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こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

20180323 信州安保法制違憲訴訟第5回口頭弁論

2018-03-23 22:23:53 | 憲法・平和・沖縄

 

本日、信州安保法制違憲訴訟第5回口頭弁論が行われました。

意見陳述は、松本市の女性と男性の二人が行いました。今回の陳述の特徴は「戦争加害による人格権の侵害」を立証することです。

「実は私の父も、酒に酔った時、気持ちよさそうに軍歌を歌い、敵であった大陸や半島の人たちを蔑称で呼んだりする一面がありました。父のうなされた悪夢は「戦地で怖い目にあった」ゆえでなく、もし中国の人を「怖い目にあわせた」記憶によるのだとしたら…。私自身の存在の寄って立つところが揺らぐ、大きな不安を覚えます。こんなことを考えるのはこの上ない親不孝だと打ち消したい気持ち…心が震えます。私は当初、人の親として、また高校で長年生徒と向き合ってきた教員として、若い世代が戦争のために命の危険にさらされる日の到来を恐れる立場で、この安保法制違憲訴訟に加わりました。しかし現在は「戦争とは、この手で人を殺すこと」という事実への恐怖を、より一層強く抱いています。既に戦闘地域に派遣される可能性のある自衛隊員の方々に「人を殺せ」との命令が下る時が迫っているばかりではありません。安保法制の成立によって、経済界・産業界は防衛装備の需要増大や武器輸出に大いに期待しているようです。「日本企業の技術者が開発した兵器がどこかの誰かを殺した」というニュースが伝えられる想像は、私を凍りつかせます。息子が、教え子が、「死の商人」として成功することなど、あってはならないこと。これらが現実となる可能性は高く、平和的生存権が脅かされるという私どもの主張は、決して曖昧・抽象的なものではありません。」

被告である国は人格権についてつぎのような反論をしています。

「原告らの主張する人格権は国賠法上保護された権利・利益ではない。原告らの主張は極めて抽象的であり、一義性に欠ける曖昧なもので、具体的な権利性が認められない。原告らの主張は、結局のところ、我が国が戦争やテロ行為の当事者になれば、国民が何らかの犠牲を強いられたり犠牲にさらされるのではないかといった漠然とした不安感を抱いたという域を超えるものではない。」

これに対して原告側は、上記の意見陳述を行い、以下の準備書面(6)を提出した。

人格権に関する主張書面です。
学説や最高裁を含めた判例において人格権・人格的利益を保護法益として広汎に認めており、人格権は、人間が人間であることからその存在を全うするために認められる権利であり、その外延を抽象的、一義的に確定することが困難であるとしても、少なくとも人間の尊厳に伴う基本的な法益をその内容とするものであれば、人格権・人格的利益として法的保護の対象となるというべきであると主張しています。具体的な内容として、①生命権・身体権及び精神に関する利益としての人格権、②平穏生活権、③主権者として蔑ろにされない権利、④安定した立憲民主政に生きる権利利益を主張しています。今回の安保法制はこれらの権利を内容とする私たちの「人格権」を具体的に侵害したものであり、被告の主張するような「漠然とした不安感を抱いた」などと評価されるものではありません。

*口頭弁論が終わった報告会でも発言しましたが、憲法9条は「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」とうたい、戦争を否定しています。戦争による被害者の立場からの「人格権の侵害」とともに、今回は戦争による加害者の立場からの「人格権の侵害」を訴えました。

私は戦争を直接体験はしていませんが大岡昇平原作の映画「野火」を観たことがあります。飢えと狂気の中で人肉をむさぼる映像がありました。このとき私は「ああこの血が私の中にもながれているんだな」と思いました。戦争の狂気が人格を奪うということにはとどまらない、私もまた平気で自らの人格と他の人格を奪うことへの恐れを感じたのです。それが戦争なんだと言ってしまえばそれまでです。わたしは、自分の血の中に「他の人格を奪う」という、「自らの人格権の侵害」を感じるのです。だから、個別的自衛権の行使だとしても戦争に参加すること自体が「人格権の侵害」だと強く、強く感じるのです。

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20180324 「街角トーク」@白板交差点

2018-03-23 22:19:49 | 活動日誌

20180324 社民党松本総支部「街角トーク」@白板交差点~中川ひろじ代表街宣

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『種子みんなのもの?それとも企業の所有物?』DVD

2018-03-22 21:58:57 | 食・農業

昨日の伊那市で開催された同名の学習会で購入してきました。

以下、印鑰智哉氏のブログより引用

『種子ーみんなのもの? それとも企業の所有物?』の初上映、長野の松代町で320人の方に見ていただいた。講演の後の2次会にも50人ほどの人が参加され、江戸時代から続く里芋を守っている人や薬草やさまざまな地域伝来の種子を守る多くの方たちの実践を知ることができて本当に貴重な機会となった。
 この映画の中で先住民族マヤの人びとが種子に祈りを捧げるシーンがある。でもこれは先住民族に限らず、世界のどこでも見られた光景だったろうと想像する。種子は文化の中心。その種子が多国籍企業のものとなってしまおうとしている。
 この映画の中で、遺伝子組み換え種子を食べて被害が出たという証言が二カ所出てくる。どちらも世界第2位の遺伝子組み換え作物生産国となっているブラジルでの話しだが、鶏が死に、食べた人も健康に問題が出た。さらには赤ちゃんに中毒症状が出たが原因は口に入れた遺伝子組み換え種子だった。
 実はこうした証言は他の地域からも得られている。フィリピンでも、インドでも、南アフリカでも。米国では遺伝子組み換え作物は家畜の餌で人が直接食べることはまずないだろうが、フィリピンでは実際に食べて下痢を引き起こしたり、南アフリカでは農業労働者に死者が出ているという話しもある。実際にこうした種子が毒性を持っていることは確かで、遺伝子組み換え企業も被害が起きないように注意書きに、口に入れるな、などと書いているという。収穫される時は安全だというのが彼らの主張になるのだろうが、実際には収穫物を与えた家畜や人に問題が起きている事例は多数報告されている。今や遺伝子組み換え作物は多くの家畜の餌となっていて、家畜がみな病気になっているわけではないが、やはり下痢をしやすくなる、耐性菌に弱くなる、などというのは共通の傾向ではないだろうか?
 今後、耐性菌はガンを超す人類最大の脅威になることが危惧されているのに、それを止める意志は日米政府には存在しない。それを見透かしている人びとはとっくにその路線から外れる道を選び始めている。ラテンアメリカでも欧米でもアフリカでも、そしてアジアでもそうした声は強くなっている。対抗運動はもはや大資本も無視できない大きさに成長し、大手の食品企業までが姿勢を変えだしている。しかし、日本ではそうしたものを知らない間に大量消費している事実すら知られていない。日本の外では消費者や生産者が大きく変わりつつあるのに、その情報が日本ではなかなか流れない。
 でも情報をひとたび知れば変えるチャンスがやってくる。まずは知ること、そしてそれを共有すること。
 それを知るためにもこの映画を活用していただきたい。
http://www.parc-jp.org/video/sakuhin/semillas.html

 今、世界で種子をめぐり何が起きているか、24ページの記事としてまとめました。DVDの付属資料ですが、上映会や学習会などでご自由にお使いいただけます。下記のURLからダウンロードできます。

https://drive.google.com/…/1ZSe-NIZyMiYk7jeq21QIp7Khs…/view…
(セキュリティ設定などでGoogleドライブにアクセスできない方は別のインターネット接続を使ってダウンロードしてください。アクセス権申請をされてもセキュリティ設定でアクセス制限されているインターネット接続環境ではダウンロードできません)

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長野県は広いなー

2018-03-22 21:48:25 | 季節風物

 

時ならぬ大雪が降った。昨日は伊那市へ出かけていたが、松本より伊那の方が雪が多かった。伊那から、松本へ帰り、上田へ向かう三才山峠はけっこう積雪があり、タイヤチェーンのない大型トラックが3台料金所で退避していた。上田市内はほとんど雪がない。帰りは高速で松本へ向かうが、比較的雪は少なかった。家に着くと数センチの積雪でとりあえず雪をかいて寝る。朝起きると(最初の写真)、けっこうな積雪で水分が多く通路をかくにも一苦労。長野へ行く予定をキャンセルして自宅、実家、事務所の雪かきに精を出す。11時ごろからお日様が顔を出し、雪をかいたところは早くも乾き始めている。夕方には道路の雪はほとんど溶けて、両脇に残る程度。明日には消えてしまうのだろうが、一日往生しました。

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種子法廃止を考える@伊那市図書館

2018-03-21 23:43:42 | 食・農業

3月17日の長野市松代に続いて、伊那市で開催された「種子法廃止」に係る学習会に参加した。

講師は印鑰智哉さんです。印鑰さんは、3月15日に作成されたばかりの「種子みんなのもの?それとも企業のもの?」日本語版を監修し、現在全国各地で上映と講演を行っています。

いくつかポイントを列記しておきます。

・戦争のための爆弾製造技術が、戦後化学肥料をつくる技術が生まれた。

・しかし、化学肥料は本来微生物がつくってきた土壌を破壊してしまった。

・化学肥料会社は、化学肥料+農薬+種子をセットで売りたい。

・UPOV条約(ユポフ条約)で、「新しく、同質的で、安定していて、他と区別しうる品種」だけを登録して流通できるようにした。

・加えてアメリカ最高裁において遺伝子組み換えされた生命体に特許が付与された。

・TPPはユポフ条約の批准を義務化している。

・だから種子法が廃止された。理由は「民間企業の投資意欲を割いてしまうから」。

・野菜の種子の90%以上は、すでに海外。

・グリホサート(ラウンドアップ)やネオニコチノイドが世界では禁止の方向であるにもかかわらず日本では基準が緩和されるという不思議。

・輸入小麦や大豆で、収穫前にラウンドアップを蒔くことで、乾燥を促進させる栽培法が普及している(プレハーベスト)。

・公共品種を守る法律や条例を早急に作る必要がある。

 

<疑問>

1すでに東南アジアの国々でも、ジャスミン米などの種を毎年モンサントから買わなければならなくなっているが、UPOV条約のもとで、あるいはTPPのもとで、モンサントの種をなぜ拒否できないのか?在来種で農業を続けることはできないのか?

2仮に在来種を守る新たな法律や条例ができても、TPP条約のISD条項で公正な競争が保たれていないと理由で訴訟にならないのか?

3日本における遺伝子組換え食品やグリホサート、ネオニコチノイドの普及と様々な病気との相関関係を示す研究はないのか(これは調べればありそうな気がするが)。

 

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20180320 山形村村議選 新居禎三(にいていぞう)さん第一声!!

2018-03-20 21:20:25 | 活動日誌

20180320 山形村村議選 新居禎三(にいていぞう)さん第一声!!

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山形議会議員選挙 新居偵三(にい・ていぞう)さん二期目に挑戦!

2018-03-20 20:21:06 | 活動日誌

 

松本市のお隣の山形村の村議会議員選挙が、今日告示となりました。

アルピコ交通で運転手として働いてきた新居禎三さんが二期目に挑戦します。

だれもが利用できる地域公共交通の構築や子育て世代の親を支援するためがんばります!

新居禎三さんは、山形村に新しく移り住んできた皆さんと村行政とのつなぎ役として、

また、平和な地域をつくるつなぎ役として、本当に山形村に必要な人です。

どうぞ、お力をお貸しください。よろしくお願いします。

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20180320 アルピコ労働組合総決起集会

2018-03-20 20:14:07 | 雇用労働・産業

   

20180320 kアルピコ労組春闘総決起集会〜決意表明

20180320 アルピコ労組春闘総決起集会〜来賓応援挨拶〜社民党松本総支部中川ひろじ代表

20180320 アルピコ労組春闘総決起集会〜来賓応援挨拶〜田口てるこ松本市議

20180320 アルピコ労組春闘総決起集会〜来賓応援挨拶〜松本地区労組会議横内裕治議長

20180320 アルピコ労組合総決起集会~シュプレヒコール

2018春闘本番。今日はアルピコ労働組合の回答指定日。お昼に本社前で総決起集会があり、激励に参加しました。

格差と貧困が拡大する歪な社会になってしまった。ここは一番、労働者の賃金を引き上げようではありませんか。

「アルピコで働く皆さんが、結婚して、子どもを育て、またアルピコで働くことができる暖かい回答を待っています」と激励の挨拶をいたしました。

 

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20180320 追分スタンディング

2018-03-20 20:08:45 | 活動日誌

 

毎月19日前後の火曜日に「戦争する国NO!平和を守る岡田の会」をしています。

森友問題にかかわる文書改ざん事件の真相を追求すべしと、みんな怒っています。

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20180319 3.19総がかり行動

2018-03-19 20:24:49 | 活動日誌

 

 

2015年9月19日の「戦争法制」強行採決以来、全国各地で取り組まれている「総がかり行動」松本版。

今日の集中審議も、「おとぼけ」「疑惑隠し」「いいわけ」答弁。

公文書の改ざんは、国家の歴史の改ざんに等しい行為だ。与野党をあげて追及されなければならない課題だ。相手が総理夫人でもだ。

参加した一人一人がマイクを持って語った、叫んだ、つぶやいた。「安倍政権は退陣を!」

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