いつはりの あをき実をなす 幻想の 暗きばおばぶ 伏すよしもがな
*今日も一年前のツイートからもってきました。最近、歌が不調ですのでね。昨日あたりから、というのは6月28日のことですが、大火がキレてつぶやきをやすんでいるので、その影響もあって、あまり歌を詠む気になれません。
こういうときにこそ、積み重ねがありがたいものだ。過去を掘ればいろいろなものが出てくる。
いつはりの青い実、というのには、かのじょのこの歌がからんでいますね。
花の実の 朱をあざむきて ことごとく あをきにしたり 阿呆の宴
花の実の本当の赤い色をあざむいて、ぜんぶ青いものだということにした、あほうのうたげであることよ。
まあつまりは、自分のことを影であれこれ言っている心無い馬鹿どものことを詠っているわけです。何にも知らないと思っていたら大間違いですよ。自分の本当の心も知らずに、陰で好きなことを言っている馬鹿どもがたくさんいて、宴のように騒いでいることなど、かのじょはとっくに知っていたのです。
それはともかくとして、そのようにこの世界は嘘にあふれている。すべてが嘘でできていると言っても過言ではないほど。青い実をつけるばおばぶが、星を壊しそうな勢いで栄え栄えている。
そんな嘘の青い実ばかりがなっている大きなばおばぶの木を、倒す方法はないものだろうか。
人間世界の嘘を浄める方法はないものだろうか。
感性の進化を見て、嘘の正体がわかっても、人間はなかなか変われない。嘘が嘘になって、全部倒れてしまえば、大変なことになるからです。人間、嘘で自分をなんとかしている人が多すぎる。嘘でも、すべてをよいことにしておかなければ、困る人がたくさん出るのです。
しかしいつまでもごまかしは効きますまい。人間が、嘘ばかりの世界にいつまでも耐えられるとは思いません。それは美しくないからです。美しいもののふりをしている、もっとも愚かな馬鹿だからです。
本当に美しいものがないと、人間は生きていけない。
どうにかして、嘘を倒し、この世の中に本当の世界を打ち建てねばなりますまい。
さて、そのためにはどうしたらよいか。わたしたちにも、すべてがわかっているわけではない。いろいろとやってはいますがね。
神に学びながら、なんとかしていくしかありません。