自宅と道志の日々

タイトルを「自宅と道志の日々」にしました。日記のようにつぶやいています

外国の方が良く泊まりに来た(昔話し)

2021年09月17日 | なかま道志

子どもが小さいころから、ホームステイやホームビジットを良く行っていました。

これまでに、10数か国以上の方をお招きしていました。

日本人家庭での生活体験を希望する外国人のホームステイ(宿泊込み)と言い、またはホームビジット(宿泊無し)を受け入れを言います。

来られると、こうしてGUEST BOOKにコメントをいただいていました。

先日、いろいろなモノを処分するつもりで片付けていたら、こんなものも出てきました。

それも、若かれしころ(21歳)に米国一周の一人旅で、多くの方々にお世話になった恩返しかもしれません。

インドネシア大学の学生さんお二人でした。

エルフィーさんとメタさんです。

ある市からホームステイを依頼されて、マッチング場所にホンダのシビック(小型車)で迎えに行ったのです。

荷物もたくさんあり、車に詰め込んで帰宅です。

イスラム教の方ですので、時間になると磁石で方位を確認してお祈りしていました。

食事も近所のスーパーで選ばさせて、それを料理したり、自国の料理を作ってもらったこともあります。

私のことは、「お父さん」女房は「お母さん」と呼んでもらいました。

食事の片付けなども手伝ってもらいました。

彼女等は私が皿を洗う姿を見てびっくりしていました。

家にはメイドさんが何人もいて、お父さんが皿を洗う姿は見たことが無いとのことです。

車もベンツや高級車が何台もあるような家庭環境だったようです。

小さなシビックで迎えに行ったことには驚いたのでしょうね。

でも、これがニッポンです。

聞くところによると、エルフィーさんはニューヨークにお住まいで外交官?の仕事をしているようです。

JICAで日本で研修されている方も、何回かお招きしました。

そう言えば、外務省のJICA関係で来日した方に講話もしたことがあります。

みなさん何らかの形で、日本のことを知りたかったのでしょう。

そう言う意味ではホームステイやビジットは普段の日本文化を学ぶ?ことが出来ると思います。

おもしろかったのはこのお二人でした。

オランダの高校生です。

一般常識として日本文化は学ばれてきたようです。

我が家の玄関(門)の前で靴を脱ぎました。

「ここは靴のままでいいんだよ」と伝えます。

玄関前のたたきで、また靴を脱ぎました。

「ここも良いんだよ」と・・・。

やっと、上がり口で靴を脱ぐことが出来ました。

今度はスリッパの履き方です。

オランダではどこでも土足ですので、スリッパの使い方をお教えしました。

庭に出る時もスリッパで下りようとしています。

畳の上もスリッパで歩こうとしています。

分からなくて当然だと思いました。

日本の家庭料理も美味しそうに食べてくれました。

なんか口淋しいそうにしています。

スーパーに連れて行って、好きな食材を選んでもらいました。

ヨクトやチーズが食べたいと言っています。

ヨクト?ヨーグルトのことでした。

オランダはたしかに乳製品の国でしたね。

日本人が醤油味を忘れないと同じです。

アージェン君は海外で活躍しているとのことです。

オランダの大使館に呼ばれて、お礼を受けたこともありました。

ベルリンの壁が崩壊し、世界は変わる?!と単身で現場を見に行ったことがあります。

その足で、オランダに向かいアージェン君家族に歓迎された思い出もあります。

オランダの方は乳製品を多くとりますので、みなさん背が高いですね。

食事は比較的質素で、黒パンや豆のスープ、ヨクトやチーズなどが大量に出ます。

この時、チーズの切り取り器を見たのが初めてでした。

ふと、ラーメンや寿司が恋しくなる一瞬でした。

アメリカ大使館内の付属施設で行われた結婚式にも呼ばれたこともありあます。

道志の野良着とはちょっと異なりますね。

ある市の行事に参加して、友好都市の議員さんやスタッフさんを自宅にお招きしました。

縁あって、この市の名誉市民にもなっています。

自宅の仏壇前でパチリです。

しゃぶしゃぶ、すき焼き食べ放題の店にお連れしました。

みなさん大はしゃぎです。

日本の肉は薄切りですが美味しくて、何杯もお代わりしています。

帰りの飛行機もオーバーウェイトになってしまうくらいだ!と大笑いです。

ICUの優秀な学生さんでした。

ジョン君です。

ノースカロライナ州のダラム市に住む彼を訪ねたこともあります。

今、どうしているのかなぁ~。

日本人の彼女がいましたので、良いパパさんになっていることでしょう。

GUEST BOOKには、まだまだたくさんの写真やコメントなどが残っています。

これらも過去の資料ですが、処分するのを躊躇するくらいです。

若かったあのころが懐かしくも感じます。

今、ホームステイをしてあげても、相手は爺さんとは話の内容も合わないのでしょうね。

あのころにもう一度戻りたいものです。

 

Hiro