2013年:仏・加。 監督:ジャン=ピエール・ジュネ。 WOWOWからの録画。
アメリカの家族を描いていながら、制作陣はフランス系のスタッフたちという、
ちょっと面白いケースの映画です。監督は『アメリ』のJ=P・ジュネ。
天才少年の住むモンタナの田舎。 ベアード賞受賞を知らせる電話が。
アメリカ西部モンタナ州の田舎に住む、10歳の天才少年T・S・スピヴェット。
ある日スミソニアン学術協会からスピヴェット家に電話が入る。
以前少年が送った学術レポートがベアード賞に決まったという知らせだった。
授賞式に出席のうえ『記念スピーチをしていただきたい』という依頼だった。
家族全員のそれぞれが自分のペースを守って生活するのがスピヴェット家の習わし。
授賞式に出席するためには協会のあるワシントンDCに行かなければならないが、
わずか10歳といえど自力での旅を決意するT・S。
ある夜「心配しないで」と書置きを残して家を出る。大きく重いカバンと共に。
貨物列車に無断で乗る。 『タダ乗り野郎はいないか?』巡視員たち。
目的地までヒッチハイカーよろしく貨物列車にタダ乗りするT・S。
これでワシントンDCまで目指そうというのだから、ガキンチョながら根性が据わってます。
昔は良くいたというアメリカの放浪者(ホーボー)の伝統?を思い起こさせますねえ。
ただ鉄道会社のほうもタダ乗りを黙認しているわけではない。
定期的に見回りをしてタダ乗りする連中を排除する努力はしているワケです。
人物の立て看板を絶妙に利用。 東部の大都会シカゴに入る。
見回りに来た巡視員の目から巧みに逃れるT・S少年。(ここは笑う所ですよ(^^;
列車はいつか終点=大都会シカゴに到着。
タンクローリーに便乗させてもらう。 遂に目的地に到着。
ここから先はタンクローリーに便乗させて貰って旅を続ける。
タンクローリーの運ちゃんは、なかなかの苦労人。さりげなく少年を気遣う。
そして長い長い旅路も(北米大陸をほぼ横断の大旅行)、ようやく終りの時がくる。
協会の前までタンクローリーを着けてくれ、「それじゃ頑張れ」と励ます運ちゃん。
協会では受賞者が10歳の子どもと知り驚くが、直ちに "大人の打算" を巡らし始める....。
これはなかなか楽しい映画でした。出演している俳優さんたちの全員が芸達者ですね。
ただ上手すぎて時にあざとい感じがする場面もありますが、まあ許容範囲でしょう。
序盤は家族のそれぞれが独立独歩といった感じなのに終盤は
さりげなく家族の絆を見せられ、ちょっとジンとしてしまいました(^^;
アメリカの家族を描いていながら、制作陣はフランス系のスタッフたちという、
ちょっと面白いケースの映画です。監督は『アメリ』のJ=P・ジュネ。
天才少年の住むモンタナの田舎。 ベアード賞受賞を知らせる電話が。
アメリカ西部モンタナ州の田舎に住む、10歳の天才少年T・S・スピヴェット。
ある日スミソニアン学術協会からスピヴェット家に電話が入る。
以前少年が送った学術レポートがベアード賞に決まったという知らせだった。
授賞式に出席のうえ『記念スピーチをしていただきたい』という依頼だった。
家族全員のそれぞれが自分のペースを守って生活するのがスピヴェット家の習わし。
授賞式に出席するためには協会のあるワシントンDCに行かなければならないが、
わずか10歳といえど自力での旅を決意するT・S。
ある夜「心配しないで」と書置きを残して家を出る。大きく重いカバンと共に。
貨物列車に無断で乗る。 『タダ乗り野郎はいないか?』巡視員たち。
目的地までヒッチハイカーよろしく貨物列車にタダ乗りするT・S。
これでワシントンDCまで目指そうというのだから、ガキンチョながら根性が据わってます。
昔は良くいたというアメリカの放浪者(ホーボー)の伝統?を思い起こさせますねえ。
ただ鉄道会社のほうもタダ乗りを黙認しているわけではない。
定期的に見回りをしてタダ乗りする連中を排除する努力はしているワケです。
人物の立て看板を絶妙に利用。 東部の大都会シカゴに入る。
見回りに来た巡視員の目から巧みに逃れるT・S少年。(ここは笑う所ですよ(^^;
列車はいつか終点=大都会シカゴに到着。
タンクローリーに便乗させてもらう。 遂に目的地に到着。
ここから先はタンクローリーに便乗させて貰って旅を続ける。
タンクローリーの運ちゃんは、なかなかの苦労人。さりげなく少年を気遣う。
そして長い長い旅路も(北米大陸をほぼ横断の大旅行)、ようやく終りの時がくる。
協会の前までタンクローリーを着けてくれ、「それじゃ頑張れ」と励ます運ちゃん。
協会では受賞者が10歳の子どもと知り驚くが、直ちに "大人の打算" を巡らし始める....。
これはなかなか楽しい映画でした。出演している俳優さんたちの全員が芸達者ですね。
ただ上手すぎて時にあざとい感じがする場面もありますが、まあ許容範囲でしょう。
序盤は家族のそれぞれが独立独歩といった感じなのに終盤は
さりげなく家族の絆を見せられ、ちょっとジンとしてしまいました(^^;