クラシック音楽のひとりごと

今まで聴いてきたレコードやCDについて綴っていきます。Doblog休止以来、3年ぶりに更新してみます。

モーツァルトの交響曲第41番 K.551「ジュピター」 クリップス/ACO

2007年04月15日 06時08分04秒 | 交響曲
汗ばむほどの暖かい陽気。久しぶりの休日、昼下がりは音楽三昧でありました。なかでも良かったのはモーツァルトの交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」。ヨーゼフ・クリップス指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管の演奏。1972年6月、コンセルトヘボウでの録音。フィリップス盤。モーツァルト最高の交響曲が、素晴らしく幸福に鳴り渡る。ああ、「ジュピター」はかくあって欲しいと思う気持ちを満たしてくれる . . . 本文を読む

チャイコフスキーの「イタリア奇想曲」 バーンスタイン/イスラエル・フィル

2007年04月14日 05時40分59秒 | 管弦楽曲
職場の部署の歓迎会で暴飲暴食。(ワタシは烏龍茶とコーラですが)。いやぁ、若い人はよく喰う、よく飲む。そしてよく笑い、よく歌う。今年異動してきた新人たちは元気一杯であります。アカンアカン、こいつらと付き合いよったら、ベルト穴が足りなくなってしまうぞよ。土日は節制しようと思います・・・・・・。さて、今日はカッコイイ曲を。チャイコフスキーの「イタリア奇想曲」。レナード・バーンスタイン指揮イスラエル・フィ . . . 本文を読む

ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」 作品56a セル/クリーヴランド管

2007年04月13日 04時51分15秒 | 管弦楽曲
このブログで取り上げるたびに、多くの方々が褒めちぎる・・・。セルとクリーヴランド管のコンビは、ホンマにスゴかった。例えば、こんな小曲でも彼らの威力は発揮されます。で・・・・。ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」 作品56a。ジョージ・セル指揮クリーヴランド管の演奏。1966年10月24日、セヴェランス・ホールでの録音。CBSソニーのブラームス交響曲全集に所収。冒頭の主題は、速めのテンポで淡々 . . . 本文を読む

J・S・バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻 リヒテル(Pf)

2007年04月12日 05時44分18秒 | 器楽曲
春の暖かさ。日中は汗ばむほどでした。春風が吹きます。桜吹雪を眺めておりました。今日はピアノ曲です。J・S・バッハの平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV846‐BWV869。スビャトスラフ・リヒテルのピアノ独奏。1970年7月、ザルツブルクのクレスハイム宮での録音。ピアノはベーゼンドルファー。夢見るような残響、ロマンティックなピアノ。リヒテルはリヒテルの道を行く。これがバッハかいな、と思うが、やは . . . 本文を読む

マーラーの交響曲第5番嬰ハ短調 カラヤン/ベルリン・フィル

2007年04月11日 05時30分28秒 | 交響曲
年度初めの業務はだいぶ落ち着いてきましたが、峠を越えるのはまだのようです。毎年のこととはいえ、ホンマにこの時期は忙しいですなぁ。さて、今日はマーラーの交響曲第5番嬰ハ短調。ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏。1973年2月、ダーレムのイエス・キリスト教会での録音。DG盤。こののち、BPOの録音はフィルハーモニーが殆どになったので、この録音は、イエス・キリスト教会最後期の録音にな . . . 本文を読む

シューベルトの弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D.810 「死と乙女」 イタリア弦楽四重奏団

2007年04月10日 05時44分34秒 | 室内楽曲
久しぶりに今日は室内楽を。シューベルトの弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D.810 「死と乙女」。イタリア弦楽四重奏団の演奏。1965年12月、スイスでの録音。フィリップスの昔懐かしい1300円盤LP。しなやかに、よく歌うシューベルト。艶やかなヴァイオリン2本が特に美しく歌う。美音で、抜けるような高音は、高原の風邪のように爽やかな空気を部屋に運んでくる。リズムもよく弾み、実に軽やかで気持ちよい。第1 . . . 本文を読む

ラヴェルの組曲「マ・メール・ロワ」 ジュリーニ/アムステルダム・コンセルトヘボウ管

2007年04月09日 05時56分11秒 | 管弦楽曲
春霞の一日でした。四国の連峰がボンヤリと夢見るように霞んでいた春の日でありました。そこで今日は夢見るような音楽を。ラヴェルの組曲「マ・メール・ロワ」。カルロ・マリア・ジュリーニ指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管の演奏。1989年11月、コンセルトヘボウでの録音。CBSソニー盤。「マ・メール・ロワ」の原曲は、友人の子供のために作曲したピアノ連弾曲。連弾曲はあまり聴かないが、その管弦楽版は素晴らし . . . 本文を読む

ショパンの夜想曲集 クラウディオ・アラウ(Pf)

2007年04月08日 05時20分12秒 | 器楽曲
伊予路では桜満開の週末です。もうすぐ若葉の季節、ここのところ寒かったんですが、気温も少し上がってきました。今日は器楽曲です。ショパンの夜想曲集。クラウディオ・アラウのピアノ独奏。1977年~78年の録音。フィリップス盤。アラウが弾くと、骨太のショパンになる。そこがイイ。他の演奏家と比べると、ゴツゴツとしたところもある。ナヨナヨしたり、女々しくなるところがない。男性的で、内に強さを秘めたショパン。イ . . . 本文を読む

ブラームスの交響曲第2番 ニ長調 シュタイン/バンベルク響

2007年04月07日 05時09分52秒 | 交響曲
年度初めは忙しいですね。その多忙の中、昨晩は新任・転任者の歓迎会。新しい人たちの登場で、また職場に新しい風が吹きそうです。異動・転勤の人は大変ですが、新しい職場というのはまた気分が新鮮になってエエもんですな。ワタシは転勤好きです。今日はブラームスの交響曲第2番 ニ長調 作品73。ホルスト・シュタイン指揮バンベルク交響楽団の演奏。1997年7月、バンベルク響の本拠、ヨゼフ・カイルベルト・ザールでのラ . . . 本文を読む

シューベルトの交響曲第9番ハ長調「グレート」 ジュリーニ/バイエルン放送響

2007年04月06日 05時38分10秒 | 交響曲
冷えます。日中の陽光は強いんですが気温は低いですね。これで満開の桜は週末までもつかな・・・・。のんびり、花見をしたいもんです。さて、今日はシューベルトの大曲を。シューベルトの交響曲第9番ハ長調「グレート」。(これ、番号はやはり「9番」がエエですね。しっくりきます)カルロ・マリア・ジュリーニ指揮バイエルン放送交響楽団の演奏。1993年2月27日と28日、ミュンヘンのヘルクレスザールでのライヴ録音。C . . . 本文を読む

ムソルグスキー(ラヴェル編)の組曲「展覧会の絵」 アバド/ロンドン響

2007年04月05日 05時32分01秒 | 管弦楽曲
花冷えです。寒い春の一日でした。新年度の激務は続きます。周囲で異動が多かったので、やや仕事に支障を来してますな。新人さん、転任さんに早く仕事を覚えてもらわなくちゃね。さて、今日はオーケストラ曲の名曲を。ムソルグスキー(ラヴェル編)の組曲「展覧会の絵」。クラウディオ・アバド指揮ロンドン交響楽団の演奏。1981年11月の録音。DG盤。アバドにとっては初めての録音。(後年、ベルリン・フィルと再録音してい . . . 本文を読む

ブラームスの交響曲第1番ハ短調 クレンペラー/フィルハーモニア管

2007年04月04日 06時19分33秒 | 交響曲
花冷えの寒さ。四国は夜来の風雨です・・・といえば「春眠暁を覚えず」でありますが、ワタシは早朝に目覚めます。目覚めてしまいます。トシですなぁ・・・・。そのかわり夜はすぐに眠くなります。10時には床に入りたくなります。出来ればもっと早く眠りたいくらい。明るくなると目覚め、暗くなると寝てしまう・・・・・・四国の島国田園田舎生活を満喫と言いたいところですが、仕事は激務です。この2カ月は全く忙しい・・・・・ . . . 本文を読む

モーツァルトの交響曲第40番 ト短調 K.550 ワルター/コロンビア響

2007年04月03日 05時17分27秒 | 交響曲
黄砂が降りました。石鎚山が黄砂で霞むのは久しぶりです。今年は多いようです。さて、今日は昔話を一つ。昔、LP全盛期のレコード屋は、透明の箱に沢山のレコードを放り込んであって(クラシック音楽ならジャンル別にしてあった)、ボクらはそれを「エサ箱」と称していたのだが、1枚1枚ジャケットを眺めながら、タスキの文字を確認しつつ、目当てのレコードや掘り出し物を探したものだった。学生の頃は特にビンボーだったので、 . . . 本文を読む

モーツァルトのピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482 内田光子(Pf) テイト/イギリス室内管

2007年04月02日 04時28分33秒 | 協奏曲
暖かい春の日でありました。次男坊は今日が入学式。長男と同じアパートの生活の始まりです。大阪豊中は家賃が安いです。昔ながらのアパートだからか(昔僕等が学生時代に暮らしていたような感じ)、6畳で24000円。長男は4畳半で17000円。風呂が共同とはいえ、このご時世では実に有り難いですな。さて、今日はピアノ協奏曲です。モーツァルトのピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482。内田光子のピアノ独奏、ジェフ . . . 本文を読む

ヘンデルの「水上の音楽」(ハーティ/セル編曲) セル/ロンドン響

2007年04月01日 05時08分53秒 | 管弦楽曲
4月1日。新年度です。久しぶりにジョギングをしたら、田んぼ道では麦の穂が伸びて青々としておりました。我が家周辺の桜はまだ2分咲きくらい。次の週末でも花見はいけそうですな。さて、今日は編曲ものを。ヘンデルの組曲「水上の音楽」(ハーティ/セル編曲)。ジョージ・セル指揮ロンドン響の演奏。1961年8月、ロンドンのキングズウェイ・ホールでの録音。DECCA盤。第1楽章のアレグロが鳴り始めた途端、部屋の空気 . . . 本文を読む