先日の、NESTロボコンのレスキューフィールドです。
まずは日本リーグ
まあ、私に言わせると「めちゃ簡単! もう、全チーム満点ですよね!」という感じなのですが・・・
2つ目の障害物だけ、ルールにマッチしていないのでは・・・と指摘して、次の直角に変更してもらいました。(フィールドの端から25cm以内には障害物は置けない)
このコースですが・・・よく考えられてます。
まず、スタート直後の蛇行・・・ここで、ちゃんとライントレースが出来ているかを確認することができます。
また、障害物が2つ設置されていて、片方は直線の上に、もう片方は直角の上に置かれています。普通に3本の直線で障害物の回避動作をすると、片方の障害物は回避できるけど、もう片方の障害物は回避できません。
で・・・私は、このコースは難しいところ(チームが悩むようなところ)が思いつかないのですが・・・結果はどうだったのでしょうか。(単純に、日本リーグの競技は見ていないし、結果も見ていないので・・・)
さて、次はWL(ワールドリーグ)です。
これも、傾斜路がなく、平坦なコースです。
やっぱり、最初に黒線が蛇行しているのが良いです。
ギャップの前に十分な長さの直線。
障害物の前にも十分な長さの直線。
スピードバンプの前にも十分な長さの直線。
しかも直線に直角に設置されたスピードバンプ。
文句があるとしたら一つだけ・・・救助ゾーンを出た後に、交差点(直進)⇒行き止まり⇒交差点(左折)が連続しているのが、審判として判断しにくかったです。
それでも、ライントレース部分は、全チーム満点ですか! という感じなのですが・・・まともに進めたチームは、ほとんどありませんでした。
さらに、救助ゾーンでの被災者の救助活動は皆無でした。
う~ん レスキュー競技としては寂しい!
正直、ルールが難しすぎる・・・というのはあると思います。
もともと、国際ルールは世界大会のためのものなので、世界一を決めるために難しいルールになるのは、ある意味しかたがないのかも・・・
私がルールで改善して欲しいのは
・救助ゾーンの被災者がボール ボールではなくもっと転がらないものにしてほしい(昔の缶で良いのではないか・・・)
・レスキューキットはやめて方しい 特にレベル2はカメラが必要になる(カメラは、ジュニアのレベルには必要ないと考える)
大きくこの2点です。
ということで、Rescue Line のレスキュー作業の要である被災者救助自体が Rescue Lineのネックになっているように思っています。
(だから、今回の競技会で、全チームが被災者救助をしなかったのも、ある意味、仕方がないのかも)
ただ、ルールが難しい(難しすぎる)というのがあるとしても・・・普通にライントレースは出来るでしょう。 直角だって普通に越えられるよね。 ギャップだって、障害物だって、普通だよ!
この直角に置かれたスピ―ドバンプが何で越えられないの?
と・・・辛口になってしまいます。
私の感想は以上なのですが・・・今回の競技会でレースキューチーフだったK氏が自分のブログでいろいろ書いています。
私とは違う観点で書かれているので面白いかと・・・
リンクした記事では、競技のためのコース設計について書かれています。
すごく考えてコース設計をしているのが分かります。
(これ、日本大会や世界大会のコース設計者は、ここまで考えてコース設計をしてるのかなぁ・・・)
(WLの傾斜路は入れ忘れた、らしいです。 笑)
自分が設定したコースでの競技結果を確認して評価をしているのが素晴らしいです。