ここ数日の天気予報は全然アテにならない。私の住む伊勢市の天気予報はこの1週間、今日(3日)の雨以外は殆んど外れっ放しだ。予報が前日に変更されてそれが誤っていることもある。天気に振り回され勝ちな地方在住者にとっては迷惑なことだ。
普段の天気予報はかなり正確だ。3日後までなら90%以上当たるし、降雨開始時刻までかなり正確に予報する。外れ易いのは梅雨と秋雨の時期だ。この時期の天気は他の時期とは違った要因で決まるからだ。これは異常気象などではなく毎年のことだ。
普段の天気は西から東へと移動する。高気圧が来れば晴れるし低気圧が来れば雨が降る。天気図さえあれば素人でも簡単に予報できる。
梅雨と秋雨の時期にはそうならない。北のオホーツク海高気圧と南の太平洋高気圧の力関係で決まるからだ。高温の太平洋高気圧には大量の水蒸気が含まれており、これが低温のオホーツク海高気圧によって冷やされれば雨になる。だから両者の境目に停滞前線が発生して南北に不規則に移動する。普段の天気のように西から東へと規則正しく動く訳ではない。
南の高気圧が強くなれば前線は北上し、北の高気圧が強ければ南下する。南北の高気圧の力が拮抗すれば前線は動かない。前線の下は毎日雨になる。この安定した状態が梅雨と秋の長雨だ。しかしバランスが崩れれば境目が不規則に動く。どこに前線ができるかを予想することは難しい。
7月に南の高気圧が強くなって前線を押し上げた時が梅雨明けであり、9月に北の高気圧が張り出して不安定になると、「女心と秋の空」とも「男心と秋の空」とも言われる変わり易い天気になる。この時期に停滞前線がどこにできるかを予想することはかなり難しい。丁度、がっぷり四つになった相撲がその後どう動くのか予想できないようなものだ。
こういう特殊性があるから6・7月と9月の天気予報はよく外れる。決して予報官がサボッているからではない。微妙なバランスによって境界線の位置が変わるからだ。
普段の天気予報はかなり正確だ。3日後までなら90%以上当たるし、降雨開始時刻までかなり正確に予報する。外れ易いのは梅雨と秋雨の時期だ。この時期の天気は他の時期とは違った要因で決まるからだ。これは異常気象などではなく毎年のことだ。
普段の天気は西から東へと移動する。高気圧が来れば晴れるし低気圧が来れば雨が降る。天気図さえあれば素人でも簡単に予報できる。
梅雨と秋雨の時期にはそうならない。北のオホーツク海高気圧と南の太平洋高気圧の力関係で決まるからだ。高温の太平洋高気圧には大量の水蒸気が含まれており、これが低温のオホーツク海高気圧によって冷やされれば雨になる。だから両者の境目に停滞前線が発生して南北に不規則に移動する。普段の天気のように西から東へと規則正しく動く訳ではない。
南の高気圧が強くなれば前線は北上し、北の高気圧が強ければ南下する。南北の高気圧の力が拮抗すれば前線は動かない。前線の下は毎日雨になる。この安定した状態が梅雨と秋の長雨だ。しかしバランスが崩れれば境目が不規則に動く。どこに前線ができるかを予想することは難しい。
7月に南の高気圧が強くなって前線を押し上げた時が梅雨明けであり、9月に北の高気圧が張り出して不安定になると、「女心と秋の空」とも「男心と秋の空」とも言われる変わり易い天気になる。この時期に停滞前線がどこにできるかを予想することはかなり難しい。丁度、がっぷり四つになった相撲がその後どう動くのか予想できないようなものだ。
こういう特殊性があるから6・7月と9月の天気予報はよく外れる。決して予報官がサボッているからではない。微妙なバランスによって境界線の位置が変わるからだ。