人生第2幕スタートして20数年、畑を掘り・印を刻り・木を彫りの半分・自然に親しむ生活です

篆刻(てんこく)という
漢字の文化、庶民的な
円空佛、こんな世界が
今も存在している!
つれずれ日記です

コンビニ・コピー機の進化

2022-03-23 20:47:07 | 日記


コンビニのコピー機を見ても時代の変化を感じます。


例えば絶版本など入手不可能な場合、やむなく図書館で借り
コピーすることがありますね。
近くにコンビニが2軒あり、いつもは少し近いミニストップで
コピーしています。
コピー機のメーカーはリコーでA-3以外の白黒は5円です。

たまたま、少し遠いファミリーマートでコピーしました。
複写機メーカーはシャープです。
今はマルチコピー機と申すそうですが。
白黒はA-3まで1枚10円です。

最近はその機能は当にマルチです。

その多機能ぶりに驚きました。
コピーのほか、写真プリント、行政の住民票の写し、印鑑登録証明書、
FAX,スキャン機能(原稿をUSBメモリーなどに取りこむ)
コンテンツ機能も多彩でアニメ、ゲーム、タレントなどのプロマイドも
販売という具合です。
コピーでも写真入りなどの書類でも出来上がり状態が直ぐに映し出され、
当に至れり尽くせりです。
そして紙質も5円ショップとは大差があり優れモノです。

5円はやはり5円の品質、10円はそれなりの価値あり、です。
新しいマルチコピー機は昨年暮れから導入されているそうです。

時代は動いている!




「男の心得」

2022-03-21 19:25:36 | 日記


本を読むのも時には気楽に寝転んで読みたいときもあります。
陽春の季節はお日さまの光を浴びながら好きな本を広げるのも
いいものです。

池波正太郎の「青春忘れもの」
人生前半の自叙伝ですが、青春時代の飾り気のない記録の如くで
当時の時代背景とか経験談とか読みますと、池波さんの小説も一層
深く読めそうです。
その生まれた時代によって社会情勢や環境は大きく違ってきます。
戦時体験は日本国内では恐らく当分と申しますか今後何十年と
無いと思われますし、あってはなりません。
池波正太郎はそうした経験もしています。

池波正太郎は今もホームページがあって、その衰えぬ人気ぶりを
感じます。

小説やエッセイにでてきますが「男の心得」としてポチ袋や
心付け、という言葉がでてきます。
今の時代は世知辛く、何となく潤いの少ない時代ですが
こうしたちょっとした心遣いは普段の生活の中で心掛けますと
何となく温かみのある関係ができてきます。

旅館などでのチップだけでなく、日常生活でこうしたシーンは
心がけ次第で出合うことがあります。
今日はたまたまパソコン点検をしてもらいました。
無償ということですが祭日に態々の点検でしたから。

池波正太郎の絵はまた、素人はだしで装丁も手掛けていますね。
幼い時からの凄まじいばかりの体験がその深い人間性のバックに
あることを痛感します。

写真は引用です。



作品展・会場での交流

2022-03-16 19:52:38 | 日記


 昨日から一宮市尾西歴史民俗資料館で円空佛・絵画・焼絵・書の
 作品展が始まりました。(3月20日まで)
 コロナ禍が完全に終息していない微妙な時期ですが、昨年秋予定の
 延期にてご来館を心配していましたが無事開催となりました。
 最近はLINEでの案内も増えていますが、小生はもっぽらメッセージを
 添えてのハガキでのご案内です。

 円空佛は模刻になりますが絵画の模写や書道の臨書と異なり
 立体形ですので、制作する人の個性が出ます。
 制作はアマチュアの円空佛愛好者によるものですが、その出来栄えは
 別にして精魂込めてという気持ちが表現されています。
 数年ぶりの作品展を通じて時節柄なかなかお会いできない方との
 交遊を楽しめることができています。
 「本当に久しぶりの外出よ。案内いただいて有難うネ」

 今の時期は特別な用事がない限り何となくお互いに交遊することは
 少し躊躇しますが
 「作品展の案内もらったから行ってみようかな」
 という外出のキッカケになっているようです。
 会場には談話室もあり、久しぶりに話に花が咲きました。

 円空佛には漠然としたイメージを持っていても強い関心の方は
 そんなに多くありません。
 予想外の質問もあります。
 木の種類によっては斑模様になっていることもあります。
 「この模様はどうやって付けたのですか」
 「木がもともと持っている自然の模様ですヨ」
 
 今回は関市円空館を詠んだ漢詩も掲示しています。
 
 ご来館いただいた方々には談話室にお誘いしています。
 小生がAさんたちBさんたちと知り合いでもAさん、Bさんは
 お互いに初対面です。
 Aさん、Bさんたちもお互い初対面ですが話が弾むのはいいものです。
 初対面ながら談話室で会話できるのもこうした作品展だからこその
 メリットと思います。

 ご来館の方々は同年配の方が主ですので加齢が主原因と自粛生活の余波
 からの体調の変化についても話が及びます。
 こうした話題もグチ話で終わるのではなく、身につまされる話題もあって
 お互いに参考になることもあります。
 老いるということは誰でも避けることができませんので、そうした話題も
 この機会にお喋りによってスッキリし、
 「明日からは明るい気持ちになって過ごそう」
 ということになればより一層良いことだと思います。

 今回は壁面に友人たち3人の絵画も賛助出品で良い思い出になって
 僥倖です。
 「今、できることを」と。

甍(いらか)の波も今いずこ

2022-03-14 08:52:00 | 日記


♬ こいのぼり



陽気も良くなりそぞろ歩きの散歩が気持ちいいです。
ボツボツと桜便りも聞こえてきます。
でもコロナ禍でお花見風景もすっかり様変わりです。

散歩しながら風景を眺めていますと当地は空き地も多く、あちらこちらで
新築住宅の工事風景が眼に入ってきます。
新築住宅を眺めていますと時代の変化を感じます。

最近の家屋は四角の箱のように庇のない家や、極端の窓の少ない家には
ちょっとした驚きを感じます。
昔から住まいというのは日本独特の湿度が高く暑い夏を快適に過ごす
工夫がされてきました。
それが最近は高密閉性の家屋が増えているように感じます。
夏の過ごし方より冬の快適性が重視されているのでしょうか。
「風通し」という言葉も死語になりつつあります。

最近の住宅は夏の暑さを遮る庇も浅くなり、屋根材も金属製が
増えています。
雨風や太陽光への耐久性よりも軽量化、工事のし易さ、コスト重視
になっています。
日本の伝統的に優れた釉薬使用の瓦屋根がめっきり少なくなりました。
釉薬使用の瓦屋根はメンテナンス・フリーです。
陶器の器でも割れない限り永久的に使用可能です。
イニシャルコストや軽量化が耐久性より重要視され、定期的な
メンテ費用は施工時にあまり考慮されないようです。

以前のように瓦職人や土壁による工事は少なくなり、左官やさんなど
専門職もすっかり見かけなくなりました。

甍の波の風景もすっかり唱歌の世界になっています。

写真は東山魁夷画伯の作品(部分)です。