那田尚史の部屋ver.3(集団ストーカーを解決します)

「ロータス人づくり企画」コーディネーター。元早大講師、微笑禅の会代表、探偵業のいと可笑しきオールジャンルのコラム。
 

胸の振り子 続き

2012年12月15日 | 芸術・表現
色んな重要書類が山積みになってきたので、今日もごく簡単に書きます。

昨日の「胸の振り子」は隠れた名曲の典型で、まず知っている人がいない。

歌詞の部分に幾つか謎、というか「隠し味」がある。

柳にツバメはあなたと私

のところ。歌った後に横にいたホステスさんから、どういう意味ですか?と聞かれたので
「松に鶴」と同じようにワンセットの仲のいいカップルという意味じゃないの、と答えたところ、老齢のスナックのマスターからその通りだといわれた。

次いで「胸の振り子が鳴る鳴る」の部分。これは非常にマニアックな論争があり、なんの意味か諸説ある。簡単に言えば、ハートがドキドキする、というべきところを詩的に言い換えたもの。サトウハチローは、人生は豪胆で不良、中学を落第、退校、勘当、留置場入りを重ねているが、表現は繊細で「爪色の雨」が処女詩集、「ちいさい秋みつけた」という童謡も書いている。
 
「煙草の煙にもつれる思い」なんて表現も中々出てこない。西條八十に師事し、草野心平や宮沢賢治と同じ同人誌仲間だっただけのことはある。

これは石和温泉の知る人ぞ知るプロのジャズミュージシャン中川武先生(「ないとあんどでい」というスナック経営)に、畏れ多くも私が教えて感動され、今は中川先生の持ち歌になっている。一緒にスキャットしたり即興でメロディを変えたりして、さあ飲もうと座ったら、お客さんからアンコールが掛かって2度ステージに上がったこともあります。石和に遊びに行ったらぜひ寄ってください。

以下はwikiからサトウハチローの作詞した歌謡曲をコピーしたもの。案の定「胸の振り子」は抜けています。ではこの辺で失礼します。

リンゴの唄
麗人の唄(映画『麗人』の主題歌)
二人は若い(玉川映二 名義)
あゝそれなのに(星野貞志 名義)
うちの女房にゃ髭がある(同上)
花売り娘
ホームラン・ブギ
目ン無い千鳥
誰かさんと誰かさん
勝利の日まで
ずずんとずずんと(テレビ番組『坊やとママ』テーマソング)
黒いパイプ
夢淡き東京
浅草の唄
長崎の鐘
エンゼルはいつでも(森永製菓)
グラスをのぞくフラミンゴ(千福のテーマ)
悲しくてやりきれない
ありがとう(テレビドラマ「ありがとう」主題歌)
ほんとかしらほんとかしら(美空ひばり)
わが母の姿は(美空ひばり)
明日を祈る(堺正章)
なんでこんなに(堺正章)