ダジャレ大好き
他人はダジャレというが、言葉遊びの「洒落(しゃれ)」。
会話の中で、とっさに出るうちは、まだ、ボケてはいないと自覚する。
先日、友人の市会議員Mを囲んでの忘年会の席で、M議員が、ある人を指して
「この方は、僕の一般質問を13年間ずーっと、ボーチョー(傍聴)し続けてくれている」と紹介があったので、
「13年?たいしたことはないね。Mちゃんは、60年間、ボーチョー(膨張)し続けているでしょうよ」
体格が良いと言うより、太っているとの表現が相応しくなってきたMさんに応えた。
「どっきり」「だまし」も大好き
「ダジャレ」だけでなく、ウソや冗談で人を驚かせるのが好きな私は、テレビの「どっきりカメラ」が大好きだ。やり過ぎで、たちの悪いどっきり番組もあったが、人を一時的に”だまし”、すぐ真相を明かした時の、相手のリアクションを見ることに、ひそかな喜びを感じていた。むろん、自分で「どっきり」をやる場合は、ごく親しい人に限るし、ネタ証(あかし)は、すぐやるのが絶対条件だ。
ウソを言い通し、人に損害や迷惑をあたえて喜ぶ(儲ける)連中が多いこと。
最近、思わず吹き出してしまう「しゃれた冗談」、いや、もしかすると「しゃれ」「冗談」ではなく、ウソを言い通す「どっきり」かも知れない出来事があった。
だまされるのは大嫌い
あきらかに、営業実態のない会社から
「転換社債を買わないか。元本保証で毎月配当がある。高利回りだ」との案内電話を受けた。
電話を受けながらインターネットで、その会社名の情報を検索。
「詐欺会社ではないか」の書き込みが多い。
自社のホームページがあるが、営業実態が全くないことが分かる。「レアメタルなどの資源を扱っている」と書いてあるが、収支報告、主要販売先・仕入れ先はない。この先の、売上げ・利益予想のグラフだけである。
電話をすぐ切ればよいのだが、資料を送るというので送って貰った。
普通は、そのような電話には、
「間違いなく、しかも大幅に上がる未公開株なら、お世話になっている取引先にこそ、お奨めしなさい」と応じるのだが、これは、おもしろいと思った。
印刷物の会社案内には、どんなだましのテクニックが書いてあるのか知りたかった。
どうと言うことはなかった。おそまつなホームページと同じで、空疎な一般論のみで経営実態を知る資料は全くない。むしろ、経営実態が全くないことを証明する資料と言える。
株の購入申込用紙が同封されている。振り込み口座も書いてある。
株を買いなさいと言いながら、判断材料のバランスシート類がないことで、考慮するに値しない株と分かる。
そもそも、資料を送らせたのは、どんな内容かを見て、インターネットで警戒を呼び掛ける目的があったからで、早速、警戒を呼びかけた。
写真を見ると、どこからでも持ってくることの できる材料を使っている。アフリカンパートナーに関連する証左となる物はなにもない。
アフリカには、教育を受けられない子供が多い。満足な医療も受けられない。道路が未整備だ。しかし、アフリカには貴重な資源が多いなど、
誰でも知っていて、インターネットや新聞・書籍で手に入る写真や資料を並べるだけのパンフレット。
アフリカンパートナー社が、なにをやってきたか、これから、なにをやるのか、具体性は全くない。学校、病院を建てたと書いてあるだけ。
これだけ空疎なパンフ、電話の言葉にだまされる人がいるから不思議だ。被害者の神経を逆なでする言葉だが
「だまされる人も悪い」
なんとなく、納得してしまう。
資金運用や営業などしていなくとも、次々と出資金を集め、配当を続けている限り、詐欺だとは断定できない?から取り締まれないのだろうか?
金集めが出来なくなって行き詰まり、破綻しても、
「だますつもりではなかった」の言い逃れが聞かれるのだろう。
詳しくは、私の別なブログを見ていただきたい。
この別ブログに情報を載せた途端、いくつかのコメントが寄せられた。
文は違っても、内容は同じ。あきらかに若者の文面で、
「配当は出ている。お奨めの株だ」というもの。
内部の人間だと分かる。
その中に、ひとつ、告白文のようなものがあった。
「1月に後悔準備に入るそうです」
冒頭の「吹きだしてしまった洒落」とは、このコメント文だ。
後悔する予告を書いてくるなんて!(株の)公開 に引っかけて、注意を喚起しているのだったら、良心の呵責で?、それとなく注意を呼びかける内部告発なのだろうか。
それとも、ダジャレなのだろうか。
近年にない傑作だ。負けた!!!
こんな面白い社員?関係者?をかかえる会社名は「アフリカンパートナー」。別に「アフリカントラスト」というのも、インターネットの詐欺情報を賑わせている。