こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

日は昇る

2011-03-16 14:52:10 | 希望

14時46分に地震が起きたときには、9階の演習室で大学院ゼミをやっている最中でした。二人目の発表の途中で、みんな何が起きたのかわからず、その場にとどまっていました。

長く強い揺れが収まってから避難する前に、同じフロアーにある自分の研究室に入ってコートと鞄を取ろうと思ったのですが、書架から落ちてきた荷物でドアがふさがれて、すぐには入れない状態でした。何とかこじ開けて中に入り、必要なものだけ手に取って院生と一緒に建物の外に出ました。

今週月曜日に大学に行き、部屋を点検したところ、かなりの本が書架から落ちていました。壁に掛けてあった時計は床に落ちて壊れており、15時2分を指して止まっていました。

プリコジンの『確実性の終焉』も落ちていました。何という皮肉でしょう。

でも日は昇ります。必ず、また日は昇ります。