ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

暗き罪

2019-09-09 04:38:53 | 短歌





安穏と 我が世をばゆく 人ありて 暗き罪踏む 人の世の常





*平穏無事に、自分の人生を生きていく人がいて、それだけで罪を踏む、それがこの世の常識というものです。

とまあこんな感じですかね。ツイッターでも繰り返し押しているとおり、この世には偽物の人生を生きている人がたくさんいるのです。平気で人の人生を盗んで、安穏とそれを生きている人がいる。

そういう人は、ただ自分の人生を真面目に生きているだけでも、罪になるのです。平穏無事な自分の人生というものを作るために、たくさんの人を犠牲にしているからです。

たいしていいこともしないのに、自分の人生がいい方向に向かうのは、たいてい盗みと考えて間違いはありません。他人からいいものを盗んで自分にくっつけているのです。そのおかげで、盗まれた人はというと、頑張っていいことをしても、何にもならない苦しい人生を送っている。

馬鹿な人間が、自分の人生をよくするためにやっていることは、汚いなどというものではありません。

人から盗んだ顔や足で見栄えをよくし、裏から他霊に自分のことをやらせて、人並み以上の能力を作る。そして他人から盗んだ徳分で自分をいいことにする。人生そのものさえ他人から盗む。

人生を盗むというのは、親を盗むということです。そこに生まれるはずだった子の魂をほかにとばして、自分が無理やりそこに生まれてくるのです。そういうことは、よくあるんですよ。特に金持ちの家や、ステータスの高い人の家には、よくそういう子が生まれてくるのです。

自分の人生を成功させるために、馬鹿はいろんなことをやっているのです。

しかし、そういうずるも、もう人間に見破られるようになるでしょう。自分のところに、自分の子ではない子が生まれてきたら、親も少し冷めた目で子を見るかもしれません。

人間は進歩していく。だんだんと、ずるはできなくなってくるでしょう。





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