前の記事はこちら 40%キーボードプロジェクト その25 - Re: The history of "M&Y"
40%キ-ボードの次の挑戦は・・・Tap Dance です。
今回の「タップダンス」は、カチカチと音の出る靴で踊ることではありません。
キーボードの1つのキーに2つの機能を組み込みます。
例えば、あるキーを1回押すと「A」、2回カチカチと押すと「B」というような使い方ができます。
40%キーボードはともかく、もっとキー数が少ない30%キーボードなどは、こういう仕組みをいくつも使用しているらしいです。(まあ、そうしないと、本当にアルファベットだけしか打てないし・・・制御キーはどうするのか? 疑問でした。 こうやって1つのキーに複数の機能を割り当てているのですね)
とりあえず(練習として)、ブログ(日本語)を打つ時に、一番面倒な長音(マイナスキー)を(日本語には必要ない)「Qキー」のダブルタップに組み込んでみたいと思います。
つまり
「Qキー」を1回押すと「q」(当たり前)
「Qキー」を2回押すと「-」
が入力されるようになる・・・という設定です。
まず、rules.mk に
TAP_DANCE_ENABLE = yes
を追加します。
「Qキー」に細工をするのでキー定義の名称を TD_QQ にしました。
enum {
TD_QQ = 0,
};
これを keymap.c の先頭に追加します。
qk_tap_dance_action_t tap_dance_actions[] = {
[TD_QQ] = ACTION_TAP_DANCE_DOUBLE(KC_Q, KC_MINUS),
};
これを keymap.c の最後に追加します。
で・・・「Qキー」の部分のキー定義 KC_Q を TD(TD_QQ) に変更します。
これで、コンパイルして書き込むと・・・
「Qキー」を1回打てば「X」 2回(カチカチと)打てば「-」が入力されるようになりました。
これ、なかなか面白いですね。
あと、よく使うのが「・」なので・・・
これを「Xキー」のダブルタップに組み込みました。
で、これを設定すると、(当たり前ですが) xx や qq などが入力しにくくなります。
さあ次は Daisy ですかね・・・