セゾン・ド・ユー

時々更新フォトダイアリー、北の四季とエトセトラ

どかっと、再び

2011-11-23 16:22:28 | 雪・シバレ

行きつ戻りつしていた季節が、大きくあちら側に振れた。
この二日で30センチ以上の積雪となった。

どうも、今度は、行くことがあっても、戻りはなさそうだ。

 

 

 

 

重い雪が、あっちにも、こっちにも。

 

 

サイロも、ベレー帽の季節となった。

 

 

 

 

降ったといっても、雪を蹴飛ばせば芝が出てくる。

プラタナスの大きな葉も出てきた。

 

 

 

 

 

近くの川も、すっかり冬の風情。

秋草の頃に、オオハンゴンソウの黄色い花で埋め尽くされた中州も、
今度は雪で埋まった。

 

 

 

街にも、雪降り積む。

 

 

 

 

 

 

玄関先から自転車や庭道具が消えて、降雪・積雪対応道具が
並んだ。

別名、汗かき道具とも言う。

運動不足の身に、良い季節が到来したと考えることにしよう。

 

 

 


名残の花

2011-11-20 21:33:36 | 庭・ガーデン

数日前に積もった雪は、わずか軒下に残るのみ。
その後の雨ですっかり消えてしまった。

フロントガーデンのエキナケアやアニスヒソップなどの立ち枯れたのを
刈り取ってすっきりした。

秋の風情としてはいいのだが、重い雪が積もると折れて無惨な姿に
なるので。

 

 

 

 

 

週明けに、カラマツ林も雑木類も葉を落としてたところに雪が積もったが、
また、すっかり明るくなった。

 

 

 

 

 

再び雪に埋まる前に、わずかに庭に残る花々を拾ってみる。

 

ボリジのつぼみと、刈り取ってしまった八重咲きシュウメイギク。

野良生えのゲラニウム。

 

アンテミス・レモンイエローと、リクニス・コロナリア(スイセンノウ)。

今年いただいて植えたにもかかわらず、種を跳ばしてあちことに芽を出している
ヒメフウロ。

 

剪定した脇芽から咲いたエキナケア・パープレアと、ツルニチニチソウ。

秋の終わりギリギリまで咲き続ける花たちに、金メダル。

 

 

 

 

 

 

 

シラカバの根元のチャイブスも、さすがに葉先が黄色くなった。
落ち葉の中では、その浅い黄色もよく目立つ。

 

 

 

 

 

その落ち葉の中に、瑪瑙(メノウ)石のように朱に染まる葉が一枚。

こういう色に、ハッとする。

 

 

 

 

 

ポロヌプリは、頂近くに僅か残雪を残している。

 

 

 

 

 

サイロの下で冬越しをする、様々な鉢類。

プラ鉢は僅か伸縮するので、しばれて割れることもないが。
幾つかある素焼き鉢は、安全?のために埋けた方がいいだろう。

来週にはまた雪だるまマークが並ぶが、サテ、どうなるか。

 

 

 


どかっと…

2011-11-17 21:31:17 | 雪・シバレ

「いつでも来いやー」と言っていたら、さっと降った後に、すぐ、どかっと
来た。

シーズン最初の雪かきをちょっとしただけなのに、じわっと腰に来たので
呆然となる。

まだ、始まったばかりなのに。

 

 

 

 

 

葉っぱが落ちて見通しが良くなったご近所も、枝に積もった雪が目隠しして
しまった。

 

 

 

 

前の道路にも、お初の除雪車が走ったようだ。

どちら様も、これから来春まで、朝も早よからご苦労さん!

 

 

 

 

 

この平地の雪は、根雪になるかまだ分からないが、ポロヌプリのお山は
きっと春まで白いままだろう。

今年は、山のものが不作でドングリさえも十分実らなかった。
お山のクマは、空腹を抱えて冬眠したのかな。

 

 

 

 

 

重たい雪だったので、一本カラマツの枝が雪の地面に着きそうに
垂れていた。

「雪かき」ではたいて、枝に積もった雪を落とすと、枝がぐ~んと元に
戻る。

過保護に慣れた枝は、重みに耐えかね、その内折れてしまいそうな
気がする。

 


初積雪

2011-11-15 23:22:12 | 雪・シバレ

シーズン初めての積雪となった。
ここだけでなく、北の国全地域的な傾向のようだ。
先週からの、天気予報のとおりの展開だ。

平地への初雪は昨日降ったが、淡雪のように消えてしまった。

地上が白くなるのは今朝が初めてである。

 

 

 

 

 

 

日の出前なので、何となく周囲がほの暗い。

暁暗の空に、冬木立が凛として見える。

 

 

 

 

 

芝生に挿した、花壇予定場所の小杭が目立つ。

来年中には、裏の花壇?ができる予定なのだが、どうなることか。

 

 

 

 

 

青々と葉を繁らせたクリスマスローズにも雪が積もる。
実生の小苗はそのままになっているので、来春には何とかしようと思う。

ただし、思うのと行動を起こすのは、花壇と同じで必ずしも繋がらない。

 

 

 

 

カラマツ林から見るサイロも、薄い雪帽子。

 

 

 

 

ブルーベリーの囲いが、初積雪の朝の安寧を表している。

雪と野良仕事の順番が逆になると、とてもそんなことは言っていられない。

 

 

 

 

紅葉したワイルドストロベリーに、降りたての雪が積もる。
その冷たさに、シモヤケになったような紅い葉っぱ。

 

 

 

 

 

 

先週末に埋めたグラス類。

専ら、グラスではなく鉢が凍って割れないようにするための
措置である。

植わっているグラス類は、この辺りの寒さでは枯れない
強さを持っている。

 

 

 

 

 

 

まだ青さを残しているレモンバーム。

葉を含むと、ちょっと青臭くレモンぽい独特の香りが口いっぱいに
広がる。

それは、モノトーンの季節が来る前の、色がある季節の精一杯の主張
なのかも知れない。 

 


上から目線?

2011-11-14 22:56:25 | エトセトラ

土曜日の朝だというのに、ぶるんぶるんと音がする。
見上げると、カラマツのずっと向こうに怪しげな影…。

手を振ってみたけれど、見えたかな?

今回は、目線を変えてユー地区を上から覗いてみる。

 

 

 

 

上から見ると、こんな感じらしい。

生憎の曇り空、時折陽も差すが、地上の一部を照らすだけ。

普段の行い?が、天候に出たようだ。

 

 

 

 

 

 

奥の方に見える、アタマの丸い山がいつぞやの「癒しの森・音夢路(オムロ)」。

右側中程の、かすれた場所にある小さな林が、いつものカラマツ林。

ユー地区は酪農地帯だから、畑はみんな牧草・採草地だ。

 

 

 

 

 

 

体験飛行のヘリは、ずいぶんと高いところを、ぐるんと回って行ってしまった。
搭乗者には、手を振るからと言っておいたのだが、果たして見えたのか、どうか…。

 

【搭乗撮影者後日談】
余りにも高度があったのと天候のせいで、手を振る姿どころか、市街地も
ボンヤリとしか見えなかったとか。

ザンネン、でも、ありがとう。

 

今回のところは、ユー地区スクープ映像ということで、勘弁してもらおう。

 

 


立冬過ぎて

2011-11-13 15:22:30 | ぐるりのこと

もう何回かは白くなってもおかしくない時候だが、穏やかな晩秋が
続いている。

出かけたお山の木々もすっかり葉を落として、びっしりマッチ軸の
ような幹を並べていた。

 

 

 

 

街からほど近い山道を行くと…

 

 

 

 

もののけ姫に出てくるようなのが、こっちを睨んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

山道を来た目的は、これ。

ヤマブドウの蔓を取ること。

 

 

 

 

来年の五輪マークの準備ではなく、もうすぐ作成に入るらしいフレッシュリース
ベースを補充すること。

本当は、コクワ蔓の方が扱いやすく、形も、より円いのができるのだが、この山道
沿いには見あたらなかった。

もう一度くらいは、別のお山に出かける機会もありそうだが、とりあえず数を確保
しておく。

 

 

 

 

 

カラマツ林も、だんだんと冬木立に姿を変えていた。

 

 

 

 

 

週明けの天気予報に雪だるまマークが並びはじめたので、これまで先延ばしに
していたタイヤの交換をした。

ワイパーブレードを取り替え、ウォッシャー液を補充し、スノーブレード(凍った
フロントガラスを擦るやつ)や念のためのスコップ、長靴を載せれば、ほぼ冬仕様の
クルマができ上がる。

ちょっと、「どんと来いや!」という気持ち?になる。

 

 

 

 

 

里のカラマツも、お山と同じ。

地上を黄金色に染めるのに反比例して、樹上の黄色はめっきり少なくなり、
ご近所の見通しが利くようになった。

立冬過ぎて、一気に季節変わりをすることになるのか、ならぬのか…。

 


冬への支度

2011-11-06 14:37:50 | ぐるりのこと

時折雨がぱらつく、ぱっとしない天気だが、野良へと出る。

次の季節が来る前に、残している毎年のルーチン仕事が待っている。

 

 

 

 

その一は、庭木の囲い。

雪の来ない場所の方にとっては、こんなすかすかで何の役に立つと思うかも
知れない。

積もった雪というのは存外に固まるもので、こんな程度の囲いでも結構役に立つ。

その証拠に、毎年たくさんのツツジやらシャクナゲの花を付けてくれる。

 

 

 

 

 

こちらはベリー園だが、囲うのはブルーベリーのみ。

ラズベリーも、ハスカップも、カーランツも雪の重みに倒れはするが、雪が解けると
元通りになる。

ブルーベリーは、残念ながらそのままだと枝が折れるので、簡単な囲いを作る。
この程度の囲い方なら、やはり何本かは枝が折れるだろう。

野良仕事は、「だいたい」の塩梅をどこにするかで仕事量が大きく異なる。

 

 

 

 

 

玄関先の風知草も、すっかり黄葉してしまった。
もうそろそろ、冬越しの場所に移さなければならない。

瀬戸物の鉢がしばれて割れないように、少し土を掘って埋める。
風知草自体は、寒さに強いのでそのままでも大丈夫だ。

 

 

 

 

 

 

さて、どこが違うでしょう。

一輪車の場所、と答えた方は半分当たり。

正解は、サイロの木蔦の剪定。

昨秋も剪定したのだが、一年で元に戻ってしまう。
蔦の絡まるサイロだから風情があるのであって、サイロを包み込んでしまったら
ただの廃屋だ。

祈りを捧げるチャペルも、同じ事である。

 

 

 

 

 

 

ゲラニウムが紅葉している。

同じ根から出ている葉っぱなのに、紅くなるのと緑のままと、どこで分かれるのか
解らない。

葉っぱそれぞれの事情というものがあるのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

これは自分仕事でないが、地区の除雪担当が目印のポールを立てて回っている。

雪が積もって、これがないと、どこまで除雪して良いか解らなくなってしまう。

それでも、雪が解けたら、あちこちに除雪車が犯人と思われる削り跡が残る。
雪国に住む以上、致し方のないことだ。

 

 

 

 

 

落ちたカラマツの葉を、雨が洗っていい感じになっていた。

カラマツの葉はどこでも不人気だが、少しは良いところを見つけてやらないと
片手落ちだ。

 

 

 

 

 

 

 

寒い日は、ストーブの周りで本でも片手にゴロゴロしているのが一番だ。
じんわりとする遠赤外線が芯まで暖めてくれる。

この時期オホーツクの浜に上がるスルメイカが大漁らしく、ここまで回ってきた。

新鮮なので刺身が旨いが、そうもたくさん食べられないので、遠赤外線でスルメに
なってもらう。

スルメイカが、スルメになるのだから本望だろう。

 

 


仕込み

2011-11-03 20:52:33 | 庭・ガーデン

旗日(文化の日)の朝は、良く晴れ上がって眩しいほどの陽が差している。

黄色くなったカラマツの梢がもやっているのは、朝霧ではなく、近くの作業所で
木くずを燃やしているためだ。

そのためか、何となく煙たい。

暖かく気持ちの良い休日の朝なのだが、午前中はヤボ用で出かけなければ
ならない。

野良仕事は、山ほどあるのだが…。

 

 

 

 

 

それで、昼過ぎに戻って、緊急度合いの高い野良仕事から手を付けることにする。

数日前に届いていた、秋植え球根類の仕込みだ。

箱から出したのは、チューリップ(普通種・白)、同(バレリーナ・橙)、ムスカリアルメニアカム、
スノードロップエルウィシー、寒咲きクロッカスなど300球ほどの球根。

これを、ルピナスを植えている中に仕込もうと考えた。

ルピナスが伸び始めるのは5月も下旬の頃になってからだから、その前に春咲き球根を
植えても大きな問題はないだろう。

 

 

 

 

チューリップ白花(上)、チューリップバレリーナ橙・ユリ咲き(左)、ムスカリ(右)。
値段の割りに、なかなか良い球根だ。

 

 

 

 

 

 

ルピナスの株の開いているところを掘り起こして牛糞堆肥と混ぜ、粒状の緩効性肥料を
ばらまいて球根を植え込む。

 

 

 

 

寒冷地なので、標準より少し深植えにする。

説明書に、球根の向きを揃えると良いとあったので、律儀に揃えて植えてみた。
(普段は、こんなことしない)

 

 

 

 

 

これで、チューリップとムスカリは完了。

クロッカスとスノードロップも混植するつもりだったが、気が変わった。

 

 

 

 

 

スノードロップは、近くのハルニレやシラカバの根元に仕込んでみた。

何となく画になるように思えたのだが…、イメージ通りになるかどうかは、来春を
待たねばならない。

 

 

 

 

寒咲きクロッカス(ミックス)は、もう小さな芽を出している。
その芽を痛めないように、14~15球ずつかためて植える。

わざわざ「寒咲き」と謳っているが、さて、どのくらい寒咲きなのだろうか?

 

 

 

 

 

秋の日は短い。
つるべ落とし、とはよく言ったものだ。

周囲の木々もすっかり葉を落として明るくなった。

球根を植えた場所も、大きくなったシラカバや飛んできた種から育ったハルニレなどの
所為でやや日陰になってきたので、雪が解けきる前に何本か倒してしまおう。

なにしろ、シラカバは山取り、ハルニレは自然播種だが、球根は元手がかかっている。

 

 

 

 

 

石畳の継ぎ目にも、めっきりカラマツの葉が目立つようになった。

このカラマツの落ち葉、煎ってお茶にすると香ばしい味がするそうだが、まだ試して
いない。

何となく、身体に良さそうな気がするが…。

 

 

 

 

 

 

デッキ階段下が沈下して、蹴揚が高くなったので敷石の嵩を上げた。

実は、左の敷石だけ早くに高くしたのだが、どうも年寄りが右側を使っているようなので、
左右の高さを揃えた。

ユニバーサルデザインと言うのか、なかなか具合が良い。

 

 

 

 

 

陽が傾く前、セイヨウシラカバに陽が当たった。

在来のシラカバに比べて、黄葉してから落葉するまでが長い。
ややもすると、雪が降ってからゆっくり落ちてくるのんき者の葉っぱもある。

木の葉にも、性分の違いがあるようだ。

 

 

 

 

 

 

そうして、日が沈む一瞬、カラマツ林の梢を夕日が照らす。
黄色いカラマツが、真っ赤に染まった。

朝日から夕日まで、秋の一日は本当に短い。

どうやら、明朝も冷え込むようだ。