フォーラムに掲載されていたことを忘れないように書いておきます。
Rescue-Line編
■Dual Range, Triple Zone Infrared Obstacle Detector (センサー)について
Dual Range, Triple Zone Infrared Obstacle Detector
http://www.rcjcommunity.org/node/149
Q : Mindsensors社の「Dual Range, Triple Zone Infrared Obstacle Detector for NXT or EV3」というセンサーは使用しても良いですか?
Yes, it is allowed.
But I think you may have some problems with plexiglass if they are using it for the Rescue Line fields in China.
A : はい、使用可能です。ただ、中国の世界大会の Rescue Line のアリーナがアクリル樹脂を使っていたとしたら、うまく動作しないかもしれませんよ。
勝手な補足説明:質問のあったセンサーは・・・
こんなヤツです。赤外線を使った距離センサーですが・・・1つのセンサーで、前、右前、左前の3方向に何かがあるかを検知します。さらに、その3方向について、近く(15cm)、ちょっと遠く(30cm)の2種類の距離を探知できるようです。(正確な距離を測るのではなく、近くに何かがあるかを調べるのに便利)確かに、2015年ルールの被災者(ボール)を探すのに役に立つかもしれませんね。回答の後半の plexiglass 云々は、壁に透明なアクリルが使われていると、赤外線の距離センサーが(きちんと)機能しないかもしれないよ・・・という親心なんでしょうね。
■ドロップタイルパックについて
Drop Tile Puck
http://www.rcjcommunity.org/node/167
Q:私はドロップタイルパックについて理解できません。どのようなものなのか教えてください。
Before the robot starts the team captain will decide where (s)he want to restart the robot after Lack of Progresses. This can be seen as checkpoints. The tiles where (s)he wants to restart are denoted drop tiles and will be marked with drop pucks.
If a Lack of progress occur the team captain will restart the robot at the last passed drop tile. After three attempts (s)he can move the robot to the next drop tile along the path.
The number of possible drop tiles can vary between field layouts. The judge will inform you (or some paper on the walls) about the maximum number of drop tiles per field.
A:それは、競技進行停止の時に再開する場所を決めるもので、ロボットを(競技を)スタートする前にチームキャプテンが決めます。これはチェックポイントのことです。そのタイルは競技を再開する場所を表しており、ドロップタイルパックを置くことで場所を示します。競技進行停止になったら、チームキャプテンは、最後に通過したドロップタイルからロボットを再スタートします。3回の挑戦の後には、ロボットを次のドロップタイルから再スタートすることを選ぶこともできます。フィールドによってドロップタイルの数は異なります。審判(または壁の掲示物)がドロップタイルの最大数を知らせます。
勝手な補足説明:私も、最初にルールを読んだ時に、ドロップタイルとドロップタイルパックについて、何をするものなのか、何で必要なのか、全然わかりませんでした。結局、ドロップタイルはレスキューBでいうところの「チェックポイント」なんですね。そのチェックポイントを自由にチーム(キャプテンが)指定できるってことです。これは面白いルールです。(レスキューBもそうすれば良いのに・・・)で、ドロップタイルを示すマーカーがドロップタイルパックです。この回答の最後の方に・・・「最大数を示します」と書かれています。そうすると、チームは、「その最大数だけドロップタイルパックを使わなくても良い」野でしょうか・・・まあ、そんな酔狂なことをするチームはいないでしょうけど・・・
■技術的な評価について
Open Technical Evaluation
http://www.rcjcommunity.org/node/175
Q:今年の合肥世界大会での「技術的な評価」についての質問です。
1.これらの章は競技の得点とは完全に独立したものでしょうか? ルール2.4による、「インタビュー」や「点検」に含まれますか?
2. 「文書は、1枚のポスターと1冊のエンジニアリングジャーナルを含まなければなりません」と、ルール4.2.4に書かれています。 私は、「エンジニアリング・ジャーナル・テンプレート」をRCJウェブサイトで発見することができません。 それはどこにありますか?
3. このジャーナルは、英語でなければなりませんか?
1. Yes, it's separate and will not influence your score in the individual nor superteam competition. Not every team will do an interview or inspection. We will do interviews with teams that we suspect may be cheating (don't be afraid if we do an interview, it doesn't mean that you are cheating, we just want to check!).
The open evaluation will be done with every team and other teams can be listening to this.
2. We will use the same as for 2014: http://rcj.robocup.org/rcj2014/rescueA&B_engjournal_2014.pdf
3. Yes, in English. But is doesn't need to be very wordy, many teams use images and short texts.
See you in China!
A:
1.はい、これらは別のもので、個別競技 や SuperTeams の得点には影響しません。すべてのチームがインタビューや点検をするわけではありません。不正行為をしているか疑わしいチームについて、インタビューをします。(私たちがインタビューをすることを心配しないでください。それは、あなたのチームが不正をしていることを意味するわけではありません。ただ確認したいだけです。)技術評価はすべてのチームに対してなされます。そして、他のチームはこれを聞くことができます。
2.2014年のものと同じです。
3.はい、英語です。しかし、長い英文を書く必要はありません。多くのチームは、イメージと短い文章で表現しています。
勝手な補足説明:
1.技術評価は、競技の結果(得点)とはお互いに影響されないということですね。で・・・ちょっと驚いたのは、ルールのインタビューや検査は全チームやる訳ではなく、疑わしいチームをやるよ・・・ってことなんですね。いや、確かに、ここ何年かインタビューで(不正が発覚して)失格になるチームが有りますからねぇ。
3.これは、日本のチームも興味がある内容ですね。いわゆる活動記録をつけるのは良いですが、英語で記述しなければならないとなると・・・なかなか敷居が高いですねぇ。