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総力戦とは?

2008-08-29 21:26:08 | 日記・エッセイ・コラム

 もう、あちこちで叩かれ続けているから書く必要もないかも知れない。忙しすぎてブログ更新もできない状況で、しかし、胸のつかえを抱えたままでは耐え切れないので、敢えて書くことにした。
 オリンピックでの星野ジャパンの試合ぶりについてである。
 野球ファンを増やす好機だった北京オリンピック。強い日本を示すどころか、虚弱JAPANを内外に示す結果となった。
Photo  とても打てそうもない雰囲気を持ったバッターが出てくる。走れそうもない選手、機敏な守備ができない選手が出てくる。案の定、点は取れない。見送り三振はする。難しい球に手を出して凡打と三振の山。
 韓国のコーチが「日本チームは、なぜ、あんなに我が国(韓国)チームを意識するのだろう」と語っていた。
 韓国チームに限らず、アメリカ、キューバにも意識過剰な気がする。
 オリンピックの特殊な雰囲気やプレッシャーは相当なものだと分かる。外国審判のストライクゾーンに戸惑ったことも理解できる。しかし、あんなに打てない、守れないのはなぜか。
 日本の打者は、微妙なストライクゾーンを見極める選球眼がある。投手は、絶妙のコントロールがある。国際試合では、選球眼と、コントロールは、過信できない。審判が「ストライク」と言わない限りストライクではない。「ボウル」も審判次第だ。
 とにかく臭い球は打つ。2ストライクの後、明らかなボウル以外は振っていく。これに徹していかないと勝てっこない。
 走れない選手は使わない。走れない選手は守備も下手なのが常識。外野ゴロをトンネルし、フライも落とす。バックホームがワンテンポ遅れる。こんな選手が出ているのだから、投手も三振を取るしかない。「爺、爺」だか「G、G」だったか知らないが、打たない上に守れない。監督も、すぐ交代させるのかと思ったら使い続ける。本人もすぐ「辞意、辞意」と言うべきだ。

 結果論と言われるかも知れないが、投手の総力戦は愚の骨頂だ。以前も書いたことがあるが、ジャイアンツの原監督もよくやる投手の「総力戦」という起用法。投手は、立ち上がりが不安なので、総力戦などと銘打って、次々に投手交代をすPhoto_2 れば、そのうちの何人かは、ひどい状態になることが多い。
 韓国との準決勝。杉内がちょっと打たれたら、その後は安定しそうなのに川上に交代。これも疑問だった。川上が、これで落ちつくだろうと思ったら、また交代。メダルをかけたオリンピックでの試合。誰もが緊張する場面。不安な立ち上がりの場面を1回毎に見せられるのはたまらない。そして、もっとも自信をなくしていると思われる岩瀬の登板となって、諦めてテレビを消した。
 予選での韓国戦で、好投の和田の替え時を誤ったとの反省からのようだが、あの時は同点にされただけで、替えた投手が結局打たれた。同点で、浮き足だったという印象の交代だった。
 ソフトボールが、一人の投手の連投で勝った。これは野球では無理な話だが、場に慣れた投手優先で行く戦法が、極端に緊張する試合では重要であるという証明だ。
 旧日本軍のような、精神論で勝とうとする星野野球の限界を見た。
 アタマにきた。バカヤロー!こんちくしょうー!