motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

GW旅行3日目(富山→名古屋)

2016-05-14 00:30:00 | 旅行

3日目朝、電鉄富山駅。明るいですがこれでも5:15。




立山黒部アルペンルート踏破すべく、立山行始発に乗車します。


アルペンルート客のために立山線の始発は快速急行となっています。
東急のロングシート車じゃなくてラッキー、とか思ってましたがまさかの満席。先頭の椅子がないパイプ部分に座って前面展望していました。


越中舟橋にて対向列車と交換。


本線と立山線の分岐駅、寺田駅です。立山線は右へ進みます。
私鉄の分岐駅によくある扇形ホームをしていますが、この駅の特徴はそのホーム上に駅舎があること。
写真の丁度真正面、階段の上にある屋根が立派な建物が寺田駅駅舎です。


岩峅寺へ向かって走ります。
水田に水が貼っている時期でした。水鏡で撮影とかしたら絵になりそうだなぁと思いました。




岩峅寺。駅名標がすごくレトロ。


横江駅を出てしばらくした地点にて、草に覆われたホームのようなものを発見。
調べたところ、ここは立山線暫定終点として設けられた初代横江駅、現在の横江駅開業後に上横江と名を変えますが後に廃止となったようです。
写真からもなんとなくわかると思いますが、周りに家はないです…





千垣~有峰口で常願寺川を跨ぎます。
ここの景色、かなり綺麗でした。外から写真撮りたくなる感じの橋梁でした。


地鉄ってこういう感じに時代が止まった感じの駅舎が多いのが趣あっていいなぁって思いました。


本宮駅にて。地鉄はこんな具合に旧ホームが残っている駅がそこそこあり、昔はもう少し本数が多く設定されていたのだと感じられます。


本宮の次は終点立山ですが、その途中でまたもホーム跡を発見。
どうやら1981年に廃止となった粟巣野駅のようです。

この駅を調べてたところ、地鉄の複雑な歴史が出てきちゃったので立山線関連のみ紹介しておきます。
今回乗車している立山線ですが、電鉄富山~稲荷町間の歴史についてはちょっとわかりません。いろいろ調べましたが難しすぎます。
本線としては富山鉄道→富南鉄道→富山軽便鉄道が最初に富山駅を開業したとされているようですが、鉄道要覧によると電鉄富山~稲荷町に存在していた「富山田地方(とやまでんじがた)駅」~上市口(現:上市)・五百石を開業させた富山電気鉄道が後に富山駅に延伸されたときに開業と登録されていたりいろいろわからないです。詳しくはWikipediaを。
富山電気鉄道は後に、五百石~立山(現:岩峅寺)を開業させた立山軽便鉄道→立山鉄道を合併。これにより電鉄富山~寺田~岩峅寺が富山電気鉄道の路線となりました。

これとは別に常願寺川の治水と電源開発のために富山県営鉄道が設立され、南富山~岩峅寺~千垣~粟巣野を開業。南富山から軌道線へ乗り入れて富山へ直通運転を行っていたようです。
1937年の開業から長らく富山県営鉄道の終点になっていた粟巣野駅ですが、ここから立山へ路線が延伸されるようになります。

1955年、立山までの延伸開業
…が行われる前に、1942年に千垣~粟巣野が日本発送電に譲渡されました。1年後の交通大統合によりこの辺の複雑なのが全部富山地方鉄道に統合。えっなにこれ意味わかんない…

粟巣野~千寿ヶ原(現:立山)の延伸開業。
しかしながらここは富山地方鉄道の保有ではありませんでした。立山開発鉄道の保有です。
時系列がごちゃごちゃになって申し訳ないですが、この会社は粟巣野~千寿ヶ原開業の2年前に小見(現:有峰口)~粟巣野を富山地方鉄道から譲り受けています。
この会社は後に鋼索線(立山ケーブルカー)、立山高原バスの運行を開始。鋼索線(黒部ケーブルカー)、立山ロープウェイ、立山トンネルバス(現:立山トンネルトロリーバス)を開通させた黒部立山貫光に合併され現在に至っています。


なるほどわからん。







終点、立山に到着。


立山駅でアルペンルートの通し切符を購入。乗換が多いルートなのできっぷ確認の効率化のためバーコードが付けられています。




鋼索線(立山ケーブルカー)で美女平へ。
GWってことからか、20分間隔の時刻表に対して臨時便が出されていて合計10分間隔になっていました。ありがたい。






美女平から立山高原バスに乗車。室堂まで約1時間の乗車でアルペンルート中一番長く乗ってなきゃいけない乗り物です。


滝見台にて。下車専用バス停です。
ここでは観光停車を行っていました。右端の白い筋がその滝です。




高原バスはこんな感じの道をジグザグと進み高度を上げて行きます。


何の山かわかりませんが、晴れていて綺麗でした。


追分料金所を通過。この道は高原バスの専用道ではなく、あくまで有料道路。自家用車の通行はできませんが工事車両や山荘関係者の車も通行します。




弥陀ヶ原山荘のある弥陀ヶ原にて。だんだん雪深くなってきます。


それに伴いバスの窓は真っ白にw


天狗平山荘のある天狗平にて。ここまで来ると雪が壁になってきます。


高原バスの終点、室堂に到着。
売店やホテル、レストランを備えた大きな駅です。




駅屋上の展望スペースより高原バスで来た方向を。
この先にある高さ13mの雪の大谷まで歩くイベントも開催されていましたが、時間も装備もないため見送り。

いくら5月とはいえ13mの雪が積もっているところは寒いと思いダウンコートをもっていきましたが、それでもなお寒かったです。
あんまり覚えていませんが気温は1桁だったはずです。風が強く吹雪が顔面に迫ってくるのが厳しかったです。


こんな極寒のとこさっさと退散して温かい駅舎内へ。


トロリーバスを待っている間、黒部名水ポーク豚まんってのをいただきました。お肉が柔らかくてなかなかおいしかったです。




室堂より、立山トンネルトロリーバスに乗車。




トンネルの中間に上下列車のすれ違いができる信号場が設けられていました。


トンネルを掘る上で最も苦労したと言われる破砕帯には青色のライトに照らされています。


この先、トンネルの先に外の明かりが見えます。
ようやくトンネルが終わりかと思うと直前で進路を左に変更。
昔、この分岐点には雷殿という駅が設けられていましたが、出口からの登山道が崩落して以降復旧されることなく登山道が閉鎖、それに伴いこの駅も使われなくなったようです。


終点、大観峰。
昔はホテルや売店を併設した駅だったようですが、現在は申し訳程度の小さな売店があるのみでほぼ乗換専用駅となっています。




大観峰駅の路線図より
さっき話題にした雷殿駅が残っていました。こういうの見つけて嬉しくなっちゃう辺りやっぱオタクなんすね…w


大観峰からはロープウェイです。
アルペンルート中で輸送力のネックと聞いていましたが時間が比較的早かったのか乗り切れないってことはなかったです。満員ではありましたが。


大観峰という駅名が表す通り、ロープウェイのホームからの景色は絶景でした。




黒部湖駅。このロープウェイは途中に支柱がないワンスパン式では日本一の長さを誇るそうです。




黒部平駅からケーブルカーに乗車。


このケーブルカー、ふと銘板を見てびっくりしたのですが「汽車會社」って…
割と歴史のありそうな車両でした。




終点、黒部湖駅。
ここからトロリーバスの黒部ダム駅まではダム上を徒歩で連絡することになります。




黒部ダムを売店3階より。


定番の構図の展望台へは強風のため階段が閉鎖されていたので諦めました。

…が、これ外階段が閉鎖されていただけで中階段は通れたっぽいですね。教えてよ…






黒部ダム駅より関電トンネルトロリーバスに乗車。
50thの記念ステッカーが貼られていました。


関電トンネル中間信号場にて。設定がうまくいったのか綺麗に撮れました。


こちらも破砕帯が青くなっています。


終点、扇沢駅。
あくまで鉄道駅といった感じで、到着放送が松本駅っぽい「おうぎざわ~~~、おうぎざわ~~~」って感じのやつでした。






ここから信濃大町駅へ、路線バスに乗車します。
扇沢までは多くのお客さんがいましたが、このバスに乗る乗客は私1人だけ。皆さん自家用車なんですね。


扇沢を出て大町温泉郷のあたりまではこんな具合の道を走ります。


途中のバス停、上原。
だがよくバス停を見てほしい、「UEHARA」とは書かれていない。


あまりに難読であるからか、バスの車内表示器はカタカナ表記になっていました。




大町温泉郷。ここから乗ってくる方が割といて驚きました。




信濃大町駅。ここでアルペンルートは終了です。


アルペンルート、期待を上回る面白さでした。かわいいグッズも買えましたし。


列車まで時間があったので信濃大町駅の駅そばにて朝食(AM10:50)を。
1分で茹だる普通のそばと3分かかる特上とあったので特上にしてみました。値段にそこまでの差はなかったです。
特上の鴨そば、信州だからってのは関係あるかわかりませんがそば自体が美味しいと思いました。あと、鴨肉が分厚くて食べ応えあったのがうれしかったです。


そばをすすっていると、駅になんかきました。


大町市のゆるキャラ「おおまぴょん」だそうです。
写真撮ってもらったら名刺をいただけましたw




信濃大町から南小谷まで、特急あずさに乗車しました。
短い区間ですが本数が少ないため特急乗っちゃった方が効率がいいなと思い。






木崎湖や青木湖、姫川の綺麗な眺めが広がる区間でした。左側に座ったのは正解だったなと思いました。




南小谷に到着、JR東日本と西日本の境界駅です。
大糸線は当駅までの東日本区間が電化、当駅からの西日本区間が非電化となっています。


いざ大糸線非電化区間!!!

…!?

そうなんです、バス代行だったんです。
信濃大町駅時点で貼り出されていましたが、この日の大糸線は強風のためバス代行運転でした。












最初は残念だなぁと思いましたが、大糸線同様川沿いを走るため景色もいいし、代行バスなので各駅前に立ち寄るので駅舎を撮るにはいい企画()でした。
そういえば代行バスに乗るのってこれが初めてですし。


終点糸魚川には約7分の遅れで到着。会社が分離されても接続を確保していたのにはすごいなぁと思いました。


糸魚川駅に保存されているキハ52。祝日ということもあって屋外に引き出しての展示が行われていました。
糸魚川名物だった3連アーチの煉瓦車庫の妻面も保存されているのが流石です。かっこいい。


糸魚川ジオステーション「ジオパル」の内部には大きな鉄道ジオラマも設けられていました。


その後えちごトキめき鉄道のホームにも行ってきました。
代行で来たんですけど…と事情を説明したところ改札内に入れていただけちゃいました。ありがとうございました。


3セク転換時に交直流車両を持つコストの大きさから気動車化されています。姫新線とかで走ってるやつです。




今回の目玉、GWを狙ったタイミングでえちごトキめき鉄道が繰り出した新造の観光列車「雪月花」が見れました。
最初は何も考えずに旅程組んでましたが、偶然雪月花の糸魚川入線が撮れる時間で良かったです。

大きな窓に豪華な内装、まさに社運を賭けた観光列車って感じでした。
GWなのにこの列車の糸魚川駅入線を撮影しているのは私だけでした。

大きな窓から見える車内、専属のアテンダントさんが載っているのですが私の方に向けて手を振っていただけたのがすごく印象に残りました。
これは、すごい。いつか絶対乗る。




糸魚川から新幹線で帰りました。

…という訳にも行きません、名古屋の人です。

でも、こんな駅から東京まで直通列車が出ているってやっぱり北陸新幹線すごいなぁって思いました。


自由席に乗りましたが、ほぼ満席でした。
次の上越妙高で空いた席に座れましたが、飯山を過ぎたころには押し屋さんがいるほどの混雑になっていました。


長野駅で頑張って下車。降りるの大変でした。
以前ここのホームに立ったのはE7系運用開始の翌日。まだ1編成しかいなかったため初日の便を頼りにに行ったらE2系の運行で残念だった覚えが。今ではすっかりE7系だらけになりました。




駅では前も見たぐるりん号が。今回は「電動ぐるりん号」なるのが居ました。

時刻は15:30
変える前に美味しいもん食べていこうと長野駅で名物料理を探していると、ソースカツが有名と書かれていたので食べてきました。え?福井で食べただろって?




長野のソースカツは福井のそれとはまるで別物でした。
写真の通り、ふたが閉まらないほどの量(並盛です)。ご飯の上に山盛りキャベツが乗っかっていてその上にカツが乗せられています。
福井は薄くてサクサクとしたカツが特徴ですが、こちらは食べ応えのある厚みのあるカツです。ソースもさらっとしたものではなくやや粘度のあるもの。
駒ケ根ソースというものを使用しているらしいので長野市というより駒ケ根市の名物っぽいです。からしが用意されているのも福井との違いですかね。

ソースカツ丼ばっかりに気が行っちゃいますが、他もなかなかインパクトがありました。
他のメニューも頼んだとかそういうことではありません。写真に写っているお漬物とお味噌汁。
漬物は長野県ならでは、野沢菜のからし菜で美味しかったです。
そして味噌汁、普通に見えますが中に白玉団子みたいなのが2つ入っていてびっくりしました。なかなかおいしかったです。こういうのがこっちの標準なんですかね?

ふらっと名物食べるつもりが予想以上に満腹にw


ここから名古屋まで約3時間、特急しなので帰りました。


車内でのおやつ。前にも紹介しましたが「りんごの木」のアップルパイはりんごだけでなく程よいバターが合わさって非常に美味しいんです。
家でも評判で、家族分お土産に買って行って正解でした。ちょっと高いけどかなりおすすめ。




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