ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

ふたつなき

2023-10-18 04:33:02 | 短歌





ふたつなき われといふ身の 喜びを 虚空に開く 自由の翼




*これは先々週くらいに詠んだものですか。今週は、大火が傑作を何首か詠んでくれたのですがね、時事問題は難しいので、今回はこれを取り上げました。

自分というものは、みんな同じで、みんな違う。みんな、自分というものなのだが、自分のほかに、自分と同じような自分は、誰もいない。このすばらしい個性を持った自分を発見するとき、人はしびれるような魂の幸福を発見します。

なんと自分はすばらしいものなのか。こんなやつほかにだれもいない。自分だけの自分なのだ。

この自分、すべてそろっている。手足がある、頭がある、感じる心がある。これをやりたい。自分をやりたい。自分がどんなやつなのか、どんなことができるのか、すべてをやっていきたい。なんという幸福なのか。

その爆発的な喜びの中で、人間は魂の自由を発見するのです。自分は何でもやることができる。しかし、愛以外のことは何もできない。そんな自分の美しさがたまらなくうれしい。

存在すること自体が、この上ない幸福なのだ。

人類はようやくそのことに気づいた。これからすべてが始まる。この魂の喜びを、すべての人類に伝えてゆくために、すべてをやり始める。

自由の翼とは、愛の空を自由に飛んで行ける、人間の魂の喜びの表現です。自分は何をするのも自由なのだ。だからこそ自分は愛を行ってゆく。すべての幸福のために、このすばらしい自分を投げ込み、すべてをやってゆく。

この魂の幸福を知らないのは、あまりにもつらいことですよ。失うものが惜しくて解脱から逃げる人間はたくさんいますが。

勇気を振り起して、解脱に飛び込んでいきなさい。そうすれば自由の翼が開く。自分が、愛の空を自由に飛んでいける、すばらしい存在であることに、気づくのです。




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