セゾン・ド・ユー

時々更新フォトダイアリー、北の四季とエトセトラ

春が来た

2012-04-26 21:16:36 | ぐるりのこと

ユー地区に、遅い春がやってきた。

あちらからも、こちらからも、待ちかねたように芽出しが始まる。
一つ前のスレッドに、さわりの画像を載せたが、ここ数日の暖気で
更に芽生えが進み、蕾が色づいてきたものもある。

春が来た。

 

 

 

 

シラカバの根元には、数種類のスイセン。

 

 

 

 

  

 

あちらからも、こちらからも。

右下のチューリップは、去年の秋に仕込んだもの。
どんな風に咲くか。
(もちろん、チューリップが咲くに決まっている)

 

 

 

 

こちらは、毎年増え続けているスパニッシュ・ブルーベル。
手前のやや細いのが、一段と数を増しているような気がする。

 

 

 

 

 

 

春は来たが、雪はまだある。

球根類の芽は、雪が解けるのを待ちきれないのだ。

 

 

 

 

 

 

もちろん、こちらも。

何とも言えない春の色、香り。

 

 

 

 

 

囲いをしたブルーベリーだが、ずいぶん枝が折れたようだ。
今年の雪なら仕様もない。

 

 

 

 

 

フロント側では、チオノドクサ類が蕾を上げている。
スノードロップの次は、こちらになるか。

 

 

 

 

 

倒したシラカバは、まだ玉切り状態。
小屋の軒下の雪が消える頃までに割ればよい。

北の国の春は、来る足は遅いが行く足が速い。
しっぽを掴んでおかなければ、すぐに通り過ぎてしまう。

 

 


春が来る前に

2012-04-21 21:34:03 | ぐるりのこと

以前使ったことがあるようなタイトルだが、雪が解けて本当の春が
来る前に、程度の意味合いだ。

先週、庭の日当たり確保のためにシラカバとハルニレを数本伐採
したが、今日は家周りで育ちすぎたシラカバを始末することに。

デッキの向こうに見えるのが、その二本だ。

 

 

 

 

 

夏の暑い時期には日陰ができて、ヒルネの時には爽やかな葉擦れの
音がして良い立木なのだが、家の近くでこれ以上大きくなるとやっかい
なので、引退願うことにした。

本当に、木が育つのは早い。
特に、シラカバの類は樹齢もそんなに長くないので、家周りに植えるのは
考えものだ。

作家で作庭家の丸山健二さんは、その著書で何度も家の近くにシラカバを
植えるのを戒めている。

そればかりか、どうも丸山さんシラカバの白いのがお気に召さないらしく、
「あの白いペンキを塗ったくったような枝や幹が、いかに軽薄だったか…」
とまで書かれているのを読んで、ちょっと気の毒になった。

でも、家周りに植えることに関してはそのとおりかも知れない。

ということで…、

 

 

 

 

ご近所さんの手も借りて、ばっさりと行かせてもらった。

ハシゴを掛けて立木の中程で一度切り、ロープで引っ張ってもらい
根元から倒す二段戦法をとったが、周りの立木や近くの小屋の屋根に
被害が及ばないようにしたためだ。

それも、これも、育ちすぎのシラカバの所為にしてしまったら気の毒だが、
これ以上大きくなったら、ほんとうにやっかいだったと思う。

 

 

 

 

もう一本、大きなシラカバが見えるが、記念樹なのでこれはそのまま。

幸い、家から逃げるように育っているので、万が一倒れても大丈夫だろう。

 

 

 

 

春のシラカバは、どんどん水を吸い上げているので、見る間に樹液で
いっぱいになる。

これを煮詰めれば、キシリトールが取れる。らしい。

 

 

 

 

 

 

幹や太い枝は薪や焚き付けにするが、やっかいなのはやはりこのぼさぼさで、
柴を作るにしてもちょっと量が多すぎる。

「シラカバの枝先は白くない」という証拠写真にでも使わせてもらおう。

 

 

 

 

 

メインは、手前のエンジンチェンソーだが、ハシゴに乗っての作業では
危ないので、電動のものを使っている。

チェンソーワークは、顔から汗が流れるほどの全身運動なので、これを
2~3日続ければ、メタボ予防に良いかも知れない。

 

 

 

 

余りに暖かいので、作業の合間にその辺りをうろついていたら、球根類の芽が
あちらにも、こちらにも。

雪の中から芽出しすることが、よくわかる。

 

 

 

こちらにも春。

 

 

 

 

去年の秋に仕込んだ、スノードロップ。

 

 

 

 

 

先週の作業場だが、雪面すれすれで伐採したのだから、これだけの雪が
1週間で解けたことになる。

根元から再伐採しなければならないが、今日は時間切れ。

 

 

 

 

 

あち、こちと、半端仕事をしながらだったが、何とか、夕方までに
ここまで片付けることができた。

 

 

 

 

 今日は、とりあえず…、

戦い済んで…、

 

 

 

 

 

 

日が暮れて…。

 

 

 


立木の間伐

2012-04-14 15:59:59 | ぐるりのこと

ここ数日暖かい日が続いて、積雪深も残り1メートル程となった。
前回の更新から、1週間で40センチ減ったことになる。

立木の株の周りも、お日様の熱が勝って円るく開いてきた。

 

 

 

 

それで、思い立って、以前から整理しようと思っていたベリー園(向こう側)と
芝生の間に、大きくなってきたシラカバとハルニレを間伐することにした。

ハルニレは、実生でこれだけ大きく育ったが、列になっているシラカバは、
確か、家を建てた翌年に山取り苗を植えたものだ。

昨年、こちら側の芝生の一部を、宿根草の花壇にしようと思い立ったが、
立木の葉陰が思いの外深く、日照が少ないのだ。

わざわざ、山から下ろされて、ようやく根を張り枝を茂らせるようになったのに
申し訳ない。

 

 

 

 

と、言いつつ、気と仕事は早い方だ。

この時点で午前中だが、4・5本間伐しただけで、こんなにも空が広くなった。

 

 

 

 

切り株の長さは、雪の深さ分在るはずだから、雪解けが進んだらもう一度
チェンソー仕事が待っている。

 

 

 

 

倒した立木は、もちろん薪に変身してもらう。

細い枝まで切りそろえるので、けっこう手間がかかる。

 

 

 

 

 ハルニレは、別名アカダモと呼ばれるが、芯の部分が赤みを帯びているのが
別名の由来だ。

年輪を数えてみたら、14・15年といったところ。
種が飛んできて、実生から15年ほどでこんなに大きく育つことに自然の威力を
感じる。

薪が、「再生可能エネルギー」であることに改めて気付かされる。

でも、チェンソーの燃料は化石エネルギーだが。

 

 

 

 

 

幹や太めの枝は、薪や焚き付けになるが、枝先のぼさぼさの始末には
苦労する。

以前なら、乾いた頃を見計らって焚き火をしたら良かったが、最近は某署の
取り締まりが厳しいので、そうもいかない。

できるだけ細い枝まで焚き付けにして、あとは朽ちて土に還るのを待つ
のがエコになる?

電動のガーデンシュレッダーというのを仕入れてみたが、もう一つパワーが
足りずお蔵入りになっている。

 

 

 

 

 

シラカバは、そのままにしておくとボケが入ってスカスカになるので、すぐに
割っておくのが安心。

といっても、そんなにすぐにはボケないのだが…。

和斧と、瑞典製の名品グレンスフォッシュの斧を使っているが、併用すると
柄の長さがかなり違うので、手元が狂ってしまう。

両手斧を併用するときは、柄の長さを揃えた方がいいと思う。

 

 

 

 

 

陽が高い中に、本日の作業終了。

右手前の太めの枝は、専用道具を使い、一気にチェンソーで揃えて切る。
こういった焚き付けも、薪ストーブには欠かせない。

「再生可能」とか「エコ」とかをちょっとだけ考えた一日になった。 

 

 

 

作業の間中、周りを飛び交っていたシジュウカラが、巣箱を覗いている。

おいキミ、そこはスズメさんが下見をしていった巣だよ。
予約が入っていないか、確かめた方がイイと思うけど…。

 

 


遅い雪解け

2012-04-08 15:12:13 | ぐるりのこと

例年なら、気の早いフキノトウも顔を出そうという時期だが、まだ、積雪が
140センチ余りもあって、野草の芽出しにはほど遠い。

昨年は、春到来が早かったので、なおさらそんな気がする。

 

 

 

 

カラマツ林の中は、下枝を整えて歩きやすくしているが、雪が厚いので、
腰を屈めなければ顔に当たってしまう。

 

 

 

 

ブルーベリーの囲いも、やっと雪の上に顔を出したところ。

 

 

 

 

家周りに、黒い土は、まだ一片も見えない。

 

 

 

 

ご近所さんへと続く小径も、もちろん雪の下。

 

 

 

 

デッキ下は、いつも雪かきをしている場所なので、一段高くした敷石が
漸くステップに使えるようになった。

 

 

 

 

 

白く、たおやかに雪をたたえる、ポロヌプリの山。

風が強いのか、頂上付近で雪煙が上がっている。

 

 

 

 

といっても、川はとうに開いている。

黒々とした流れが、雪原と対照的なコントラストを作る。

 

 

 

 

流れに、カワアイサが泳いでいた。

雪はまだ厚いが、カワアイサは春の使者だから、春の到来も
そんなには遠くないだろう。

 

 

 


春の嵐通過中!

2012-04-04 21:20:51 | 雪・シバレ

強い低気圧が発生して、全国的に荒れ模様の天気。
どうやら、列島を縦断して、ただ今ユー地区を通過中のようだ。

朝、玄関先の除雪をしたばかりなのに、強い風雪にもう吹き溜まっている。
家の前の通りも、向こうがかすんで見える。

 猛吹雪に、付近の国道、道道も通行止めが出ている模様。 

 

 

 

 

カラマツ林の下には、いつものことだが盛大に枯れ枝が落ちている。
カラスの巣作りの資材に不足はない。

 

 

 

 

 

やっと嵩が減ってきた積雪だが、小屋の軒に雪が届きそうになっている。

明日の朝の雪かきが確実な情勢。

 

 

 

 

古い、アネロイド・バロメーターの針が976ミリバール(!)を指している。

春の嵐の通過中。