江戸川乱歩の速達

むかし、むかし約60年も前の戸板康二さんの経験談ですが。
（戸板康二さんは演劇評論家で「ちょっといい話」が有名です）

戸板康二さんが小説を書くキッカケは江戸川乱歩さんのすすめ
だったそうです。
「何かあなた、書きませんか、小説を」
といわれ、私は劇場の楽屋に舞台の音が聞こえる仕掛けトリックで
何となく考えていた筋があったので
「ひとつだけ、それでは書かせてください」

乱歩さんの凄いのは翌日の夕刻、ハガキの速達が来て
「ゆうべの約束お忘れなく」
これには身震いするような感動があった。
と戸板さんのエッセイに書かれています。

「乱歩」という名前もいいですね。
ほろ酔い気分の足取りの意味もありますから。

最近は画面を見ながら指先1本で入力するLINEとかSMSとかで連絡を
取り合う非常に便利な時代になりました。
LINEとかSMSの良さは時間帯にあまり関係なく簡単なやりとりには
とても重宝です。
こうした手軽さが今の時代にピッタリなんでしょう。
この手軽さが良さでもあり、逆もありますが。
LINEやSMSでのやりとりの中で微妙な表現は難しく、行き違いに
なることもあり得るようです。
送信した相手がいつ既読してもらえるか不明ですので緊急の用件は
避けるべきで、ある程度の時間の余裕が必要と思われます。
SMSの欠点は既読表示がありませんので注意が必要ですね。

IT時代だからこそ少し手間の掛かるコミュニケーションの手法もありそうです。

時々ですが葉書、封書などを出すこともあります。
葉書の裏面には相手の方に相応しい写真を選んでプリントし、
宛先記入面の下半分に下手くそな字で簡単な文章を添えて投函します。
葉書の裏面全部を書面にすることもありますが。
（本当にヘタな字だなア、でも今更上手くはならないし・・・）
ケースバイケースで封書も使いますのでLINE,SMS,葉書、封書と
選択肢が増えています。
パソコンメールは携帯メールに移行して消滅に近いです。

勿論、電話の使用もありますがめっきり減りました。
字を書く機会は減少気味ですが万年筆の良さも実感しています。

そうなんだ・敬老の日

未だ社会人になるまで数年の若いお客さん二人の来宅あり
「そうか、今日は敬老の日なんだ！」

メリハリの乏しい日々を過ごしていますと、こうした記念日も
忘れるほどです。

センテナリアン（centenarian)
100歳以上の人をこう呼ぶそうですが、自分には関係なしでしょう。

1年に1回の敬老日、若い人もこの日が来ると多少は年配者のことを
意識するかもしれません。
本来はプレゼントなど不要で、時々の音信が大切と思っていますが。
年配者の貴重な体験談を語るシーンもほとんどなくなりました。
（もちろん、自慢話の類でなく）

高齢者には全く予期しないＩＴ時代が到来し、コミュニケーションの
とり方、価値観の違い、世の中の変化への対応力などのんびりと
ご隠居さん暮らしも気が抜けません。
最近は横文字の氾濫です。
また、スマホ所有し操作自由でないと不利益を被るケースも増えて
います。
デジタル弱者への救済対策も必要な時代です。

時々見かける交番は「KOBAN」とローマ字表記がメインです。
「KOBAN」(POLICE),「交番」と同一フォントサイズで併記すべきと思うんですが。

時代は変わってもデジタル万能ではありませんしアナログの大切さも後世に
伝える義務もあると思っています。

今日は竹輪を齧りながら新製品のプレミアムビールを味わいました。
因み結婚以来、手を繋いで歩いた経験はほとんどございません。

通販「健康」「栄養」食品の効果は？

小生には下記の詳細がよくわかりません。
健康補助食品
栄養補助食品
栄養強化食品
栄養調整食品
サプリメント

保健機能食品
特定保健用食品
栄養機能食品
機能性表示食品

TVコマーシャル特にBSで広告が多いようです。
「健康」というキーワードは人を引き付ける効果があります。

「先着〇〇名様まで無料で！」
（その人数ってどうやって計算するんだろう）
「番組終了後30分以内の電話で〇〇円」
（心理的追い込み作戦、31分過ぎたらどうなるんだろう）

ある程度健康な人、健康に不安のある人など健康状態により
摂取の必要、不要も気持ち的に変わってくるんだろうと思いますが。

通販とは別にアスリートの方などは体質改善や体力増強のため
専門家のアドバイスを受けながらの利用もあるようです。

国立循環器研究センター
「１２６」健康食品、サプリメントの功罪
には詳しく記載されていますが。
「功罪」とあれば「功」と「罪」両方を知りたいですね。

小生、個人的には摂取の経験なくて、ホントよくわかりません。
健康維持のひとつに食事の内容と思っていますがそんなに神経質には
思っていませんが出来るだけ旬の食材を、そして
魚、野菜を中心に、肉も、のバランス程度です。
（モノ忘れに効果のある食品はナイデショウカ！）

サプリメントよりも鰻丼を食べた方が満足感が得られるようで！

「畑」と「畠」

　　　明治時代の文豪の本をパラパラと開いていましたら「畠」の文字が
　　　出てきました。

　「畑」という文字は頻繁に目にしますが「畠」は近頃あまり目にしません。
　「畑」は「火」偏ですので「焼きはたけ」の由来のようです。
　「畠」は「白」と「田」ですので雑草など生えている乾燥地を
　耕作地にした由来になっています。
　田圃は「畠」に水を張って使用している耕作地になりますが。

「畑」も「畠」も日本製の漢字で「国字」になります。
国字は基本的に訓読みしかありません。
「峠」とか「沖」「嵐」「凧」とか
「倅」「榊」とか国字は500文字以上あるそうです。

　　因みに「畑」の付く苗字は厖大で、「畠」の付く苗字は少ないです。
　　小生のしている「はたけ」は「畠」になりますね。
　　
　　　「畑」であれば本来は焼きばたけですから毎年場所変更になる
　　　　わけです。
　　　文字には歴史の背景がある！

　（写真は引用です）

　

般若心経 第48.49.50.51節

第48節　即説咒曰　そくせつしゅわっ



4文字目は第3画目が右に接していません。

第49節、50節　羯諦　ぎゃてい　　羯諦　ぎゃてい



第51節　波羅羯諦　はらぎゃてい



「羯諦」以下は翻訳されていないそうです。
サンスクリット語では
「ガテー　ガテー　パーラガテー　パーラサンガテー　ボーデイスバーハー」
だそうです。

般若心経は全54節ですから残り3節になりました。