牛久沼のほとりで美味し鰻をいただき、次に目指すのは水戸の偕楽園です。
この紋所が目に入らぬか~。控えおろ~!が名文句ですね。
事前に県の偕楽園公園センターにメールをして、伺う日に開園しているかをお聞きしました。するとご親切にも担当の方より茨城県の観光などもお教えいただきました。
>偕楽園は年中無休で開園しております。(好文亭のみ、12/29~31は休館となります)
併せて、偕楽園と対の施設、弘道館も是非ご覧ください。
茨城県の観光ですが、水戸からは、(山沿い方面)・常陸太田市の秋蕎麦(けんちん蕎麦)・西山荘・竜神大橋でバンジージャンプ(茨城県知事も飛びました)
時間がございましたら、袋田の滝(少し遠いのですが、大子町にあります。厳冬期には氷瀑が見られます)
→鵜の岬→(海岸方面)・日立おさかなセンター・・・。(中略)
よろしければ、茨城県観光物産協会のHPもご覧ください。
https://www.ibarakiguide.jp/site/search_course_results.html
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茨城県水戸土木事務所
偕楽園公園センター Y山さん
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メールと電話をいただきましたので、丁寧にご案内いただいたY山さんにお礼を言いたくて、隣接する土木事務所に伺いました。Y山さんは不在でしたが、他の職員の方よりいろいろとご説明いただきました。
広大な偕楽園ですのであちこちに駐車場はありますが、近い駐車場と道順もお教えいただきました。
東門近くの有料の駐車場が良いとのことでした。有料の表示がありましたが何故か無料でした。
ただ、道が複雑に交差しており、間違えてこどもスポーツ子ども園?の方に行ってしまい地元の方にお聞きし、戻ったのですがまた東門の入口が分からず大きく偕楽園を一周いたしました。
なんとか駐車場にたどり着き、先ずは常磐神社にご参拝です。
さすが歴史ある境内です。
女房がお賽銭を投げ込んでいるすきに、私も手を合わせました。
願いごとは健康(ボケ防止)でありますようにです。
神拝詞です。
祓い給ひ・清め給へ・守り給ひ・幸(さきは)へ給への三唱です。
おみくじを引き(小吉いつもです)、お守りを買い求めました。
暮れから正月三が日は、大変な混雑だと巫女さんが仰っていました。
好文亭の場所をお聞きしたところ、若い巫男(アルバイトの高校生)が門までご案内いただきました。
ちなみに、昔は男性は巫(かんなぎ)と言って、女性を巫女(かんなめ)と言うようです。今は男性は禰宜(ねぎ)。女性を巫女(みこ)と呼ばれるそうです。
梅の名所ですので、2~3月に向けて剪定作業をしています。
見晴亭?
荘厳で歴史のある茶室のしつらえです。何度か焼失していますが、復元されていました。
つつじの古木柱(屋久島産)と説明があったのはこの場所かと思います。
ふすま画には驚かされました。もちろん造りもです。
殿奥が利用した本間や、控えの僧侶の部屋もあります。
また、侍従の部屋までありました。
障子の向こうで佇む見学者をパチリしました。
この床の間も凄い!今では宮大工くらいで、こんなしつらえは出来ないかと思います。
蹲(つくばい)も灯篭も、似たものが我が家にもあります。
我が家も古い家ですが、どうするか迷っていました。
手入れして、古きものの良さを再構築しようかと思い始めました。
昔の食事処なのでしょう。(現在はこんな素敵なラウンジ?になっています)
板戸や天井などを見ていると、関係者なのでしょうか?いろいろとご説明してくれました。
漆塗りの床・すどうし仕掛けの障子・料理人がふすまの取っ手金具から覗ける仕組みも・・・。
取っ手金具が半分に開き、中の様子(食事の進み具合)を伺えるようになっているのです。これが日本の文化(おもてなし)なの真髄なのでしょう。
立派な板戸も何枚もありました。
いやぁ~海外旅行も良いのですが、日本の歴史や建物のすばらしさを知らない自分がいます。
また、機会を作ってここだけでも、もう一度見たい場所に感じます。
早咲きの寒桜でしょうか?咲き始めています。
さすが、水戸藩の力強さを感じます。
お庭も丁寧に整備されています。
海外の方をお連れしたらきっと驚らかれる場所だと思います。
水戸藩第九代藩主「徳川斉昭」(1800~1860)
偕楽園創設の理念
「一張一弛」(いっちょういつし)
「一張一弛」とは『礼記』にある言葉で、厳しいだけでなく時には緩めて楽しませることも大切であるという教えとありました。
斉昭は、偕楽園と弘道館に数多くの梅を植えて、見るのも良し!そして梅干しにして、軍事や飢餓の際の非常食となることも考えて、領内に広く植樹したとありました。
長くなってスミマセン!
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その後、破魔矢売り場で若い巫男(アルバイトの高校1年生*一見大学生と思ったくらいです)に門までご案内いただいたお礼でご挨拶に売り場に向かいました。
ありがとうと言って「旅行道中交通安全」のステッカーを買い求めました。
笑顔でその高校生は頭を下げていました。
清々しい好青年です。
もう、午後3時は過ぎています。
これから目的地「鵜の岬国民宿舎」に2時間かけて向かいます。
Hiro