538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

毒婦高橋お伝

2013-02-04 23:01:53 | 邦画
スカパーのチャンネルNECOの2月の名画座NIPPON
ようこそ「新東宝」の世界
本日朝っぱらからこの「毒婦高橋お伝」、「0線の女狼群」に
「女王蜂の逆襲」の三本を録画しておいたものを
見始めたけどタイトルがすごいけども朝からこんなのOAしても大丈夫なのか

75分ほどの尺でモノクロスタンダードの映画
明治時代の銀座とか町並みはオープンセットを組んでるようです
新東宝もそれなりにお金があった時代ですかね
洋館のセットまでしっかりしてるし
って明智十三郎さんと船橋元さんとがからむ洋風のフェンスは
赤坂の迎賓館のフェンスでのロケかなぁ
回りが写り混まないようにカメラ固定の映像だったし

高橋お伝は実在の人物で、日本刑罰史上
最後の斬首刑に服された方ですよね
東映で牧口監督、東てる美さんのお伝の映画のDVDを見た記憶があるけど
この映画とは約30年の隔たりがあるような

ということでエロを期待しちゃいけない映画を
中川信夫監督が悲しい女の映画として描いている
主役の若杉嘉津子さんを初めて見ましたが
ご自身もこの映画を代表作としてらっしゃるようですが
確かに良かった

好むと好まらずとお構いなしに男に翻弄されていく女
その女に溺れて理性と人生を狂わせていく若い警官
その警官を慕いまた自分を落としていってしまう女と
悲劇の連鎖がいいですねぇ

そんな中己の悪の道を突き進んでいくワル
丹波哲郎さんが個性を思いっきり出していた

新東宝もちゃんとした役者さんやスタッフさんをを揃えていたのね
社長さんが公私混同しなきゃまだまだ行けるとこまで行けたような
でもね斜陽と言われる前に潰れてしまった
って方がある意味幸せだったのかも

後2本をしっかり見てしまわねば

1958年製作、新東宝映画
中川信夫監督作品
若杉嘉津子、明智十三郎、船橋元、丹波哲郎出演


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