒に出る。
蕾の頃は、マゼンタ色だが、花びらが開いてみると、淡く
清楚だ。


ツルニチニチソウも、青い色の花をたくさん付けた。


小さな苗を、何年か前に桂の木の下に植えた。
居心地が良かったと見えて、年々勢力を増やしつつある。


口取りをしたような、スイセン。
やはり、五月は北の国にとって特別の季節だ。
セイヨウタンポポも、あちこちで開花していた。

アカハラ

2009-05-08 23:50:35 | いきものたち
今朝も、緑が一段と濃くなってきた芝の上に
来客発見。
おなかが赤っぽいところで見当をつけて図鑑で
確かめると、アカハラくん。


けっこう、警戒心は強そうだ。


伸び上がって、こちらを見ながらも、芝の中に何かを見つけ
ついばんでいた。

ごゆっくり。




朝の光

2009-05-06 20:35:55 | 野の草や花
眩しいくらいの朝だったので、近間をぐるりと回った。

最初に出会ったのが、オオハナウドの小群落。
7月頃になると、セリ科に多く見られる、たくさんの小さな白い花が咲く。

このくらいの葉と茎は、ゆでて酢の物や和え物に。
水にさらして少し苦みを抜くのがコツ。



エゾネギの葉が、枯れ葉を突き刺して伸びている。
こんなところにも、春の勢いを感じる。
エゾネギは、アサツキに近い野ネギ。
もちろん、薬味や汁の実に。

盛りを過ぎて、萎びかけたカタクリも、朝の光の中では、
生き生きして見える。
こちらは、株が少ないので、もったいなくてとても食べられない。



開き始めたナナカマドの葉。
この葉は、さすがに…、食べたことはない。

以前、熟した実をリキュールにすると聞いたが、まだ試していない。
北米種の黒実のナナカマド(アロニア)は、ジャムにするという。
やっぱり、食べる話になってしまった。

こちらも、斜光線を浴びてなかなかいい。