こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

あの頃

2006-02-08 21:01:59 | 歴史
ちょっと前のことになる。映画館で、Always 三丁目の夕日を観た。このブログでも二度ほど紹介した東京タワーが出来上がる頃の話だ。

1958(昭和33)年。東京タワーは建設中だった。子どもだった私も、きっと東京の空を見上げたにちがいない。

その当時、高円寺に住んでいた。飛行機からまかれた広告のビラを追いかけた走った。テレビも、洗濯機も、冷蔵庫もなかった。共同住宅に住み、夜中に廊下を歩いて汲み取り式のトイレまで行くのは怖かった。

映画を観ながら、子どもの頃のことを思い出した。懐かしいあの頃。

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4 コメント

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夢のような話 (yuta)
2006-02-10 22:47:00
都筑先生のこのコラムも,都筑先生の思い出(記憶されている過去)でもありますが,この内容にアクセスできる人には,ある意味,「夢のような話」だな,と思いました。夢という言葉,複雑です。ランダル・ジャレルの「夜,空をとぶ」と出会い,センダックの白い梟の眼差しの挿絵を眺めるたびに,「無意識の意識」ということがこころに引っかかっていました。そんな折,夢というテーマから,ご指摘いただいた「あいまいな状態」。

 そして,最近であったアーノルド・ミンデルンというかたのプロセス志向心理学での夢の捉えかた。まだ,うまく言葉が見つかりませんが,いずれ言葉にできることもあるかもと思いながら,少しずつ考えていこうと思います。でも,夢というのは,生まれてから,魂が肉体を離れる寸前までの,人間発達の1つのキーワードなのかもしれないとちょっと思いました。ブログの出会いと対話というのは,不思議な力を秘めているものなのかもしれません。・・・加えてですが,英語で考えるのは,私にはかなり骨が折れますが,骨を折った縁もありますから時々は努力してみようかと思います。ありがとうございました。
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響き合う (都筑)
2006-02-11 22:11:20
yutaさん、ブログのコメントを書くのは頭のなかで思っていたことを整理するような意味があるように思います。そのなかで、自分の考えと相手の考えが響き合う時が生まれることを何度も実感してきました。



そういう体験を積み重ねていると、もしかすると、「夢」は個人のなかだけで完結するものではなく、人と人との間を行き来しながら膨らんでいくものなのかなとも思ったりもします。
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人と人との間を行き来する夢 (yuta)
2006-02-14 21:25:21
都筑先生,『夢は夢 夢は現 夢は導き 夢は教え』,なにかすごいなぁー,と思いました。そんなふうに表現ができるようになったらいいな、と思いました。



 夢の世に かつまどろみて 夢をまた

      語るも夢も それがまにまに



 良寛さんが貞心尼への返歌として詠んだ歌だということを知ったのは最近になってからです。美しい言葉の響きなのと,儚い感じと,やさしい感じがする句なので覚えてしまいました。人と人との間を行き来しながら膨らむ夢は,こんな感じなのかなぁと,心に浮かびました。まとまりませんが・・・。人生そのものが儚い。だから,夢を持ち続けること,夢を叶えること,どちらも大事なんですよね。また,意識できない世界を夢に導かれ,教えられることも,大切なのですよね,きっと。

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儚い人生だから夢を大事に (都筑)
2006-02-15 17:28:12
yutaさん、いつも素敵なコメントをありがとうございます。腕の具合いかがですか?



「邯鄲の夢」という中国の話もありますが、儚い人生だからこそ、夢を大事にして心のなかに持ち続けたいものだと思います。
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