人生第2幕スタートして20数年、畑を掘り・印を刻り・木を彫りの半分・自然に親しむ生活です

篆刻(てんこく)という
漢字の文化、庶民的な
円空佛、こんな世界が
今も存在している!
つれずれ日記です

篆刻・千字文(その5)

2022-03-28 09:44:23 | 篆刻


上記は宋・徽宗の書です。



右から
始制文字 始めて文字を制(つく)り、
     文字は蒼頡(そうけつ)が作ったといわれている
     文字の始まりです
    
乃服衣裳 上着(上衣)とはかま(裳)を服(き)た
     当時は衣服がなく、鳥獣の皮革で体を覆った

推位譲國 皇帝の位を推(ゆず)り、国を臣下に譲ったのは

有虞陶唐 有虞(舜のこと)や陶唐(堯・ぎょう)であった

弔民伐罪 民を弔(あわれ)み、罪を伐(う)ったのは、

*上記内容の時代は紀元前11世紀ごろのようです 
 当時の文字は亀の甲羅などに刻まれ、甲骨文字と言われています
 文字は主に占いに使用し、神の託宣を読み取るためとされています
 これらの解説文は文献からの単なる引用です 



余談ですが、頼山陽の千字文・作品は以前の放映「開運!なんでも鑑定団」で
300万円の鑑定でした。
写真作品は頼山陽の作品ですが、千字文ではありません。
(岡山県美術館H.P.より)


ブログにアップしていますと,
千字文を篆刻作品で制作開始したのは十数年前、
西も東も分からなかったあの頃を思い出します。
いつの間にか、傘寿も超えて。