コンビニ経営相談室「あかり」

気がついたら全てを喪失、それがコンビニオーナー。加盟を阻止し、脱退を支援します。コンビニの経営の現実をお知らせします。

サークルKサンクスの身売り報道「当面はあり得ない」と識者

2014年07月21日 05時35分40秒 | インポート
Sunkus
2
014.07.20 07:00 記者 : NEWSポストセブン ーーーーーーーーーーーーーーーーー
 いまやコンビニエンスストアは全国で5万店を突破し、飽和状態との見方が強まっている。そんな中で降って湧いた業界再編の話だけに現実味があったのかもしれない。

 事の発端は、読売新聞が7月16日に「大手流通業であるユニー・グループホールディングス(HD)傘下で、コンビニ業界4位のサークルKサンクスが売却を検討している」と報じたことにある。

 しかも、売却先について「競合する複数の企業に水面下で打診を始めた」と書いたために、セブン―イレブン、ローソン、ファミリーマートの上位3社にもマスコミや関係者からの問い合わせが殺到したという。

「伊藤忠商事がユニー・グループHDの株式を3%保有しているので、同じく伊藤忠が37%出資するファミリーマートに売却するのでは? との憶測も出たほど」(経済誌記者)

 だが、なぜか読売以外の全国紙はこの件には触れず、ユニー・グループHDも<複数の企業に対して、サークルKサンクスの売却を打診した事実はなく、売却を検討した事実もない>と、繰り返し完全否定のコメントを出したことで、真相はうやむやになっている。

 同社の言う通り、「当面、売却することはあり得ない」と予測するのは、コンビニ業界の専門紙『コンビニエンスストア速報』編集長の清水俊照氏だ。

「確かにコンビニは過当競争を続けていますが、いまの消費傾向は“遠くのスーパーより近くのコンビニ”のほうが集客力も高く、コンビニは小商圏でミニスーパー化を推し進めるなど、まだまだ伸び代はあります。

 サークスKサンクスもご多分に漏れず、6月に生鮮野菜などを取り扱う『サークルKフレッシュ』や、カフェ併設型の店を相次いでオープンさせるなど新業態に力を入れだしました。そんな矢先に後ろ向きな売却を検討しているとは到底思えません」(清水氏)

 ユニーグループ全体にとっても、郊外にある大型GMS(総合スーパー)のユニーよりも、都心部で小回りの利くサークルKサンクスを強化したほうが効率的に稼げるはず。前途有望なコンビニ事業をみすみす手放すのは得策ではない。

 しかし、“火のないところに~”の諺どおり、近年、サークルKサンクスの業績不振が売却の噂をくすぶらせ続けていたことも、また事実だ。

「既存店の売上高がふるわず、上位3社との差が開く一方でした。その要因のひとつは、サークルKとサンクスが合併して10年もたつのに、いまだにブランドの統一がなされていないために、相乗効果が発揮できていないことが挙げられます」(前出・清水氏)

 一体どういうことなのか。同社はフランチャイズ(FC)経営をするにあたり、全国の地域運営会社に出資しているが、合併前に設立したそれぞれのオーナーが同じエリアで商売敵になるなど、混乱を招いている。

 そのため、サークルKサンクスの出資比率が低い地域運営会社は、続々とローソンやセブン―イレブンなど他チェーンに“鞍替え”している。

 2011年に「サンクスアンドアソシエイツ富山」の約70店がローソンになったのを皮切りに、四国、九州、近畿でも加盟店の離脱が相次いでいるのだ。

「地方のFC問題を含め、早急に看板を一つにしてブランド整備を行わない限り、いくら新業態を出してもジリ貧になる」(業界関係者)

 との厳しい指摘もある中、サークルKサンクスはこの苦境をどう乗り越えていくのか。反転攻勢をかけられなければ、それこそ「売却」の憂き目も避けられなくなるだろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 その通りですという記事。サークルKサンクスに頑張っていただきたい。
ローソン、セブンに看板替えしても、エリアFCもオーナーも決して良くは
ならない。加盟者を増やせば、利益の出るコンビニ本部のビジネスモデルに
組み込まれ、利益が少しづつ減ってゆく「釜茹での刑で」少しづつ死に向かっていく。

本部の利益の少ないコンビニの方が、加盟店に正直では、ないだろうか?
まだ「正直」を商売の原点と考えているのではないだろうか。

近江商人の心を企業理念にしている飯田商店が、ローソンに鞍替えし
「I&R」社を立ち上げたことが、理解できない。
企業風土の違う、2者が一緒に仕事をしてもうまく行くはずはない。
今、京阪奈サンクスの方は、どうしておらるるのだろうか?
富山、南九州サンクスの方はどうしておられるのだろうか?
情報統制なのか、情報がほとんどない。





最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
絶対にセブンイレブンは買わない。 (A)
2014-07-22 04:34:53
そんなことしなくても、ドミナントでガンガン作るつもりだから変なオーナー契約に足を引っ張られたくないだろう。
ローソンも100円ショップで失敗が足を引きずってる。
ファミマが有力だろうね。
ファミマは資金さえあれば数をもっと出すだろうし。
ただ、オーナーが増えることになるのでフットワークは重くなる。
ファミマが店舗増やせた利点が、オーナーの少なさ。
ローソンはオーナーを増やして更にMOや法人にしたのが失敗。
ファミマはオーナーが元々減ってきたので法人と複数店展開がしやすかったのが勝因。
サンクスが未だに残ってるのも、オーナーの少なさからですね。
私の家の廻りに、知ってるだけで10店舗近くサンクスあるが、一部、単独オーナーが3人だけで、あとは全部同じオーナー。
三店舗の単独オーナーは、契約が持ち家なので良いのだろう。
逆に競争力がないから、店舗も貰いやすいのではないか?
セブンイレブンは複数店出さなくても行けるところは行けるし、三店舗のにひとつは必ず余裕のある店舗があるから安定感はある。

不思議なのは大阪辺りの店舗って、複数店貰っても多分20万円台とかだよね?
お客が少ないから人件費とか小さい店でコスト安いとかなのか?
契約もあるだろうが、普通はやれない。
関東では問題点は客単価の減少。
お客が少ないならまだコストは下げやすい。700人の客数が日によって時期によって増減が100にんぐらい変化する。
客単価も下手すれば150円くらい変わるだろう、イベントもないのにお客の行楽気分が偏って作用するようになった。
完全な行楽になると、最近はコンビニはどこでもあるので朝は分裂。
夜は行楽地か外食店だね。
弁当は売れない。売れても手作りが基本。
これでは成り立たないね、商売。
この記事、スーパーと比較してる時点で意味がない。スーパーでフランチャイズなんて殆どない。フランチャイズであるというのが、個店舗の集合体だとわかってないのか?
そもそものコストバランスがコンビニモデルでは悪すぎるのだからスーパーとまともにやって勝てるわけないだろう。
スーパーの売上悪さはスーパーとの競争によるもの。
コンビニ関係ない。
今日のカンブリア宮殿で接客が重要だというらしいよ?
だったら、接客に金かけられるくらいのお金をお店に渡せばいい。
本部経費として何かやるならできるはず。
返信する
Aさん、コメントありがとうございます。 (nag)
2014-07-23 06:08:36
どう、サンクスさんが、動くかわかりませんが
業界での地位を確固たるものにして欲しい
ものです。切瑳琢磨して企業も成長する。
青看板を出し抜いて欲しいものですね。
返信する
私の地区のサンクスのエリアFCのオーナーが言っ... (Unknown)
2014-07-23 17:02:06
本社はエリアの発言を聞かない、特にサンクスは。だからサンクスばかり
エリアFCが脱退するんだと。その状況、青い看板もなってきている。店が
疲弊しているのに、まだ本社主導での考え。SVも本社から支社からで私は
提案しましたと店の事などお構いなし。果たして今後青い看板はどうなるの
でしょうか?
返信する
四国地方のサンクスが風前の灯 (Unknown)
2015-07-23 14:20:45
サークルKサンクスの店舗検索システムで調べてみました。
高知県は全滅、香川県・徳島県・愛媛県合わせて計11店舗 となっているようです。
サークルKへの看板替えもいいですが、また替えなきゃいけないんでしょ?
なんだかなあという感じです(笑)
返信する

コメントを投稿