那田尚史の部屋ver.3(集団ストーカーを解決します)

「ロータス人づくり企画」コーディネーター。元早大講師、微笑禅の会代表、探偵業のいと可笑しきオールジャンルのコラム。
 

西条八十 ぼくの帽子、をめぐって(追記)

2018年03月26日 | 芸術・表現

集団ストーカー被害者の方は次のurlを押してください。 http://blog.goo.ne.jp/nadahisashi/e/21522a074264a7eb4afb4fd7df2e6531

 また「春名先生を囲む会」は私のHPに別途ページを作ったので次のURLをクリックしてお読みください。http://w01.tp1.jp/~a920031141/haruna.html に最新の「春名先生を囲む会」の写真をアップロードしています。この会の趣旨と目的に賛同されるかたは毎月第三金曜日の午後七時半から誰でもOKですから夢庵西八王子店(平岡町)に来てください。正面を右に進むと座敷がありますからその座敷で待っています。なお、料金について変更があります。お酒の飲めない人は2千円にしましたのでお酒の飲めない人もぜひ賛同者となって「春名先生を囲む会」で講義を聞いたり、また積極的に講義をして下さい。今後は二回目から講演者に5千円は差し上げます。医療だけでなく歴史や芸術についても講義できるようになりました。私は八王子五行歌会の代表です。賛同される方は私まで電話を下さい。042-634-9230。

私が微笑禅の会(非宗教)を作ったのは日本に10人の見性者が生まれ、10人が協力し合えば世直しが出来ると思ったからです。(ちょうど日本に10人の坂本龍馬が居たら世直しが出来るように)

後、微笑禅の会(非宗教)のネット会報は中止し、年に5千円の護持会費と数度の紙媒体での会報を出すことにします(メールで済ますこともあります)。私がロックフェラーほどの資産家であれば年に5千円の会費は無料にしますが、五行歌の会の主宰・草壁先生の言われる通り、お金を出さないと文化は育たないからです。本当に悟ってみたい人は次のurlをクリックして「見性体験記」をご覧ください。 http://w01.tp1.jp/~a920031141/zen.html             入会された方には「微笑禅入門―実践篇」(DVD)を差し上げます。もちろん会員から質問があれば答えますので私のメルアドまで質問を下さい。レジュメも作らず睡眠時間4時間で即興で語っています。DVDはボリュームを目一杯に上げて聞いて下さい。wasaburo@hb.tp1.jp (クリックしてもメールが開かないのでコピーして宛て先に入れて下さい)

なお、微笑禅の会の口座番号に変更があります。入会手続き入会金なし。会費は年に5千円とし、ゆうちょの以下の振替口座 00130-7-447671 名称「微笑禅の会」に振り込んでください。その際は住所氏名他連絡先、男女の区別を明記して下さい。以上、会員になりたい方はこの口座に会費を振り込りこんで下さい。

また、八王子4中を卒業して多分八王子東高校に進んだ黒澤千宝(旧姓・那田千宝、平成7年生まれ、男)の現況をご存じの方は左下のブックマークにある「ロータス人づくり企画」から入って一番下にあるメールはここへ、から情報をください。

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昨日はこの詩歌に母への怨念のようなものを感じる、と書きましたが、おそらく、帽子とはいたいけな少年時代の純粋な心の象徴だと思います。風が帽子を吹き飛ばした瞬間に何かが起こって作者の少年が消えてしまったのでしょう。映画では、オーソン・ウェルズの「市民ケーン」がそれまでは娯楽だったハリウッド映画に文学のような複雑な内容を与えています。それは作者が最後に「薔薇の蕾」という謎の言葉を残すのですが、少年時代に使っていたソリの裏にあるおそらくメーカーの名前が「薔薇の蕾」でした。新聞王として一世を風靡した主人公が最後に少年時代を回想するという構成は、西城八十の「ぼくの帽子」に通じるものがあります。作詞家として童謡作家として有名な西城八十ですが、心の奥には人には言えないような深い闇を残していたのでしょう。彼は「トミの地獄」という次の詩歌を残しています。一読してみてください。何とも異常な暗さがあり、一説によれば、寺山修司はこの詩歌を読んだために死んだといわれています。

姉は血を吐く、妹(いもと)は火吐く、
可愛いトミノは宝玉(たま)を吐く。
ひとり地獄に落ちゆくトミノ、
地獄くらやみ花も無き。
鞭(むち)で叩くはトミノの姉か、
鞭の朱総(しゅぶさ)が気にかかる。
叩けや叩きやれ叩かずとても、
無間(むげん)地獄はひとつみち。
暗い地獄へ案内(あない)をたのむ、
金の羊に、鶯に。
皮の嚢(ふくろ)にやいくらほど入れよ、
無間地獄の旅支度。
春が来て候(そろ)林に谿(たに)に、
暗い地獄谷七曲り。
籠にや鶯、車にや羊、
可愛いトミノの眼にや涙。
啼けよ、鶯、林の雨に
妹恋しと声かぎり。
啼けば反響(こだま)が地獄にひびき、
狐牡丹の花がさく。
地獄七山七谿めぐる、
可愛いトミノのひとり旅。
地獄ござらばもて来てたもれ、
針の御山(おやま)の留針(とめばり)を。
赤い留針だてにはささぬ、
可愛いトミノのめじるしに。


西条八十「ぼくの帽子」をめぐって

2018年03月25日 | 歴史

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 また「春名先生を囲む会」は私のHPに別途ページを作ったので次のURLをクリックしてお読みください。http://w01.tp1.jp/~a920031141/haruna.html に最新の「春名先生を囲む会」の写真をアップロードしています。この会の趣旨と目的に賛同されるかたは毎月第三金曜日の午後七時半から誰でもOKですから夢庵西八王子店(平岡町)に来てください。正面を右に進むと座敷がありますからその座敷で待っています。なお、料金について変更があります。お酒の飲めない人は2千円にしましたのでお酒の飲めない人もぜひ賛同者となって「春名先生を囲む会」で講義を聞いたり、また積極的に講義をして下さい。今後は二回目から講演者に5千円は差し上げます。医療だけでなく歴史や芸術についても講義できるようになりました。私は八王子五行歌会の代表です。賛同される方は私まで電話を下さい。042-634-9230。

私が微笑禅の会(非宗教)を作ったのは日本に10人の見性者が生まれ、10人が協力し合えば世直しが出来ると思ったからです。(ちょうど日本に10人の坂本龍馬が居たら世直しが出来るように)

後、微笑禅の会(非宗教)のネット会報は中止し、年に5千円の護持会費と数度の紙媒体での会報を出すことにします(メールで済ますこともあります)。私がロックフェラーほどの資産家であれば年に5千円の会費は無料にしますが、五行歌の会の主宰・草壁先生の言われる通り、お金を出さないと文化は育たないからです。本当に悟ってみたい人は次のurlをクリックして「見性体験記」をご覧ください。 http://w01.tp1.jp/~a920031141/zen.html             入会された方には「微笑禅入門―実践篇」(DVD)を差し上げます。もちろん会員から質問があれば答えますので私のメルアドまで質問を下さい。レジュメも作らず睡眠時間4時間で即興で語っています。DVDはボリュームを目一杯に上げて聞いて下さい。wasaburo@hb.tp1.jp (クリックしてもメールが開かないのでコピーして宛て先に入れて下さい)

なお、微笑禅の会の口座番号に変更があります。入会手続き入会金なし。会費は年に5千円とし、ゆうちょの以下の振替口座 00130-7-447671 名称「微笑禅の会」に振り込んでください。その際は住所氏名他連絡先、男女の区別を明記して下さい。以上、会員になりたい方はこの口座に会費を振り込りこんで下さい。

また、八王子4中を卒業して多分八王子東高校に進んだ黒澤千宝(旧姓・那田千宝、平成7年生まれ、男)の現況をご存じの方は左下のブックマークにある「ロータス人づくり企画」から入って一番下にあるメールはここへ、から情報をください。

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このところ変人シリーズを続けているが、思うことあって、別のテーマを取り上げることにする。この詩歌は角川映画の「人間の証明」のテーマソングとして使われている。私はこの詩を読むたびに推理小説と抒情性がまじりあった感覚を覚えるので、必ずこの詩には謎があるだろうと思っていた。たまたま検索すると次のような意見があったので以下、引用する。

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母さん、僕のあの帽子、どうしたんでしょうねえ?

西條八十氏はこの作品で何を言いたかったのでしょうか?
この詩のテーマを教えて下さい。
もしかして、母親が亡くなっていて、墓前か遺影の前で
亡き母に語りかけているのでしょうか?

「僕が書いたY・S という頭文字」というのは
「八十/Y ・ 西條/S」ですよね?


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帽子


母さん、僕のあの帽子、どうしたんでしょうねえ?
ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで
谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ

母さん、あれは好きな帽子でしたよ
僕はあのときずいぶんくやしかった
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから

母さん、あのとき、向こうから若い薬売りが来ましたっけね
紺の脚絆 に手甲をした
そして拾おうとして、ずいぶん骨折ってくれましたっけね
けれど、とうとう駄目だった
なにしろ深い谷で、それに草が
背たけぐらい伸びていたんですもの

母さん、ほんとにあの帽子どうなったでしょう?
そのとき傍らに咲いていた車百合の花は
もうとうに枯れちゃったでしょうね、そして
秋には、灰色の霧があの丘をこめ
あの帽子の下で毎晩きりぎりすが啼いたかも知れませんよ

母さん、そして、きっと今頃は、今夜あたりは
あの谷間に、静かに雪がつもっているでしょう
昔、つやつや光った、あの伊太利麦の帽子と
その裏に僕が書いたY・S という頭文字を
埋めるように、静かに、寂しく

 

jina_tadさん

2009/7/301:13:09

テーマは「喪失感」です。
何を失ったのか?
帽子です。表面的には。

どういう状況で母に語りかけているのかは、読み手の自由です。
この詩を発表した時に、西條八十の母が健在だったかどうか調べるのは、必要かも知れません。
私のイメージでは、
幼い頃に母から買ってもらった帽子。
とても喜ぶ僕を見て、自分のことのように嬉しそうな母。
それは突然、帽子が飛ばされることで悲しみに変わる。
記憶の奥底にしまい込まれる思い出の喪失。

いつの間にか母の背たけを追い越し、今は小さくなった母の背を見つめる。
自分も子供の親となり、子供の悲しみは、親の悲しみということがわかるから、帽子のことを口に出せないでいる。
この微妙な距離感が、濃密な親子間の喪失。
ひょっとしたら、この時言えなかったことを今、墓前で語りかけているのかも知れません。

これがまあ無難な回答でしょうが、私は全然別なことを考えてました。
この帽子はまるで谷底で息づいているようではありませんか。
長い年月たった食器とか服は、魂が宿って妖怪になると言われています。
玄関の、はかなくなった靴をなかなか捨てられないのは、これといっしょだ。
帽子も谷底で生活している、と妄想してしまいました。

質問した人からのコメント

2009/7/9 00:24:53

この帽子はまるで谷底で息づいている。
今でも「あの帽子=母子の絆、つながり、あの頃の生活」が
どこかで保たれている、ということでしょうか。

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https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1027883015

これはヤフー知恵袋で交わされた解釈だが、かなり繊細な神経の持ち主たちの会話だと分かる。

私は、ただの喪失感だけではなく、直観的にだが、母親への怨念のようなものを感じる。多義的な解釈を受け入れる不思議な詩歌でさすが西条八十の描いた作品だと感心した。