goo blog サービス終了のお知らせ 

「令和」甲骨・金文・篆書体では

2019-04-02 12:43:59 | 篆刻


昨日より新・元号で話題沸騰です。

お陰で国語学者(漢字学者も含め)の方はご多忙と思われます。

「和」は「龢」もあることを昨日ブログにアップしましたが篆刻専門家以外の方に、と
ご参考までに古代文字を掲載させていただきます。

「和」と「龢」の違いは故・白川静先生の説によれば
「龢」は同声で同義に用いるが「和」は軍門における講和を示す字である、と。
「龢」は軍門の意でなく、もと農耕に関し、その儀礼に龠(ふえ)を用いるものであろう、と。

「龠」とは三孔のある竹笛の形。
以上、白川静香先生の「字統」から。

図は綿引滔天先生の「篆書大辞典」から。
印を刻してみたい方にご参考程度ということで。
但し、印を刻する場合、甲骨と金文、篆書体などは使用されていた時代が異なるため
違う時代の書体は一緒に使用しません。
例えば甲骨と篆書体を同じ印面では使用しません。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新・元号が決まって | トップ | コードバン(馬革)のショル... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

篆刻」カテゴリの最新記事