ここは兵庫県の姫路駅、白鷺城の玄関口として有名なこの駅に止まっているのは元特急しらさぎの車両。
しらさぎ683系2000番台が転用されたくろしお289系、この車両を使って運用されている特急らくラクはりま号。
今回姫路に来るにあたって、折角なので昨年のダイヤ改正で設定された特急らくらくはりまを利用してみました。
大阪出発時点では4分前に同じホームから新快速姫路方面網干行が、3分後には隣のホームから大阪始発8両の新快速姫路方面網干行が出るダイヤ。
新快速がちゃんと速達運転する区間では一切の退避がないので急ぐ人は前の新快速に、座りたい人でも10分前に来れば始発で座れるという感じで果たして乗っているのかと思いました。
実際乗ってみると、指定席は1両当たり10名程度は乗っている感じでした。
列車名を記録したくて指定席を選びましたが意外と乗っていてびっくりしました。
指定席特急券は1,320円。自由席特急券は990円です。
それに対し、J-WESTカード会員に限り購入可能なJ-WESTチケットレスであれば730円で指定席に乗車可能。自由席よりも安いって…
はやいとこJ-WESTカード申し込もうかなぁと思っているんですよね。絶対年会費の元取れるほどには移動しているはずです。
特に大阪から草津の特急びわこエクスプレス2号の使い勝手がよろしいので。
ちなみに、無駄に姫路へ移動したのはもちろん早めにサンライズに乗りたいからです。
新幹線で姫路までこれば特急券に乗継割引を効かせることだってできるわけでそちらの方が有名かもですが敢えての在来線。
サンライズエクスプレスの姫路発が23:35に対しらくラクはりま号は20:08とかなり早めに到着します。
草津からの移動を考えると姫路23:04着のAシート連結新快速で快適に直行できるのですが、逆方向の列車であるが故に遅れた場合の接続は考慮されないだろうと考え見送りました。
3時間の暇つぶしに姫路モノレールの廃線跡を歩いて手柄山公園へ行ったりしてきました。
これだけ時間があれば網干浜の工場夜景を楽しみに行くことも十分可能だと思います。
見慣れない新快速京都行、終電が近いことを感じます。
さて、お目当ての寝台特急サンライズ出雲がやってきました。
手前のB寝台シングルに対して窓割がやや窮屈なのが奥のB寝台ソロ。
そのためか1000円ほど安く設定されているのが特徴です。
編成中の電動車とするため床下スペースを客室に充てることができる狭い配置となっているソロ。
前回、といってもだいぶ昔ですがサインライズエクスプレスに乗ったときは瀬戸のシングルだったので今回は出雲のソロにしてみました。
上段へは梯子に近い階段を進んで入る構造になっています。
扉を開けてすぐに階段があるので靴箱などないのですが、2段目3段目の段の下に1足づつ収めるのがいいかと思います。
下段は階段がなくフラットに乗り込めますが、上段に上がる階段がせり出しているので圧迫感があるんではないかなぁと思います。
腰を屈めて乗り込むよりかは梯子を上がって屋根裏に行くようなほうが楽しそうだなと思い上段を指定しました。
この日は12/17(火)、平日なのもあってか比較的空いていました。
以前乗ったときには一万円札しかなく購入できなかったサンライズのシャワーカード。
車内では1万円札の両替はお断りしている旨がシャワーカード販売機の近くに掲示してありますので、必ず崩してから乗車しましょう。
あと、現在車内ではタオルなどのアメニティは販売していません。
A寝台に乗車すれば専用のアメニティがついてきますが、ソロなのでそんなものはありません。
浴衣やスリッパ、紙コップなどの備品はちゃんと備えられているのですがタオルだけは持ってくる必要があります。
以前高松駅に行ったときに買ってあったアメニティセットを今回は持ってきました。高松や出雲市、米子などの駅にコンビニでは今でも帰るので事前調達をお勧めします。
さて、シャワーを利用します。
一度カードを通した後にドアを開けると残り時間が0になってしまうのが注意点です。
また、シャワー室は鏡張りになっているので写真撮影は服を脱ぐ前にしましょう。
タイマー式でお湯を合計6分間使用できます。普通のシャワーと同じく最初は冷たい水が出てヒャッっとなるので注意ですね。
カードは取り込まれず記念にお持ち帰りができます。これはうれしい旅の記念ですね。
お風呂上がり、浴衣に袖を通して車窓を眺めながらゆったり。この時間はとても贅沢だと思いました。
〈翌朝〉
JR東日本の東海道線とすれ違い、関東に来たことを実感します。先月来たばっかなんですけどもね。
"サンライズ"を車窓から眺めます。進行右側の席を取っていて良かったです。
コンセントもちゃんと備えられているのが助かります。
少々狭い気がしますが、寝台特急というロマンを考えれば全然苦ではありません。
ソロはシングルより1,000円程度安いだけで狭い、とは聞いていましたが寝るだけと考えれば全然苦しいとは思いませんでした。
これが出雲市まで乗るとなると起きている時間が長くなってシングルやシングルデラックスの良さが出てくるとは思いますが。
東京駅に到着。楽しかった。
乗車したB寝台シングルのある3号車を出ます。
瀬戸の車両は東海所属の車両で、グッドデザイン賞・ブルネル賞受賞を記念したステッカーが貼られていました。
東京駅に止まる寝台特急。やっぱりこの雰囲気はいいものです。
30分程度の乗り換えで総武地下ホームへ。255系って前から乗ってみたいなぁと思っていたんですよね。
253系成田エクスプレスはすでに引退し251系がまもなく引退という状況のためそろそろ引退してしまうのかなと思っていましたが、機器更新をしたそうで後しばらくは安泰そうですね。
国鉄特急の画一的な座席から一新した、デザイン的でありながら座り心地も悪くない座席。なかなかいいなと思いました。
見た目に全振りした九州の座席などと違ってよかったです。
ただ、見ていただいて分かる通り窓が異様に高い位置にあります。
設計する際に窓があまり下まで来ると安心感を得られないとか何とかでこの位置に決まったそうです。
個人的にはこっちのほうが圧迫感を感じる気がするんですけどね…
千葉駅に到着。駅を出ると総武本線は左側に大きくカーブしていきます。
京成千葉駅を出る車両をちょっと見てから、再度駅に戻りました。
モノレールや京成線へ乗換ができる側はかなり立派なつくりをしています。
おなかが減っていたので駅ナカのお店を探します。
「こめらく ニッポンのお茶漬け日和。」というお店を発見。
通常の時間帯は700円程度からのメニューがメインですが朝ごはんとして400円で食べられるというのは大変ありがたいことです。
佃煮と牛しぐれのお茶漬けを頂きました。非常に美味しい。
テーブルの上にあられや刻み海苔などが置いてあってトッピングできるのがうれしいところです。
関東を中心に展開しているという「こめらく」。これはいいお店ですね。
私は2か月に1回くらいの頻度でだし茶漬けえんに行って美味しいお茶漬けを頂いているのですが、似た雰囲気ながらお安い朝ごはんが頂けていいなぁと感じました。
この駅からは特急成田エクスプレスで都心へ戻ります。
朝夕のみ通勤需要を拾うために成田や千葉に止まるというのは特急はるか号が日根野や和泉府中に止まるのと同じですね。
全く何のために千葉に来たんだという感じですが、電車に乗ることが目的みたいなところがあるのでそんなこともあります。
次回のダイヤ改正で消滅することが発表されている横浜行が見られたのは収穫といえるかもしれません。
今回は池袋駅まで乗車しました。
特定特急券と出ることを期待していたのですが、印字はただの特急券となっています。
この区間に乗ってみたかったのは理由がありまして、全国的にも数少ない特急券の逆転現象が発生しそうな感じになっている区間なのです。
成田エクスプレスは東京で分割され、横浜・大船方面と新宿・池袋方面へ分かれていく運行形態が主となっています。
新宿へ向かう人にとっては、なに品川なんて回ってくれちゃってるんだよ中央線経由で行けば最短じゃねぇか、と思うわけです。
こういった事情から、無駄に遠回りを強いられる区間では経路特定区間として計算上は短い経路を採用しますよという特例が設けられています。
過去にはこの制度を取り入れた列車は多く、山陰本線・美祢線と経由が分かれまた戻る運行形態の急行さんべや、新大阪~下関を呉線経由で結んだ寝台特急安芸などにも同様の制度が適用されていたはずです。
まあそりゃ寝台特急富士やさくらと同じ山陽本線ブルートレインとして安芸を使って広島に行こうと思ったら、遠回りするんでその分特急券が高くなりますと言われたら怒りますわ。
このルールに従い計算すると、千葉から新宿までは実際は56.6キロのところ46.4キロとなります。
特急券は50キロを境に料金が変わるのでこれは大事です。
では1つ手前の停車駅渋谷はどうなのかというと、残念ながらこの制度は適用となりません。
実際の距離を適用すると53.2キロ。特急料金の逆転現象が発生してしまいます。
これを解消すべく個別に特例区間を定めており、千葉~渋谷の特急料金が「おトクな特急料金」として別に記載されています。
前に特急南紀号自由席に名古屋~四日市で乗ったときはこれが適用になり「特定特急券」の印字がついたので今回もそうなるかなあと思っていましたがなりませんでしたね。
乗車券と一体にしてしまったが故に金額が分かりにくくなってしまったのはやらかした感がありますが、別にこのせいで省略されることはないはずです。
黒と赤のスタイリッシュな車内。これはかっこいい。
乗ってみて知ったのですが、成田エクスプレスの座席回転機構は通路側からの足踏み式ではなくひじ掛け後ろにあるボタンを上げる仕組みになっているんですね。
東日本の新型特急車に乗ったことが全然ないのでわかりませんが、E353系などもこの方式なのでしょうか?
渋谷駅に到着。逆光だ…
成田エクスプレスが発着する埼京線ホームは遠く離れた不便な位置にホームがあります。
今までは東急東横線の渋谷駅がすぐ脇にあったので離れた位置にホームを設置せざるを得ない状況となっていたようですが、数年前に地下化を果たし解体も進んでいます。
そこで、埼京線の渋谷駅ホームをずらして不便を解消させる工事が現在進行中みたいです。
元々は山手貨物線として建設され、後から旅客化されホームがつくられたという経緯からこんな状況になってしまっているみたいです。
並ぶぜ、ホーム。結構色々なところに掲出されていました。
先月直通を開始したばかりの相鉄線直通も見ることができました。ネイビーブルーがかっこいい。
埼京線の渋谷駅ホームから本来あるべき山手線のホームの位置を見るとこんな感じ。かなり離れております。
うわあすっげぇ都会だぁ。
現在もなお工事が進む渋谷ダンジョン。
適当に歩いてたら厚切りジェイソンがマイク持って歩いてました。芸能人がその辺にいる東京すげぇや。
時刻は10:30を少し回ったくらい。
この日は特に予定も決めておらず、夜22時まではひたすら暇。適当に東京散策しようという感じでいました。
そんなわけでなんも考えず、明治神宮に寄ってから新宿駅まで歩いてみることにしました。歩いていくのが一番よくわかりますから。
原宿駅近くの橋から成田エクスプレスを撮影。なかなか素敵に撮れた気がします。
解体が発表された原宿駅舎。一度見に来たいと思っていたんですよね。
駅舎の写真撮影をする方も多いのですが、デッサンに勤しむ方がたくさんいたのが印象的でした。
駅舎の前に絵描きさんがたくさんおられる光景、どことなく門司港に通じるものがあります。
私が行ったときは改修工事中で全然いませんでしたが、ここではお絵かきしないでねという注意書きはたくさんあったんですよね。
明治神宮へ向かいます。
今年で創建から来年で100周年、こういった神社の類の中ではかなり歴史が浅いといえます。
祀られている対象が明治天皇であるため当然ではあるのですが、ちょっと意外な感じはしますよね。
立派な大鳥居は当時日本の統治下の台湾の阿里山にあったヒノキの巨木から作られていました。
しかし初代鳥居は落雷で損傷してしまい、現在の2代目を建てるヒノキの巨木を探すのには苦労したとのこと。
阿里山のさらに奥地の丹大山から道なき道を切り開きながら1年がかりで搬出したというなかなかなドラマがあったそうです。
来年100周年となるのを節目にこの鳥居も建て替えられることが決まりました。
しかし、台湾のヒノキは伐採が禁止となりこれほどの立派なヒノキはなかなか手に入らない…
ということで建て替えられる鳥居には奈良県の吉野杉が使われることに決まったみたいです。確か人口に植えられたやつ。
ヒノキにこだわらずスギを用いることにするという決断は反発もあったんじゃないかと思いますが将来的なことも考えるとすごい判断だなと思うばかりです。
1300年以上の歴史があるとされる熱田神宮などに近い雰囲気がありますが、これらは植えられてから100年程しか経っていません。
元々ここは森ではなくただの荒れ地で、明治神宮を創建するにあたり全国から木々を集めてこのような人工林がつくられたという逸話があります。
神社によくある奉納のお酒。ずらっと並ぶとすごいですよね。
ただ、明治神宮はちょっと違います。
向かいに並ぶのはワインの樽。明治天皇がワインを好んでお召しになったということから世界各国からワインが奉納されているようです。
境内にはいろいろなところに歌が掲げられていました。
明治天皇御製
ちはやふる 神のひらきし 道をまた
ひらくは人の ちからなりけり
古文の読解力が低い私でもこのありがたい歌に関しては理解することができました。
神が開いてくださった道だけども、きっかけはそうなんだけども、その道をさらに拓いていくのは人の努力あってこそだよねとそういう意味ですよね多分。
皇室の関係ということもあって神に関する事柄が多いところとは思いますが、あくまでそれはきっかけに過ぎなくてそれにあやかるだけではいけない、その先広げ発展させていくには人の努力が必要なんだという明治天皇の考えが読み取れます。
恐らくそれまで信仰崇拝に重きを置いて神=超越した存在みたいな感じとは異なったものだったんじゃないかなぁと思います。
決して昔話に終わることではなく、現代でも通用するいい歌だなぁと感じました。
ろくに皇室の知識も古文の読解力もない私が勝手に思ったことを書いているだけなので間違っていることもあるかと思いますが、そこまで的外れでもないはずです。
明治神宮をご参拝、ありがたいなぁ。
先程からも触れている通り明治神宮は来年で創建100周年。
建て替えや維持などのためのための寄付を受け付けていたので折角なので納めさせていただきました。
門のところに最寄り駅の案内が出ているのが厳かな雰囲気の中で浮いている気がしてちょっと面白いなと思いました。
歩いて新宿へ。
新宿駅に到着、時刻は12:20頃。
確かかなり本数の少ない貨物列車に遭遇しました。山手貨物線をちゃんと貨物線として使用する列車。
今では武蔵野線を迂回し都心回避する列車が多いため1本かそこらまで減っていたはずです。知らんけど。
新宿のビル群、都会のど真ん中でミクさんがローリンガールを歌っていました。
立派な街並みの中、かなり昔からありそうな黒い看板が素敵でした。
新宿駅の改札内へ、特急日光に転用された251系も見られてよかったです。
お昼は改札内の駅そばにしました。ちょっと高いですが牡蠣天そばがおいしかったです。
JRの新宿駅ですが相鉄線直通の文字が出ていてなかなかすごいことです。
…とは言ってみましたが、関東に全然縁がないのでどのくらいすごいことなのかいまいちわかってないんですよね(
相鉄線直通の海老名行は相鉄の車両12000系でした。かっこいいなぁ。
車内はE233系を元にしていますがかなり相鉄流のアレンジが加わっており雰囲気はガラッと変わっています。
四角いつり革、黒色の妻面壁紙、端の座席はプラスチックの壁のような構造ではなくクリアなガラス(?)でできた開放的な構造。
内装なども全く同じにした方が安上がりかと思うのですが、こういうところで相鉄らしさを出すことで宣伝にもなるという思惑でしょうか?
途中をすっ飛ばしてしまいましたが、羽沢横浜国大で下車。
新しい駅、新しい車両。正直馴染みのない路線ですが新しいのはいいことです。
JR直通は左右に分かれる線路、中央2線は数年後に開業する予定の東急直通線です。
武蔵小杉方では自然光が入り込みますが逆はトンネルに直接繋がるため明暗がはっきりと出るんですね。
無効印は2種類用意されているそうで、折角なのでそうにゃん入りのものにしていただきました。かわいい。
新しい駅、ガラスが多用されていてかっこいい駅舎だと感じました。
羽沢横浜国大駅から貨物駅の線路を越えて横浜国立大学の方へ伸びる歩道。スーツさんの動画で見たことのある景色です。
EH500金太郎の貨物を眺めながら線路沿いに歩いてみました。
辺りは確かになんもありません、貨物駅を設けることのできる場所なのでまあそうなりますね。
横浜羽沢貨物駅の入口の前を通って歩きます。
すぐ隣には第三京浜が通っています。なるほど、物流拠点としては優秀な立地です。
さらに30分ほど歩いて横浜市営地下鉄の三ツ沢上町駅に到着。
ここから南下し桜木町ヘ向かいました。
次に来た列車は快速列車でした、公営地下鉄で速達種別が設定されているのってなかなかないですよね。
地上に出ました。横浜駅は何度か訪れましたが桜木町に来るのは初めてです。立派な街が広がっています。
港町横浜の昔からの町の中心である桜木町、日本初の鉄道発祥の地として記念すべき駅の一つです。
のちに西へ路線を伸ばす際にスルー運転ができるように横浜駅の設置位置が見直され、それに伴い初代横浜駅が桜木町駅へ改称されました。
鉄道発祥の地から港の方面へ。
横浜のビル群の中に佇むこちらは練習船日本丸というそうです。
船乗りさんの養成を行う学校はあるけど大型の船がなく、民間の船を借りて講習を行うも不十分で事故が続いてしまったが故に練習専用に作られた船、ということのようです。
横浜みなとみらいの主要な遊歩道である「汽車道」が見えてきました。
こちらは見ての通り、桜木町から横浜新港に至る貨物線の廃線跡を転用したものとなっています。
結構人通りが多く途切れるタイミングを探すのが難しいところなのですが、こんな感じで元々線路が通っていたことが分かる形で残されています。
鉄道開業当初は現在の品川付近などの線路が陸地ではなく海上に作られた築堤を走っていたというのを聞いたことがありますが、ここの線路はかなり近い雰囲気を今に残しているのかなぁと感じました。
この周辺には鳥さんがたくさんやってきており景色を眺めるだけでも十分に楽しい場所だと感じました。
ただ、トラス上部に鳥がこれだけ集まっているとフンの被害に遭うこともあるそうで注意書きがたくさん貼られていました。
銘板も綺麗に残されており廃線跡を見る意味でも興味深い構造物です。多くの人が何気ない遊歩道と指摘にも止めず歩いておられるとは思うのですが。
1907年製とかなり古いアメリカ製のものだそうです。当時はまだ国産の鋼材が用いられていなかったんですよね。
鉄道開業当初は国産構造物は作れなかったんだなぁと調べながら記事を書いていて知ったのですが、横浜新港から税関方面へ延伸された際に架けられた新港橋というのが近くにありそちらは初期の純国産橋として残されているようです。
そっちも見に行けばなぁと思いつつなにも下調べせずに行ったのが悪いとも思うところです。
都心の中の廃線跡が綺麗に整備されている光景、素敵です。
この日は先程も言った通り予定がなんもなく、新しく出来た羽沢横浜国大駅のついでに来たみたいなところが大きいのですが来てみて良かったなと感じました。
廃線跡はホテルを突き抜け赤レンガ倉庫のある新港方面へ。なかなか斬新な通り抜け方をしています。
夕暮れの赤レンガ倉庫と奥にはベイブリッジが見える光景。
こういうド定番の横浜を見に来たことってなかったので新鮮でした。
クリスマスが近いこともあって赤レンガ倉庫は大盛況でした。
落ち着いて構造物の歴史に思いを馳せる感じではありませんが、寂れちゃってるよりは何十倍もいいことです。
赤レンガ倉庫の近くをぐるっと周回すると、何やらホームのようなものを発見。
船のすぐ横まで列車を横付けし効率よく積み下ろしができるようにした横浜港駅の跡とのこと。
ここからどうしようかなぁと考えていると、ちょうど桜木町駅へ向かうバスが止まっていたので乗り込むことにしました。
横浜みなとみらい地区を走る観光ルートバス「あかいくつ」というのに乗ってみましたが、かなり車内がキラキラしていて驚きました。
クリスマスなのもあるとは思いますが、かなりすごい…
夕暮れの桜木町駅。鉄道発祥の駅としての威厳を感じます。
横浜駅を経由し、再度東京方面へ。
混んでいる時間帯だったのでグリーン車を利用することにしました。快適ですよね。
崎陽軒のシウマイがおいしかったです。
鉄道発祥の地ももう一端を見に…行くわけではないのですが今思えば結果的にそうなっていましたね。
汐留の再開発地区を歩きます、鉄道発祥の地新橋ステンションがあった地が今ではこんなスゲェ都市になっているんですよね。
時間がまだしばらくあったので歩いて東京タワーを見に行くことにしました。
地下鉄で2駅ほどの距離なので近いとは言えませんが、新橋駅から歩いて30分程度で来ることができました。
浜松町の付近からだと線路のすぐ近くに高いビルが立ち並んでいるので車窓からあまり見たことがなかったのですが、近くに来るとなかなかの迫力です。
どちらかといえば下町で低層の建物が多く、隅田川があったりして視界が開けている東京スカイツリーが目立つんですけどね。
嫌ぁ、やっぱり東京の漠然としたイメージはこの光景ですよ。朱が映えて素晴らしい。
ポンチョも見られました。やったぜ。
浜松町駅を通ってさらに海の方へ向かいました。
その際に後ろを振り返ると、ビル群の隙間から東京タワーが見える箇所があるんですね。
しかし、何やら先程とは様子が違う…クリスマスツリー?
近くまで行ったときは東京タワーらしい朱を見られましたし、ここではまた違う色を見られたので一粒で二度おいしい出来事でした。
そんなわけで歩いて竹芝桟橋へ着きました。
"東京都内完結"の航路がいろいろ出ている竹芝からの船旅が始まります。
以降の模様は次回記事に分けます。
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