ピヨートル大帝は、サンクトペテルブルクの西約30kmのところにあるペテルゴフに夏を過ごす離宮を建てたのだそうです。
大帝は海が好きだったそうで、バルト海フィンランド湾が見える場所に離宮を設け広大な庭園を造らせたといいます。
庭園内には150を超える噴水があり、長大な水路で水を導き、高低差を利用して噴水を24時間出し続けることが可能だそうです。
(1)11時になると音楽とともに一斉に噴水が吹き上がる
(2)大宮殿を背にして見る噴水と水路 水路の先にはフィンランド湾が見える
(3)サムソンの噴水 サムソンが両腕で広げた獅子の口から噴水が出る
(4)大宮殿を背景に噴水の水がカスケード滝となって流れ下る
(5)宮殿の聖堂 光り輝くキューポラ
(6)いたずらの噴水「傘」
傘の下に入ると出てこられない
ほかにもベンチに座ると噴き出す噴水などいたずらの噴水がいくつもある
(7)太陽の噴水 中央の丸い噴水が回転する
(8)ピヨートル大帝の像 森の中の小径に立っている
(9)モン・ブレジール宮殿
ピヨートル大帝と王妃がプライベートに使用した建物で、すぐ裏がフィンランド湾
(10)バルト海フィンランド湾 モン・ブレジール宮殿のすぐ裏側
(11)庭園内の橋の上から見た大宮殿と噴水、そして水路
宮殿と水路、庭園はベルサイユ宮殿をモデルにしてつくったという
庭園の噴水は5月から10月半ばまでだそうです。
夏を過ごすためにこれだけの離宮と庭園を造らせてしまうという権力と財力にはたまげます。
「ロシアをヨーロッパに並ぶ強国へと発展させようとしたピヨートル大帝の野心が伝わってくる」とガイドブックに書いてありました。
この夏の庭園の噴水は5月から10月中旬ころまでだそうです。
白夜の体験もできますよ。
この宮殿は、バロック様式の建築より新しい、ロシア・クラシシズムという様式の建築物だそうです。
権力者は夏を過ごすためだけにこんな宮殿と庭まで造っちゃうんですね。
皇帝ともなると何でもできちゃうんですね。
観光客の数も凄いんですねえ。行きたくなりました。
皇帝の権力は、計り知れないものがあったんですね。
高低差だけを利用した噴水で、ポンプや動力を使っていないので噴水の高さが一定なのでしょう。
大きな貯水池を備えていて24時間噴水することができるそうです。
なにせ「大帝」ですから、タイテイのことはできちゃうんでしょう。
水を流しっぱなしなんて贅沢ですね。
芝生も手入れされていて綺麗ですね。