ローソンが御用聞きに？ 商品配達にとどまらないコンビニ各社の「宅配サービス」
2015/08/07 in ビジネストレンド
コンビニの「宅配サービス」が広がり、進化を見せている。既にコンビニは飽和状態と言われるほどに増え競争が激化しており、各社とも商機を店外に求めている。これは消費者のニーズにもマッチしている。少子高齢化が進み、単身、高齢、ひとり親と子どもだけの世帯の割合が増えており、身近な存在であるコンビニの商品が届けられるのは便利だからだ。最近では、単に商品を配達するにとどまらなくなっている。
「ラストワンマイル」を握る競争
大手コンビニのローソン ＜2651＞ は、佐川急便の持ち株会社であるSGホールディングスと業務提携、新会社「SGローソン」で「SGローソン マチの暮らしサポート」なるサービスを開始した。ローソンで販売している商品と、佐川急便の宅配荷物を届けている。対象地域は半径500メートル。コンビニが店舗から外に飛び出して、地域の家庭との接点を増やすこの新しい試みは、2015年7月に東京都世田谷区の12店舗からスタートしている。2016年夏までに首都圏を中心に100店舗、2019年までに3,000店舗に広げる計画だ。
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2019年までに3000店舗、よく聞く計画です。
世田谷のローソンでは、募集広告を出していたが、この人件費、店舗もちだろうか？計画は、本部と佐川、実施は、加盟店。いつのまにか、全ての負担は、加盟店になっている。そんな計画が、3000店舗。加盟店の限度は、とっくに超えていると思います。
この会社は、マスコミ発表の際にバカの一つ覚えのように、3～5年後に3,000店舗に広げるというセリフを使う。
しかし、過去この手の発表は一度も達成されたことはない。マスコミも含めて誰もがローソンのホラ吹き発表には慣れっこだ。
間違いなく、来年にはこの話題が市場を賑わすこともないし、SV連中も口に出すこともないし、社長自身も加盟店の前で話すことすらないだろう。
1，2年後に全加盟店を集めるセミナーあたりで、誰かがこの件の進捗状況を質問すれば、大笑いとなること請け合いだ。
性懲りもなく3000店計画。御用聞きをして、コンビニ経営は、成り立つのだろうか？今の経営ななかで、人件費が、最大のコストであり、調達しずらいことをわかっているのだろうか？わかっていて、人の良いオーナーに押し付けしようとしているのだろう。3000人もそういう人は、いないと思います。
もし、宅配請負会社の人員不足などの理由で、宅配業務はやはり各店舗でとなったら、間違いなく、どの店も宅配は取り扱っておりません、となるだろう。
通常のシフトですら、適正に埋まらないほど人手不足が深刻となっており、カウンター業務ですら回っておらず、いったいどの店が宅配業務などできると考えているのだろうか？
ちなみに、数少ない直営店でも当然ながら人手不足であり、社員店長はかなりの長時間労働となっているそうです。
店が儲かる事やれ、糞あほつか。
株価は、大きく上昇し、本部に、危機感は、ないでしょう。明日発表の月次情報が、楽しみです。ファミマとの差、どうなっているでしょうか？加盟店に利益をもたらさず、搾取だけだと成長が、鈍化すると思います。自業自得です。
先日の記者発表は、2番煎じのナチュラルローソン300店舗。見識を疑います。けど、ドンドン前にでて、でたらめ発表をしていただくと、馬鹿さ加減が、表面化すると思います。
発想が、あって実現可能性をチェックして発表するのが、普通。発想だけで発表しあいてを、惑わす。あれだけ騒いだマツキヨも今は、関係ない。
話題づくりたけの提携。過去の信用という財産を食いつぶしていると思います。
一番肝腎な経費負担を詰めずに出発したのでは、ないでしょうか？佐川にしても、店舗配送で、配送は、終わり。それ以上のコスト負担は、厳しい。積み残しをやってでもコスト削減を優先する佐川が、人件費コストを負担するとは、考えにくい。客が増えるから、店舗負担しろとの本部指導では、ないでしょうか？