Re: The history of "M&Y"

Team "M&Y" and "花鳥風月"
the soliloquy of the father
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Mission of RoboCupJunior

2010-08-16 | うんちく・小ネタ

(また、自分の考えを、偉そうに書いちゃいます。)

今回、久しぶりに?世界大会に参加して・・・いろいろなチームを見ることが出来ました。

特に、メンターは柵の外から見ることしかできませんでしたので、ある意味、ヒマでした。

(まあ、ヒマ人同士、他チームのメンターと話をしていたりして、ずっとヒマだった訳ではありませんけどねぇ。)


で、ロボカップジュニアって何を目指しているのか? とっても疑問になりました。

 


レスキューBのルールの6.5に「精神」があります。

これは、項番や表現は多少異なっても、どの競技のルールにも存在します。

この中で、

6.5.1. It is expected that all participants (students and mentors alike) will respect the RoboCupJunior mission.
6.5.1. すべての参加者は(チームメンバーも指導者も)、ロボカップジュニアの基本理念を尊重するものとする。

があります。 

じゃあ、チームメンバーもメンターも全員が守るべき「ロボカップジュニアの基本理念」って何でしょう?


レスキューBのルールの6.4.3.に、こう書かれています。

6.4.3. This furthers the mission of RoboCupJunior as an educational initiative.
6.4.3. こうした情報の共有は、「教育的なイニシアチブとなる」というロボカップジュニアの基本理念を推し進めるものである。


つまり、「教育的なイニシアチブ」こそが、ロボカップジュニア参加者全員が守るべき(目指すべき)理念であることになります。 じゃあ、「教育的なイニシアチブ」って、概念的すぎて・・・具体的にはどんなことなの? と次の質問になっちゃいますよね。


ロボカップ国際委員会のHPに掲載されている説明が以下のものです。


RoboCupJunior is a project-oriented educational initiative that sponsors local, regional and international robotic events for young students. It is designed to introduce RoboCup to primary and secondary school children, as well as undergraduates who do not have the resources to get involved in the senior leagues yet. The focus of the Junior league lies on education. The tournament offers to the participants the chance to take part in international exchange programs and to share the experience of meeting peers from abroad.


この最後の文

The tournament offers to the participants the chance to take part in international exchange programs and to share the experience of meeting peers from abroad.

これが、ロボカップジュニアの目的なんじゃないでしょうか。

今後、ロボカップジュニアに参加するメンバーは、これを読んで欲しいなぁ。 特に世界大会参加チームは・・・


RoboCupJunior offers several challenges, each emphasizing both cooperative and competitive aspects. For young students, RoboCupJunior provides an exciting introduction to the field of robotics, a new way to develop technical abilities through hands-on experience with electronics, hardware and software, and a highly motivating opportunity to learn about teamwork while sharing technology with friends. In contrast to the one-child-one-computer scenario typically seen today, RoboCupJunior provides a unique opportunity for participants with a variety of interests and strengths to work together as a team to achieve a common goal.

ロボカップやロボカップジュニアの大会は確かに競技会です。

ここに書かれているように

RoboCupJunior offers several challenges, each emphasizing both cooperative and competitive aspects.

つまり、cooperative と competitive の両方を emphasize します。

しかし、こうすべきところが・・・

RoboCupJunior offers several challenges, only emphasizing comperirive aspect.

と誤認しているチームが多くなってきているように感じます。


長時間の研究の結果「素晴しいロボットができあがりました・・・」、そして、「プログラムも完璧です。」

現地でのほとんどの時間をロボットの調整に充てました。

おかげで良い成績でした。 でも、他のチームの競技は見れませんでした。 他のチームのメンバーとも話す時間がありませんでした。 どんなロボットが出場していたかもわかりません。 プレゼンポスターも見ていません。

勝つための努力、そしてその結果の成績も、大切なものだと思います。

でも、何かを忘れていませんかねぇ。


M&Yが初めてロボカップジュニアに参加した頃に、「ロボカップの目標である2050年の云々・・・ロボカップジュニアは、目標達成のために、世界中の人たちと協力して研究できる子供たちを育てることが目的です。」という説明を聞いて・・・ナルホドネ と思った記憶があります。




M&Yが2007年、2008年の世界大会に参加したときに「中国のチームはショウガネェナア」と感じたことを・・・今、外国のチームが日本のチームに対して感じています。


今後の日本が(そして、次世代を担う日本の子供たちが)国際的な舞台で仲間はずれにされないことを望みます。

まあ、私は教育者じゃないので、良く判りませんがねぇ・・・

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7 コメント

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こんにちは。世界大会では大変お世話になりました。 (東海ブロックのTeamADVANCEと申します。)
2010-08-17 00:16:34
こんにちは。世界大会では大変お世話になりました。
東海ブロックのTeamADVANCEでございます。いつも楽しく拝見させていただいています。なんとなくではありますが、世界大会に出たチーム数もそれほど多い訳でもないので少しだけ弁明をさせてください。

まず、私どもがロボカップに本格的に出るようになったのは今年からなので、数年前の世界大会の理念がどういうものか、勉強不足なのは事実でした。ただ、日本語訳してある「競技の向こうの協調」というのは私どもも理解していて、出発前に期待に胸を膨らませて、ありとあらゆる準備をしていきましたが、結局、言葉も通じない小学生相手では、誰も相手にはしてくれませんでした。これは世界に行って一番がっかりしたことでもあります。

それに世界各国の選手を見ても、誰も積極的に「理念」のために努力していたようには、少なくても私の目からは見えませんでした。ですから何も、日本チームだけが「理念」から逸脱しているようにはどうしても思えません。
むしろ世界がそのような風潮になっていると私は思います。(もしかしたら大会そのものが競技に走っていると思えなくもないです。特にサッカーの外国チームなんて、競技そのもののように思えました。)

世界のチームは多人数構成のチームですから、別に何もしてなくても「協調」を実践しているかのように美しく写ります。しかし、日本のレスキューチームは基本的に個人です。小学生がポツンと世界の舞台に置き去りにされて、だから「競技思考」という流れになってしまうのはあまりにも可愛そうです。


そして、極め付けは、出発前に日本のトップの方に、勝って来い、努力して来いと言われたのも事実です。もっと言いますと、日本チームが上位に入る事で、来年からの出場枠が広がるとも言われました。世界に行けた背景には大勢の負けた選手が居て、その選手達の為にも全力をだしてがんばって来いとおっしゃられました事を、その通り実践してきたつもりです。

私は、こう言われた真意は、

世界で交流してくることは勿論大切だけど、それは「個人的な事」であって、私達は今回、日本の代表として出場しなければならないという、荷物を背負って行かせてもらっているので、それにふさわしい努力をしてこなければいけないと理解しました。その為に、不本意ではありましたが夜遅くまで練習させました。多分他の日本チームも思いは同じだったと思います。

そして、世界大会のために夜遅くまで毎日ロボットを作っていましたし、今も変わりません。

「協調」は大切ではありますが、それは競技という媒体があってこそのものですので、まずはロボットを作る勉強をしつつ楽しんで、そして勝ち上がって、その場に行かないことには話にもなりません。(ここが一番の問題点だと思うのですが、勝とうと思ってはいけない訳ではないと思います。途中棄権するのが目的ならいざ知らず、世界に行きたい、勝ちたいと思うことが悪いこととは私には思えません。)

ある世界のチームがこそっと日本のチームの方と我がチームを笑っていらっしゃったのは知っています。内容も存じ上げています。

しかし毎日作っていればある程度のモノは、ほっといても出来上がってしまいます。
それで、結果的に上位に入って、世界から失笑されるなら、では私達は子供達に何を教えたら宜しいんでしょうか?あえて弱いロボットで出場すれば世界が認めて下さるならそうすべきかも知れません。
どうロボカップと関わって行くのが正しいのか、答えが見つかりません。だれもそれを教えては下さりません。


私の書き込みで気分を害されたら深くお詫び致します。
反論するようなそんなつもりは無く、むしろいつも勉強させていただいています。

ただ私達も含めて、経験の浅いチームにとっては、全てが判らない所だらけで、情報も乏しく手探り状態でもがき苦しんでいる現実もあることだけは、是非お汲み取りくださいませ。
乱筆乱文申し訳ありません。
では失礼致します。






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申し訳ありません。もうひとつだけ言わせてください。 (TeamADVANCEです。)
2010-08-17 07:57:36
申し訳ありません。もうひとつだけ言わせてください。
Aでは得点に抗議したのは2チームだけです。
質問はたくさんありましたけど、得点を増やせとまで言ったのは1チームと記憶しています。

これは私のチームです。
増やせといった覚えは無く、なぜこのような得点になっているのか真実を知りたくて質問に行っただけです。しかもきちんと最初は子供に行かせました。

困ったメンターではありますが、この顛末は、得点に間違いがあったためKEE先生のところへ相談に行かせましたが、生憎先生は帰った後で、ダンスの先生に明日来るように言われました。
そして、翌日朝Kee先生のところへ直接行かせましたが、言葉が通じずに野村先生が訳をしてくださいました。その後でお母様が会場にいらっしゃったので、事の全てを見ていらっしゃった訳ではないはずです。

競技に不服問題がある場合は、遠慮なく訴えなさい、自分の意見はしっかりと聞いてもらえるよ、という指導を出発前にしていただきました。
その通りに実践させましたが、それが「困ったこと」と揶揄されなければならないなら一体私達は何を信じればよいのでしょうか?

いろいろとご意見を書いてくださるのは良いのですが、事実と違うことをあたかも、困ったメンターとして面白おかしく書かれるのは、当事者として納得行きません。
私達は私たちの教育方針でやっています。何もすがる情報も手助けも無いので、このようなやり方しか私共には出来ません。
くどいようですが、毎年のように世界大会に出場する選手は入れ替わります。その皆さんが初心者であり、何もかも解らないのは、私たちとて同じです。
当然、毎年同じことは繰り返されますし、仕方の無いことと思います。

それがダメな親というレッテルを貼られるのなら、では一体ロボカップは誰のためにあるのでしょうか?何もかも知り尽くしたベテランのためですか?
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TeamADVANCE様 こんにちは (M&Y父)
2010-08-17 19:28:06
TeamADVANCE様 こんにちは
長いコメントを入れていただきましてありがとうございます。
勘違いされると困るのですが、私の意見はジュニアジャパンに対しての意見であり、個々のチームを批判しているわけではありません。
・・・今回も中国のチームについてはいろいろ書いちゃっていますが・・・
でも、同じ様に海外のチームから「日本のチームはしょうがねえなあ」という評価があります。
これは、せっかく頑張っている日本の子供たちにとって、とっても悲しいことですよね。
返信する
TeamADVANCE様 こんばんわ (M&Y母)
2010-08-17 19:33:30
TeamADVANCE様 こんばんわ
おそらく、15日のRule of Rescue-B 6.3. Mentors:
の記事の私のコメントについて、のコメントかと思います。
CrewとTC、OCの間の会話ですからチーム名までは私は存じません。
以前より減ったという話題です。
>増やせといった覚えは無く、
とおっしゃるなら、そちらのチームでは無いと思いますが。
私の表現がチームメンバーを傷つけてしまったようで、
申し訳ありませんでした。今後気をつけたいと思います。
返信する
M&Y様。こんにちはお返事遅くなりまして申し訳... (チームADVANCE)
2010-08-20 18:36:56
M&Y様。こんにちはお返事遅くなりまして申し訳ありませんでした。

こちらこそ不愉快な思いをおかけてしまい申し訳ありません。
世界大会・日本大会で、反省点が数多くあることは改めなければなりませんが、ただ
私共のチームの事で、何も関係の無いチームまにで、見ていただいた方が「同じなんだぁ」と誤解されて迷惑をお掛けしても心苦しいので、書いてしまいました。
来年また、日本大会に行ける予定など全然ありませんが
また、今後ともよろしくお願いいたします。

(こちらは今日、滅茶苦茶蒸し暑いですが、多分彦根で子供達は合宿に励んでいると思います。
明日は、私共も日帰り半日予定で参加してきます。
では失礼致します。)
返信する
チームADVANCE様こんにちは (M&Y父)
2010-08-20 22:05:03
チームADVANCE様こんにちは
私が書いたことは、ジュニアジャパンが世界大会参加チームに何をさせたいのか、きちんと伝えていないのが問題だと思っています。
わざわざ参加者を集めて事前講習会をしてるのにねぇ。
そこで、ロボカップジュニアの目的や目標、すべきこと、やってほしいこと・・・などをきちんと説明してないんじゃないでしょうか? 2050年に実現すべきことのために、プロジェクトを世界のみんなと協力して運営できる人材を育てる・・・といった話だったと思います。
研究や努力はとても重要だと思います。日本のチームはそういうのは得意です。とことんやります。(M&Yはそれがダメですが・・・笑)
それで、良い成績を取って表彰されます。
そこで終らずに、もうひとつの「協調」でもトップをとって欲しいなと思います。
合宿楽しんできてください。
返信する
>そこで終らずに、もうひとつの「協調」でもト... (M&Y母)
2010-08-21 09:25:31
>そこで終らずに、もうひとつの「協調」でもトップをとって欲しいなと思います。
偉そうだね~~~(笑)
ウチはその手前の「交流」で停まってます。
是非次の一歩を踏み出してほしいのですが・・・・なかなか難しいです。
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