自宅と道志の日々

タイトルを「自宅と道志の日々」にしました。日記のようにつぶやいています

趣味の一つだった(過去形)書道

2022年07月07日 | なかま道志ベース

二日前に道志に入りました。昨日は台風の影響で大雨予報でしたが、昨日も今日の暑いくらいの陽射しです。さて、いろいろと趣味がありますが、15年くらい前にある方のすすめもあって、書道教室に通いお稽古をするようになりました。そして都合があって8年前から筆を休めることにしました。それでも日記だけは小筆で付けていましたが、10日くらい前から日記も負担に感じ(書いてある内容はネガティブなことがほとんどで)、日記を付けるのも止めました。机を占領していた硯や筆が邪魔?になってきたような気もいたします。

毎月購読料もお支払いしていないのに、「墨華(ぼっか)書道研究会」より冊子が送られてきます。今回は一般部選抜展(先生方の作品)冊子が送られてきました。

桑原翆邦先生(天皇陛下の皇太子時代の書道の先生です)

宮本旭水先生

淺沼一道先生

私の師である吉野大巨先生

よく飲みに行く?内田藍亭先生(現在は竹と言う字にこだわっているようです)

私を書道会に導いた?会田東鶴(とうかく)先生

仲間で一緒に書道を始めた藤井岑鶴(しんかく)さん

岸田瑞鶴(ずいかく)さんなどの作品が先生の部門でご紹介されていました。

書道にはいろいろとランクがあって、プロになれる「同人(どうじん)」やもう少しでプロになれる準同人などがあります。以下は師範・準師範・あとは数字の段位になります。みなさん頑張って同人や準同人、師範になられていますが、私は準師範で筆を休めました。

毎週、お稽古場に通い何枚もの書を持って先生に見てもらい添削していただきます。

先生が書かれたお手本や作品集を見て書くのですが、元書をマネして書く?のを「臨(りん)」となります。したがって私が書いているのは、萬鶴臨とサインするのです。自分の発想で書くのは「書(しょ)」とサインします。例えば萬鶴書です。

きっかけは篆刻(はんこう)を彫ってみたくて、うががったのですが先ずは基礎である篆書(てんしょ)を習得しなさいと言われて多くが篆書を書いていました。瓦当文と言って、古き中国の瓦の文様を参考にして書いていました。

時には、たまたまですが瓦当文で賞をいただいたこともあります。これは「千秋萬歳」と書いたものです。

99歳になる母のために書いたものです「長楽萬年」(ちょうらくばんねん)です。

私の雅号(ペンネーム)は萬鶴(ばんかく)で萬(よろず)鶴は吉野大巨先生の一派で鶴と言う字を雅号に入れています。萬(ばん)はよろずですが、なんにでも興味を持つことから、大巨先生からそう思って付けていただいた雅号です。

毎年、銀座の画廊で「墨華書道展」が開催されています。

こんな雰囲気の中ででの作品展示です。

お稽古では、文字の歴史や流れも教わります。歩と言う文字もこのように象形文字?から成り立っています。

今の想いを書にするのも面白いものです。

例えば、「道」と言う字は左側のしんにゅうは、長い通路(道)を表し、右側に首と言う字があります。昔は村の長い通路の入口などには首を吊るして魔除けにしていたとか・・・?それが道(みち)はしんにゅうと首が合わさった字になったようです。

きっと、道志も魔除けのためにどこかに首を置いた場所もあったのかも知れません。

奥の深い書道の世界です。なんとか準師範まできましたが、人さまに教えるような素材や人材ではありません。それが師範となり、何回も検定作品などをお出して、やっと認められて準同人(セミプロ?)になり、さらに研鑽して同人としてプロとしてやっていける立場になるのでしょう。

同人(プロ)の世界にも幅があり、昨日今日プロになった方もいれば、大谷選手のようにプロ中のプロもいますからね。

ちょっと昔に書道教室に通っていた頃を思い出しました。今では浮き草のような生活をしています。風や水に流れに身を任せるのも良いのかも知れません。

厳しい暑さ(厳しい時代)が続いています。皆さまもどうかご自愛専一になさってください。

 

Hiro