538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

0線の女狼群

2013-02-05 01:37:03 | 邦画
チャンネルNECOの新東宝映画の2本目は
小畑絹子さん主演の「線(ライン)シリーズ」の1本
1960年製作のモノクロシネマスコープ作品

シネスコということはそれなりに集客が見込める作品なのでしょうかね
いなか暮らしに退屈して東京に一人でてきた主人公
上野で売春組織の男に騙されてそのまま拉致されて
売春婦に堕ちていき、そこから逃れようともがく姿を描いた映画

「毒婦高橋お伝」に引き続いて、こちらの映画でも
表向きは商事会社、裏の顔は売春組織のボスに丹波哲郎さん
この映画でも冷酷な役ですが
お伝でも階段から突き落とされて死んじゃうけど
こっちでもラストビルのレッジを伝って逃げるんだけど
下から女郎たちに怒りの石つぶてを投げられて
電線の上に落下感電墜落死でしたが、彼の存在感無くしてこの映画の存在無し

小畑さんは家出みたいに東京に出てくるのですが
この時代って皆東京にでて来たのは集団就職の時代ですよね
売春婦は違法で逮捕されるってのは
売春防止法に触れちゃってる訳でしょうか
東京タワーもできてるし、売防法も成立してた訳か
だから映画としても「ラインシリーズ」が成立するわけやねぇ

しかし、小畑さん一体どこから拳銃を手にいれたのやら
クライマックスでいきなり拳銃を取り出すんだものねぇ
いやビックリ

にしても小畑さんって清純派なイメージしかないんだけど
こんな映画に主演してたのね!
新東宝さんって扇情的な映画に看板女優を出演させているわけで
そういった節操のなさで映画を製作していくポリシーがいいよね

1960年製作、新東宝作品
三輪彰脚本・監督作品
小畑絹子、丹波哲郎、寺島達郎、大原譲二出演


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