2005年3月19日
「M&Y」がロボット競技会と出会ったのは、2005年に開催された杉並区科学館主催のロボットコンテスト(ロボット杉並21)です。 2畳ほどの大きさの台に、黒線と白線が引かれており、坂道やトンネル等があり、そのコースをスタートからゴールまでロボットに走らせるという、今考えても結構難しいものでした。 杉並区ではこの競技会に参加するチームにLEGOブロック一式を貸し出してくれます。 参加者はそれを利用してロボットを作成することになっていました。 我が家の子供達は、チーム名を「M+Y」(えむぷらすわい)として参加しました。 Mはそれまでにロボット教室の中級までを受講していたこともあり、LEGOロボットに関してはとりあえずの知識は持っていたようです。 基本的なライントレースをするロボットはすぐにできました。
しかし、ただ普通のロボットを作るだけでは面白くない(というか、初参加なので、普通に作っても勝てない)と考えて、何か他のチームが考え付かないようなロボットを作ろう、ということになりました。 親子でアイディアを出し合い、3輪車を作成することにしました。 後ろの2輪は前進するだけ、前の1輪でステアリングを取るようなものができました。
ロボット競技会では、1巡で3回の走行ができ、2巡で合計6回の走行ができます。 1巡目で第3ポイントまで進むことができ、その時点では1位でしたが、2巡目にはゴールするチームもあり、結局は4位になりました。 今回は、成績よりも、どんなことをするのか体験することが目的であったので、十分その目的を達成することができました。(負け惜しみです。) 競技が終わってから、審査員が「ロボットを見せて」と寄ってきて「これは珍しい」とロボットをひっくり返して自分の携帯電話でしきりに写真を撮っていたのが印象的でした。 競技会では、4位まで表彰されて賞状をもらえたので、MもYも満足げでした。
今回の競技会に参加して分かったことは、先入観だけで理解したつもりになってはいけないということです。 私はルールや説明に捕らわれすぎて、単純にライントレースをしなければいけないと考えていました。 しかし、優勝したチーム(唯一ゴールまで行けたチーム)は、第2ポイントから(ライントレースせずに)壁にぶつかりながら(タッチセンサーを使って)順番に方向転換をしてゴールに向かいました。 アイディアとしてはすばらしい! 次回はあのようにしようとチームメンバーと誓いました。
成績 1位「荻窪中」 タイム0分53秒0 2位「変形菌ブラザーズ」 3+2×4 3位「白化龍零式」 3+2×4+1 4位「M+Y」 3+2×2
ちなみに、当時 M:小5 Y:小1
2010.7.25追加
2005年に開催されたのですが、2004年度ということで、「ロボット杉並21 ロボットコンテスト2004」 が正式名称のようです。
⇒⇒⇒今思えば、それは中島先生と野村先生です。その頃はまさかこれからお世話になるとも知らず・・・野村先生にいたっては、子供たちに変わったおじさん扱いをされていました。小学生は怖いものを知らない。
3輪車は復活させたいね。
前日までの公開練習では4輪車も用意していました。4輪のほうはほぼ主人が作成したものです。それで出場すれば、優勝していたでしょうね。公開練習でコンスタントにゴールまで行けるのはそのマシンだけだったようです。そんなことで、優勝してもしょうがないけど・・・
SEだった母は安易に「自動車が曲がるときにはこうなるジャン」とステアリングを指示。FF車は難しかったの?さらに前も2輪にしないのに納得できず。あとで、無謀と分かったけど。ハードは分かりましぇ~ん。ソフト重視です。ソフトにあわせてハードを作らせたのは無謀でした。反省。
あと、アイディア賞がもらえなくて残念。狙っていたのにね。4位の賞状よりあっちが欲しかった。この頃から、大会の参加目的がズレている家族です。なお、最後の最後までこのズレは、軌道修正されることはありませんでした。ほかのチームから見れば、きっとむかつくチームです。
楽しむだけ楽しんで、へらへらしていると勝っていく。どの大会でもノーマークで、どう見ても勝つ気がない。アトランタで中国チームと出会い『マジかよっ』と思うまで、あと、2年と3ヶ月です。