538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

エージェントID:A

2012-10-10 23:01:24 | 洋画
これはもう邦題、DVDのジャケットからして
明らかに「エージェント・マロリー」の便乗ですねぇ
日本の配給会社のDVDスルーの便乗映画ってのは先に見た
「アイアン・ウォーズ」って箸にも棒にもかからないのを
見ちゃってるので少し構えてましたが、

これは面白い映画だった、明らかに製作した側は
「エージェント・マロリー」を意識なぞしてません
製作したのがデンマーク映画だし

フランスの山村に流れる川の中で目覚めた女は
全ての記憶を失くしてしまっていて
その女の 手元には拳銃と大金が詰まったザップが。
同時にこの村では有名政治家の殺人と、その現場
近くの電気工の射殺事件が連続発生していた

彼女が身を寄せた村のホテルに屈強の男たちが表れ
危険を感じた女はフランス語と唯一語れるデンマーク語を
頼りにデンマークへと向かった彼女は、
長距離バスの中で聞いたことのある歌声を聞き
デンマークで彼女はオペラ歌 手の妻イーダと言うことを知る

ってので、記憶を無くした女が自分のアイデンティティを
探っていくお話し
ってことでこれは「ボーン・アイデンティティ」の女性版ですよね
で、原題は「ID:A」
デンマーク映画で、どうやらタイトルは主人公の名前ですけども
「:」が遣われてるのでデンマーク語は全然わかりませんけども
「ID」は「アイデンテティ」にも掛けているのかしら

しかし、主人公は本当にオペラ歌手の奥さんで
普通の方でして、エージェントでもなんでもありませんけど
自分探しの中ですべてが明らかになりますが
彼女が銃をぶっぱなす訳でもなく、って
彼女を追う屈強な男どもは遠慮会釈なく
ガンガン銃を撃ちまくります

邦題も、DVDジャケットもすべて嘘っぱちで詐欺
ですがサスペンス映画としては面白いので
すべて赦してしまいます。

中盤以降ボスと言うか黒幕も何となく見えて来ちゃいますが
104分の尺を飽きることなく見続けられ
ラストの粋なオチにはニンマリさせられる
こういう拾い物の映画もあるのでDVDスルーも
しっかり根気よく見ていくのも大切ってか

2011年製作、デンマーク映画
クリスチャン・E・クリスチャンセン監督作品
チューヴァ・ノヴォトイ、フレミン・イーネヴォル、
カーステン・ビィヤーンルン、アノウ・ビナー、
ジョン・ビューイスマン出演

アイアン・ウォーズ

2012-10-10 20:32:50 | 洋画
先々週に階段から落下して左足指2本程骨折し
その時、足先捻挫してて、その捻挫と内出血がよいやっと
治まりつつあり、足を床に置いた圧での痛みが薄れてた
何とか足をひきづりながらも歩行が可能になってるので
そうなるとなんだかんだ落ち着かなくなるようで

家から近い方のGEOさんまで普段の2,3倍の時間かけて行って来た
行けたけど帰りはタクシー使ったけど
ということで9月末から10月初頭リリースされたDVDを
5本1000円のセットレンタルしてきた

で、真っ先に見たのは「アイアン・ウォーズ」
リリース時期といい、明らかに「アイアン・スカイ」の
ロードショーに便乗した商品ですよねタイトルからして

いやとんでもヒンドイ映画でしたね
オーストラリアの映画ですか、登場人物は
男が5人だけ、それ以外エキストラも出て来ない

第二次世界大戦末期、マッカーサーがオーストラリアで
運送中のピューマを逃がして、そのピューマ退治に
5人のアメリカ兵が派遣された
しかし、ピューマ誘きだしと言う通信機が
実はタイムマシンで、彼らは過去の世界にタイムスリップして
ナゼか宇宙船を・・・

ってか、ピューマそっちのけで、宇宙船をナチが欲しくて
裏切者が出てそれに乗って逃げて
残された小隊は何とかマシンを操作するも2040年に戻ってみたら
ナチ第25帝国が支配するオーストラリアで

もう途中から見るのが嫌になる
森の中で小隊がウロウロしてるだけの映画
ナチは宇宙まで円盤で侵攻していくのだけど

VFXもチャチっぽいですねぇ
便乗して作った映画じゃないですけども
日本の配給会社がウリがないもので便乗させたような
センスもなんもなくて、製作した人はいったい
何をしたかったんだろう?って映画

慣れてるとはいっても私自身もひんどいと思える作品なので
ふつうに借りたらザケンナ!!っておこりだすだろうな
暫く外出してないのでこんなDVDでも私にとっては
ある意味「干天の慈雨」でもあったということで
お後が宜しいようで・・・