みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『密偵』観ました。

2018-08-17 16:00:00 | アジア映画
2016年・韓国。 監督:キム・ジウン。 WOWOWからの録画。
好きな俳優ソン・ガンホ氏が出ているようなので観てみました。
なかなか凝縮度の高い、デキの良いドラマという印象を受けました。
韓国で評判をとった映画だというのも頷けます。

 
義烈団の大物を追いつめる警察。          東部長㊧から義烈団のボスを捕えよと指示が出る。

かつて日本が韓半島を統治していた時代。
イ・ジョンチョルは朝鮮人でありながら日本の警察組織に奉職をしている。
東部長の引きたてもあって、職場では警務として重用をされている立場だ。
そんなイに抗日独立運動を進める義烈団首領チョン・チェサンの指示により
リーダーのキム・ウジンが近づいてくる。
日本側に押されがちな状況を挽回するべく、イを寝返らせて義烈団の密偵に
仕立てようと画策したのだった。
まずは酒で歓待し、酔ったところを朝鮮人同士の感情に訴えてくる手管だが、
少々ためらいを見せつつも、案外イは乗ってくる。
内心では、同胞を抑圧している自分の立場を苦しく思っていたのかもしれない。

 
左からウジン、首領、イ警務。           首領から懐中時計を贈られる。

チョン・チェサンから懐中時計を贈られ、それを受け取るイ警務。
これでもう仲間だと思われても仕方のない立場となる。
このあと義烈団は活動の方針を変え、これまでの活動拠点を上海から
京城に移すことになる。極秘の裡にコトを進めねばならない。

 
たびたびイに会いに来るウジン。          左からウジン、高橋、イ警務。

船で移動すると見せかけて、実際は列車を用いる義烈団たち。
何かあるたびに直ぐイに会いに来て情報を欲しがるウジン。
ウジンの行動は人目につきやすく、危険極まる行動だとイは諭すが改まらない。

イは食堂車に行き、ビールで一息つく。
またもウジンがやってくる。
そこにキレ者の警察の同僚・高橋がやってくる。
勘の鋭い高橋はウジンを見て不審な奴と思い、身分証を見せろと要求。
もう限界だ。
食堂車内で日本警察と義烈団の間で突如銃撃戦が始まる....。
もちろんイは義烈団の味方として行動する。

 
銃撃戦が開始される。               裁判で涙ながらに無罪を訴えるイ。

日本側はイ警務を除き、全員射殺されてしまう。まさに死人に口なし。
一応事情を明らかにするための裁判が開かれるが、イは涙ながらに
自分は無実だと裁判官たちに訴える。コイツけっこう役者だねえ。
そうはいっても何人も死人が出た大事件だ。
しばらくの間、彼は収監されるが結局は無罪放免となる。
同時に義烈団の大物テロリストがまた一人新しく生まれた....。

戦前の朝鮮国における抗日のストーリーなので、
確かにこれ韓国の人たちからすれば溜飲の下がる思いがするんでしょうね。
日本人の自分からすればちょっと言い分はありますが、
どこの国にしても自分の国がイチバンの思考は同じようなモノでしょうから。



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