JFAコンビニエンスストア統計調査月報
2015年6月度
2015年7月21日(火) 16:00発表(解禁
〔全般的動向〕
今月は、梅雨前線の活動が活発だったため、東日本太平洋側を除いた地域で降水量が多く、客数に影響を及ぼ した。しかしながら、淹れたてコーヒーを含むカウンター商材や弁当、惣菜等の中食が好調に推移したこと等から、 既存店売上高は前年を上回る結果となった。
既存店ベースでは、売上高7,675億円(前年同月比+0.6%)が3ヶ月連続のプラス、来店客数12億9,973 万人(前年同月比-0.3%)が5ヶ月ぶりのマイナスになり、平均客単価591円(前年同月比+0.9%)は3ヶ月連 続のプラスとなった。
商品構成比および売上高前年同月比〕 (既存店ベース)
2014年7月度より全店ベースから既存店ベースに変更している。
既存店...調査月において、当月と前年同月 でともに営業中の店舗
全 店...調査月における営業中の店舗
全 店 ベース |
客 単 価 |
2015年6月 |
2014年6月 |
前年同月比(%) |
(単位:円) |
598.1 |
594.1 |
0.7% |
|
既存店 ベース |
客 単 価 |
2015年6月 |
2014年6月 |
前年同月比(%) |
(単位:円) |
590.5 |
585.3 |
0.9% |
構成比(%) |
売上高前年同月比(%) |
|
日配食品 |
35.6% |
2.2% |
加工食品 |
27.1% |
-1.2% |
非食 品 |
31.5% |
-2.3% |
サービス |
5.8% |
17.0% |
合 計 |
100.0% |
0.6% |
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FC協会のコンビ二の売上高の発表。
いつものごとく、カウンター売上好調というのが、恒例のコメント。
本当は、売上高に計上してはいけない、サービス売上の好調。
利益に繋がらず、加盟店の過重な労働を増させる。
そのうち、アマゾンとかの取り扱い商品の売上高も計上することになるのでは
ないだろうか?
加盟するかたの判断が、正常にできるような発表にしてほしいと思います。
実際は、全く異なる性格のものだ。
既存店売上とは、文字通り、全国の既存店の売上高の合計値であって、毎年店舗数が増加している環境の中では、昨年の新店は今年の既存店となり、既存店売上は必ず前年比プラスとなるものだ。
ところが、既存店平均日販となるとどうか? 毎年店舗数が増えて、毎年人口は減少している環境では、必ずマイナスとなるものだ。つまりは、既存店それぞれの店舗としての実態は、常に前年を下回っているのである。
既存店売上の云々、といった一見正当性の見える発表も、だませるのは本当の経済音痴の素人だけで、小売業の成長は、店舗ごとの成長で見ることを理解していれば、何の意味もないことはすぐ分かる。
コンビニ会計なんて、切ったり貼ったりのインチキ会計ですからね。