2011年:新潮文庫刊。 著者:山本一力氏。 図書館から借入。
最近 図書館で人気のある本として「時代小説」「文庫本」が挙げられるようだ。
それで自分もそのような本を借りて読んでみることにした。

そこで感じたことは、娯楽小説といえども、いや娯楽小説だからこそか?
時代の空気を敏感に反映している点で、”自分の知る”小説の形態とはかなり異なる。
この小説、ひとことで言えば殺人事件を扱っている。にもかかわらず、あまり事件
そのものには言及しない。終盤になって手早く片付けてしまうような印象さえ受ける。
ではこの小説における眼目は何かと言えば
「グルメ的記述」「時代考察的というか、細々とした当時の事情に関する知識」。
そのような本来なら枝葉ともいえる部分の記述に注力されているように見える。
そういうところが自分の中の「小説のイメージ」とはかなり異なる。
これがイマドキの小説なのかと感心するやら反発するやら。
ある意味、一時間のTV時代劇を観た感覚に近いとも言える。
しかし今回、山本一力氏の作品を一本読んだだけのこと。
今あまり色々と言及するのは控えた方が良いだろう。
当然、他にも作風の異なる作家さんは幾らでも居るわけで、
これから少しづつ小説の開拓をしてゆければと思う。
最近 図書館で人気のある本として「時代小説」「文庫本」が挙げられるようだ。
それで自分もそのような本を借りて読んでみることにした。

そこで感じたことは、娯楽小説といえども、いや娯楽小説だからこそか?
時代の空気を敏感に反映している点で、”自分の知る”小説の形態とはかなり異なる。
この小説、ひとことで言えば殺人事件を扱っている。にもかかわらず、あまり事件
そのものには言及しない。終盤になって手早く片付けてしまうような印象さえ受ける。
ではこの小説における眼目は何かと言えば
「グルメ的記述」「時代考察的というか、細々とした当時の事情に関する知識」。
そのような本来なら枝葉ともいえる部分の記述に注力されているように見える。
そういうところが自分の中の「小説のイメージ」とはかなり異なる。
これがイマドキの小説なのかと感心するやら反発するやら。
ある意味、一時間のTV時代劇を観た感覚に近いとも言える。
しかし今回、山本一力氏の作品を一本読んだだけのこと。
今あまり色々と言及するのは控えた方が良いだろう。
当然、他にも作風の異なる作家さんは幾らでも居るわけで、
これから少しづつ小説の開拓をしてゆければと思う。
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