チェインブレーカー及び関連領域の郵便史

ユーゴスラヴィア建国当時~1922年頃までの旧オーストリア・ハンガリー帝国地域のチェインブレーカーを中心とした郵便史

190111表 小包第1期 オーストリア切手の使用、郵便代行業者での取り扱い、Porto手書き加刷

2007年09月25日 22時02分58秒 | 小包第1期
190111表 小包第1期 オーストリア切手の使用、郵便代行業者での取り扱い、Porto手書き加刷、代金引換金の為替送金

第1期、旧オーストリア帝国領スロヴェニア国内便
小包送票:オーストリア帝国12heller(小包送票代金の収入印紙、小包料金に含まない)、ドイツ語・スロヴェニア語、薄青色紙
小包ラベル:Sairach 67 (郵便局名はドイツ語表記)
切手:オーストリア60heller(Mi.196)2枚(1枚破れあり)、合計120 vinar

料金手書き:
右上:1.20Kronen小包発送料金
右下:代金引換金額35Kronen、通知料金5vinar、合計額35.05の記載有り

料金計算:
重量料金4kg----100vinar(1Krone)
代金引換料金35Kronen ----10vinar
価格表記(保険)料金35Kronen----10vinar
合計120 vinar (貼り付け切手と一致、料金手書きと一致)

消印:SAIRACH ŽIRI 11 1 19 (1919年1月11日) ドイツ語・スロヴェニア語二カ国語表示。この後しばらくするとユーゴ化されてドイツ語表記のSAIRACH は削除されます。

特記事項:
①1919年1月3日チェインブレーカー発売後も、オーストリア帝国時代の切手だけが使用された例も知られており、この使用例もその一つです。
②重量4kgの記載の右側に判読不能のハンドスタンプが見られます。これは郵便印ではなく、このカバーの所有者だった人のコレクション印の可能性もあります。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。