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自宅と道志の日々

タイトルを「自宅と道志の日々」にしました。日記のようにつぶやいています

今度は送り火と母

2020年07月21日 | なかま道志

東京都のコロナ感染者数も237人と、また200人台になってしまいました。

仕事はもう4カ月も在宅勤務になっています。

昨日は母がお世話になっている施設も面会が出来なくなるのではないかと、電話を入れてみました。

決められた時間と検温、マスクで面会できるとのことです。

4階のロビーの定位置に母は座っていました。

こちらを向くと直ぐに分かったのでしょう。

手を振っています。

面会室に入ると、突然母が泣き出しました。

気丈な母ですのでこんなことはありません。

そのうち笑顔になって、「よく来たねぇ~嬉しいよ」と言っています。

行ってはいるのですが、忘れているのでしょう。

母は私たち子どもより、女房を頼りにしているようです。

ず~っと傍で世話をしていたのが女房なので、そんな気持ちになっているのでしょう。

子どもにはどうしても言いたいことを言うのかも知れません。

女房に「なんか変わったことはない?」と問いかけます。

ダンスしているの?

私が仕事は行っているの?

いくつになったの?

二人は仲がいいねぇ~。

私が「すてきなシャツを着ているじゃない。」

97歳の自分のことより、子どもたちの心配をしています。

以前は肌がきれいで自慢していた母ですが、あちこちにアザ?が出来ています。

クリームを塗って擦ってあげました。

もう、時間だから帰って良いよと、手を振って別れました。

帰宅して、16日の夕刻は送り火の準備です。

こうしていられるのも、ご先祖のおかげと感謝しています。

送り火で、ご先祖は帰って行きました。

学校帰りの子どもたちや年配の方も、何をしているのだろうと通り過ぎて行きます。

風習としての感謝の気持ちです。

ご先祖をお送りしたあと、仏壇に手を合わせます。

仏壇の上にはお曼荼羅が掛けてあります。

慶応2年(150年以上前)

明治5年と11年のお曼荼羅です。

私の昼はこれでした。

午後から、相談にある場所に行きました。

いろいろと長男として、なすべきことや決断することもあります。

泣いた母をみたり、いくつになっても心配性の母、笑って手を振って見送ってくれた母だったり。

姉さまとも体質が似ているので、注意しなさいとアドバイスを受けたり・・・。

考えるさせられることの多い1日でした。

 

Hiro