セゾン・ド・ユー

時々更新フォトダイアリー、北の四季とエトセトラ

アイスランドポピーと

2013-06-11 22:13:36 | 庭・ガーデン

宿根草や球根と違って、一年草は開花期を過ぎ秋深まるとともに消えゆく運命にある…、
が、草花たちは自(おの)が子孫を残すために、旺盛な生命力を発揮する。

このポピーも、咲いた株は一年で消える運命にあるのだが、種(芥子粒)をばら撒いて
翌年に備える。

そうして、長い間近くの庭に留まり、6月初めのこの時期に明るい表情を見せてくれる。

 

 

 

 

 

 

西比利亜雛罌粟、学名:Papaver nudicaule は「シベリアヒナゲシ」で、英名のアイスランド
ポピーは俗称のようだ。

学名後半の種名は「裸の茎」で、毛のない花茎を意味するらしいが、この花茎には立派な
毛がある。

どうやら、いろいろな園芸種があるようだ。

北の国、ユー地区からほど近いR尻島には、型が少し小さな「R尻ヒナゲシ」という固有の
種が自生している。

こぼれ種からの発芽は、場所をあまり選ばないようで、砂利を敷き詰めたような花壇とも
言えない場所にも良く育つところは同じ。

咲くのは隣の庭だが、こちらの庭と続きなので、管理は一体。
雑草を除くときに、削ってしまわないよう気をつけよう。

 

 

 

 

 

 

春が終わった花壇に、遅咲きのチューリップが咲いていた。
バックは、高山性のツガザクラの園芸種と思われる。

季節のつなぎ目に、こういった花々が庭を飾ってくれている。

タマにはレンズでも向けてみないと、叱られそうだ。