もう、古いねたなんですが・・・
今週の「びっくりどっきりメカ」発進!
千葉ノードの練習会で・・・
私が ぶっ飛んだ アイディアの素晴しいロボットがこちら
チーム「ぼるた」です。
明日はブロック大会だし・・・もう、そろそろ「ネタばらし」してもいいですよね。
普通、ライントレースをするときには、各々の光センサーに、黒の値、白の値を計測して、その間の値を「しきい値」としてプログラムの中で設定して、その「しきい値」より小さければ「黒」、大きければ「白」などと判断していきます。
で、この「しきい値」を決めるための調整時間をわざわざルールの中でも規定しています。
しかし、2011年ルールでは、競技時間8分の中で、調整も行わなければなりません。 ですので、調整時間を極力短くすることが要求されます。
と、長い前振りは終わりにして・・・
この「ぼるた」のロボットですが・・・
論理的には、光センサーの値の調整時間を「ZERO」にできます。
なにしろ、自動調整しちゃうんですから・・・
まず、スタートのときに全ての光センサーが黒線上に載る様にロボットを置きます。
スタートしたときに、光センサーの値を測れば黒の値がわかります。 そして、ちょっと前進します。 そのときには、全ての光センサーが白の上に居ます。 もう一度、光センサーの値を測ると白の値がわかるということです。 そこで回転して黒線を探し・・・ライントレースを開始します。
素晴しいアイディアです。
ただし、競技進行停止で部屋の入口に戻されたときに、ロボットを横に向けて再スタートして良いか・・・という問題があります。 さらに、幅30cmの通路で横向きに置けるか・・・という大きさの問題もあります。
でも・・・でも・・・その発想に脱毛・・・ではなく脱帽です。
スタートが横向きというのは・・・ちょっと異様ですねぇ。
スタート直後に、光センサーの値を自律的に(自動的に)キャリブレーションした、後に、回転して黒線に向かいます。
そしてライントレース開始です。
明日のブロック大会でどのように進化しているか・・・期待してます!
昨年にこの方法でやろうと思ったのですが、
失敗ばかりで、あきらめたんですよ、
今年は時間が無いので使っていませんが、
次は頑張って成功させたいです。
次の大会は出場できないかもしれないので、
チーム名を変更します
この方法は・・・決して特殊なものではなく
誰でもが思いつく・・・でもなかなか実現できないものなんですよね。
ライントレース専用?の The Pololu 3pi robot というロボットは、スタート直後に左右に半回転して、それぞれのセンサーでの黒と白を確認してからライントレースをします。
でも、それと同じことを実現した勇気と技術に拍手を送りたいと思います。