では、さっそく、2013年 リバティ3月号 (59ページよりの引用です)
[潮 匡人氏(拓殖大学客員教授)のお話 から]
潮 匡人(うしお まさと) 1960年 青森生まれ
早稲田大学大学院法学研究博士前記過程終了 航空自衛隊入隊
聖学院大学専任講師、防衛庁広報誌編集長 帝京大学准教授などを経て現職。
近著に『「反米論」は百害あって一利なし」(PHP出版)
「日本の国益」(共著・幸福の科学出版)
【 正義のために戦えない自衛隊 】
日本人は国防について、あたりまえのように「米軍が矛(ほこ)自衛隊が盾(たて)」とセットで考えますが、
そろそろ意識を変える必要があります。
もちろん米軍とは協力していかなければなりませんが、本来、独立主権国家であれば
打撃力(矛) も 防衛力(盾)も 持った軍隊がいて当然です。
たとえば、北朝鮮が弾道ミサイルを飛ばすと宣言しても航空自衛隊に発射基地をたたく能力はありません。
しかし、オバマ政権が「米軍はアジアに軸足を移す」と言いながら何一つ具体化していないことを考えても
自衛隊は、一定の打撃力をもつべきです。
安倍政権は自衛隊を「国防軍にする」と言ってますがそれが専守防衛の範囲内で、他国に脅威をあたえる戦力がないならば、何も変わらないと思います。
そもそも「専守防衛」という言葉は英語にできません。(*_*;
一番の問題はパシフィズム(絶対平和主義、反戦主義)が抜きがたいことです。
「自衛隊は必要だけど『軍隊』として認めるのは危ない」
「絶対、中国と戦争をしてはいけない」と考える国民がほとんどでしょう。
最近は、集団的自衛権の問題が取りざたされていますが
《集団的自衛権とは》→(意味)ある国が攻撃をうけた際に、その同盟国・友好国が共同で防衛を行う国際法上の権利。
憲法9条に縛られた日本政府は「権利は保有するが、行使できない」としている。》
フランス語で「自衛権」と「正当防衛」は同じ言葉です。
その正当防衛を定めた日本の刑法36条にはこうあります。
「急迫不正の侵害にたいして、自己または、他人の権利を防衛するためにやむを得ずした行為は罰しない」
つまり、国家も自国を守る個別的自衛権、他国を守る集団的自衛権を発動していい。不正なものから守る、それは正義を実現するということ。
その力があるにもかかわらず、行使しないのが、今の日本なのです。((@_@;))
日本は、国際社会で正義を実現するためにもっとリスクを食うべきです。
世界の国々は軍人に敬意を払いますが、オバマ米大統領も2009年の就任演説で
アーリントン墓地に眠る戦死者を引き合いにだしてこう話しました。
「私たちは彼らを誇りに思いますが、それは彼らが私たちの自由を守ってくれているからだけではなく
彼らが、奉仕の精神を、つまり自分自身よりも大きな何か
(something greater than themselves)
に、意味を見出そうとする意思を体現しているからでもあります」
この言葉は「神」を連想させますが、三島由紀夫の言葉で言えば「生命以上の価値」となります。
本来、軍隊はそういう高次な価値を守るために存在しているものです。
人間にとって一番大事なものは自分の命ではありません。
もし、自分の命が一番なら、子どもたちは
「どうやったら自分だけ得をするか、金もうけできるか、生き残れるか」を
教えなければいけなくなります。
ソクラテスも言っていたように
「大切なのは、ただ生きることではなく、善く生きること」ではないでしょうか。
(引用はここまでです)
こうした重要な情報がテレビ・新聞をとおして放送されません。
朝日・NHK・毎日の会社のビルの中に中国国営の日本支社があるからです。
日本は、かなり左巻きになってきています。戦後教育の間違いも原因です。
左翼思想、唯物思想、拝金思想に染め上げられてきました。
だからこそ、真実を語る方々の情報が必要なのです。
取り戻そう!!『大和魂』!!ですね!!